まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊NEWSLETTER801

2013年04月16日 |  マツタケの林地栽培 

4月19日(金)、第385回マツタケ山づくりを行います.午前10時に京都市左京区岩倉香川山(自称)にお集まり下さい.(ブログ下記の§活動拠点へのアクセスを参照下さい).当日の活動報告は、三輪 新造さんの担当です.
 
お知らせ
1.ミツバチ研究 -社会性昆虫の不思議を探る- いのちの科学フォーラム市民公開講座 開催
     4月20日(土)13:30~17:30 京都大学医学部 紫蘭会館 稲森ホール 京都市左京区東一条 医学部沿いに西へすぐ左.          演題等は写真1を御覧ください.

写真1 
 
2.京都府宇治市 塔の島サクラ並木伐採・改変工事中止署名のお願い  

   国交省淀川河川事務所にも行き、抗議、宇治市長・京都府知事・宇治市議会議長・宇治市商工会議所:宇治市観光協会にも要請書を送る、文化庁・日本イコモス国内委員会・宇治市教育委員会。京都弁護士会にも要請書を送ります。
   ぜひ、多くの人びとの賛同署名を得たいのです。国交省はじめ行政機関の住民無視と無法を怒るのです。   
   宇治のシンボル景観・塔の島のサクラ並木伐採・大改変工事をただちに中止してください。詳しくは写真2を御覧ください.
   「宇治・世界遺産を守る会」代表世話人
    611-0031
     京都府宇治市広野町宮谷82-7
            須田 稔 suda07@kzd.biglobe.ne.jp
             TEL/FAX 0774-43-0210

写真2
 
3.京都大学地域研究統合情報センター主催の共同利用・共同研究報告会 開催
   4月28日(日) 午前9時30分~午後5時40分、於稲森財団記念会館 3階(京都市左京区川端一条下がる東)
   京大マツタケ研究会も代表の大石高典さんが『相関型地域研究による総合的マツタケ学の創成』発表(11:05-11:15).

4.カンパを戴きました.
 下記カンパありがとうに芳名を載せて感謝!

 イギリスはおもしろい国だ! かのサッチャーの死後、元首相の評価<よい・悪い>が相半ばであるそうだ.税金の浪費になる国葬に反対するデモもなされている.
 そりゃそうだろう!彼女の新自由主義政策導入のおかげで、1%の富裕層と99%の貧困層の世界になったのだから.日本もそうなりつつある.日本の「一億総中流」時代が懐かしい.
 
 それに引き替え、日本は静かである.『これでいいのか! 日本』と思う. 
 
 吉本隆明は、戦争中に愛国青年だった自分を全部ぶちまけ、そこからエネルギーをとり出すようにして戦後の思想を作り出した.日本の戦後の知識人は,自らの戦前、戦中の“存在”の中で戦後の倫理に適う部分だけを告白し、そうでない部分を隠蔽したり,反省したりして生き延びようとした.そんな欺瞞を吉本さんは容赦なく指弾した.全世界を凍らせるように!(吉本隆明追悼文 作者 失念ゴメンナサイ)からの引用だが、僕たち全てに,今の日本を作り出した責任があることを自覚せねばならないだろう! 

7月に参議院選挙が行われる.世の中が燃えているとは、残念ながら感じない.きわめて重要な課題があるにもかかわらずである.  
 将来のエネルギー源を原発に頼るかどうかの選択を迫られている.
 政府は、破綻している米国の経済を日本国民の資産で救うのかどうか(TPP参加問題).米国により従属するかどうかを 我々に聞いている.もっとも政府はすでに そう決めているようだが. 
 沖縄の基地問題で沖縄県民を切り捨てることの是非.
 1%の富裕階級を充足する格差拡大諸政策実施の是非.
 高消費税実施の是非.
 国会議員定数の削減問題(国民の代表の定数はそのままで議員給料・歳費を下げる案が民主的)の是非など.
  
