25日 第707回(雨)の参加者は、名簿記載順に小長谷、前田、ホリイ、川本、TAKE、ゆうき、周田、三輪、内田、川崎、中野、三品、藤井(貞)、橋本、北村、有山、尾林、マリコ、吉村、西村、シバヤマさん達21名でした.
今年、各地のマツタケ産地の発生は、寂しさを通り越してむなしい感じの報にあふれているため、まつたけ山復活させ隊の試験地ではどうなるかと気がかりでした.
では、発生写真をご覧下さい.
写真 1. 真ん中左に11本、未だ小さい.1本のピン傍に1本、右上に5本のピンが見えるが内1本は小さい.
写真1は、全体が見えます.シロの上部に偏って発生.左に10円玉から1円玉の頭が11見える.1本のピン横に一つ.右上に5本のピンが立っている.
少し寄ってみましょう.写真2は頭が見えはじめたもので、写真3は、右上の5本で、内1本は1円玉程度のものです.
写真 2 11本が集まって発生 写真 3. 写真1の右上のもの
ブログ等に書きましたが、22日に発生を仲間が確認(5本、少し頭のでかいのがあった)、以降23日に1本、24日に11本、25日は0本で計17本の発生となっています.しかも不思議なことにシロNo.1に発生が、目下、限定されています.過去の香川山発生状況は、2016年14本、17年1本、18年3本で、これらと比べて新記録、また、シロ一つの発生数は、No.2に7本が最高でした.
10月の雨は25日間に13日降っています(10月25日まで).この雨は発生に良いはずですが、残りのシロには発生がない.この理由も色々考えねばなりませんが、残りのシロも若く元気であると思えるので発生がないことは世界的不作の要因に呑み込まれているのだと思います.しかも一つのシロに17本の発生と発生シロが限定されている.
実は、このシロNo.1は、保温と保水をねらって保育作業をこの春から施しています.今のところ、この効果であると考えています.
この冬、近くの原っぱで茅を刈り取り保管しておいた(写真4).2月頃から、シロ周辺を茅で覆った(写真5).地温の最低が19℃を下回った10月11日、茅を除去した(写真6).この状態でビクビクしながら発生を見守っていたわけです.
写真 4. 茅の刈り取り
写真5. シロNo.1の周辺を茅で覆う.
写真 6. 最低地温が19℃を下回った10月11日に覆いを取り去った.
来週は,どうなっているか楽しみです.皆さんにお願いがあります.
マツタケの発生位置近くにピンをたてています.マツタケを抜いた時、石突き跡に正確にピンを打ち直します.こうしてシロの変化(発生数、形、拡大距離、健全性など)を調査しています.ピンは、決して抜かないようにお願いします.
吉村 文彦
まつたけ山復活させ隊