 前回の衆議院選挙(違法であると司法の判断が出ている)を見て、全有権者の16%の支持によって、我々すべての生活が決定される恐ろしさを感じ取りたいものだ.現政府を占める2世、3世議員は、『敵は鬼畜米英だ!』と国民を煽り(国民は煽られた苦渋を自ら問うていないが・・・)闘っていたにもかかわらず、戦後間もなく舌の根も乾かない間に、米国に従属することを選択した人の末裔である.
  
 生物学的にあり得ないことだが、2世・3世と時を経るに従って、自主を担う遺伝子が従属を好むものに変わったのではないかと疑う.その突然変異は個人のことですむレベルではたいした問題ではないかもしれないが、それらが政府を担うとやっかいだ.五月蠅ではすまない.次の選挙は蠅たたきだ.
 
 政治の不満不平はさておいて、
 先週は、野外活動にはいい日和でした.次回19日は、最低気温9℃、最高気温は18℃と予想されている.当たればこれまたいい日和となりそうです.
 写真3は香川山から見る比叡山である.点々と山桜が咲いているが、何かしっくりこない風景にうつる.これを僕は無残な姿と見る.いわゆる林業の不振による里山崩壊の証だ.毎回の活動報告にあるように、我々“持ち出し”ボランティアは、マツタケ山づくりに励んでいる.作業エリアは美しくなっている.季節の花も見られるようになった.     

         注:ボランティアには,無償、有償、他に持ち出しと3種類ある.

 しかし、全国に240万haあったアカマツ林はドンドンつぶれている.
 香川山BCの上に登ると、写真4のようなアカマツがある.アカマツの下を見ると土がついている.鹿が角を研ぎ、土を着けた体を幹にこすりつけているのだろう.イノシシならいわゆるヌタバが近くにあるだろうから.
 
 野生動物がこんなところで見られるという感動の話ではない.アカマツ林に、昔、こんなアカマツはなかった.これも里山の崩壊を意味する.
 
 これでは、やがて、800万haの里山林はなくなるだろう.すみかを追われた生物は絶滅する恐れがある.マツタケはその犠牲者だ.『はかなし』をこえて、『いとむなし』である.が、僕たちはドンキホーテを尊敬している(写真5). 
3) 4) 5) 写真は左クリックで拡大できます.
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まつたけ山復活させ隊 活動予定日 
        2013年4月から8月

回     開催日  報告担当者    男厨シェフ

385    4月19日    金    三輪   
386    4月27日    土    池内
387    5月04日    土    内田    松浦
388    5月10日    金    宮崎   
389    5月18日    土    榎本   
390    5月24日    金    三輪   
391    6月01日    土    宮崎    内田
392    6月07日    金    内田   
393    6月15日    土    榎本   
394    6月21日    金    三輪   
395    6月29日    土    宮崎   
396    7月05日    金    内田    杉山
397    7月13日    土    榎本   
398    7月19日    金    三輪   
399    7月27日    土    内田   
400    8月02日    金    宮崎    川崎
401    8月10日    土    榎本   
402    8月16日    金    三輪   
403    8月24日    土    内田   
404    8月31日    土    宮崎    京都造形芸術大学学生参加   


§活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山 (京都バス停留所「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分) 
 活動開始は午前10時頃から,終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.
このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側)40分
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル1番)約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.現在、食材費(実費)+消耗品費として 400円を徴収.
           見学者は500円(施設等利用料100円込み).
          

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§カンパありがとう!
 宮崎 明さんと女坂三さんからいただきました.
    
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活!京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

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§参加や見学希望の方は、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.
内容
まつたけ山復活させ隊の活動について 
§1 我々のまつたけ山再生運動とは? 
§2 まつたけ山復活させ隊に参加するには 
§3 私達のマツタケ山造り(作業方法の特徴)
§4 こんな活動をしています! 
§5 今年の予定と目標?

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§主 催
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305 matsutake10@gmail.com

香川理化学研究所
代表 香川 晴男

§共 催
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典




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