まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-312-

2008年06月04日 |  マツタケの林地栽培 
ニホンミツバチの引っ越し策を語る並河さんと伺う猫田さん



まつたけ復活・里山再生市民運動

第145回マツタケ山づくり開催(6月7日)のお知らせ
 6月2日に近畿地域も梅雨入りとなっている.今日4日は梅雨の中休みである.京都学園大学(亀岡)里山学Ⅱの受講生たちと寺生産森林組合(岩崎敏郎組合長)のアカマツ林で、マツタケ山づくりに取り組んできた(ブログhttp://blog.goo.ne.jp/kgumtk).
 学生たちは、4回目ともなると、進んで作業に取り組むようになってきた.山も見違えるようだ.しかし、ノコギリ、ナタ、熊手などを用いる作業だが、無駄な動きが多い.あれでは疲れる.そのうちうまく使うこつを掴むだろう.
 
 7日の岩倉も、晴れマークがついている.左京区百井で確保したニホンミツバチのグループは順調に巣を増やしている.岩倉の香川山に元から住んでいるニホンミツバチに新しい「快適な」巣箱に移動していただくために、巣箱を置いているが、未だ分蜂しないのかいっこうに興味を示さない.
 そこで、京都ニホンミツバチ研究会の並河さんにニホンミツバチを引っ越しさせる秘策を幾つか伺ってきた. 手法は、驚くほど簡単で、ミツバチの生理生態をうまく利用している.あることをすると、巣を離れる.近辺に置いてある新しい巣箱が気に入ると、元の巣から蜜をせっせと新しい巣箱に運ぶそうである.実験をしてみたい. 
 
<6月7日(土)の作業予定> 
山づくりエリアや作業内容を変更するときは、事前に連絡下さい.
1)澤田山では、村上班は、やがて京都にも押し寄せてくる梅雨マツタケの発生待ちとのこと.梅雨マツタケは、18日頃には山口県で確認.N-M班も広葉樹の山づくり進行中.中広班が澤田山上部を手入れする.このエリアは秋の期待の☆ゾーン.
2)玉城山班は、腐植の運び出し、枯損木の香川山への搬出.今年も去年に続いてマツタケが発生するようにと秘策を練っている.
3)香川山女性班は、食事の後片付けが終わると、香川山周辺部でマツタケ山づくりをします.
4)皆さんの活動の様子を見ることができます(それらを覗くにはパスワードが必要).
 ブログ画面左下Bookmark中のまつたけ復活・里山再生運動写真集(Nikon)を左クリックすると、ニコンオンライン写真集の画面に飛ぶ.その画面の右上にパスを入れるところがある.そこに10ji(読みは10時: 半角英数)を入れる. これでOK. スライドショウが見やすい.必要な写真は、右クリックで保存下さい.

<活動エリアのアクセスなど>
(1)集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは京都市左京区岩倉村松町現地アカマツ林(「村松」から北東へ450m徒歩6分).
初めての方は要連絡(連絡先は下記)
(2)アクセス:京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側約40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル 1番、約10分)
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

(3)服装等:山で軽作業できる服装.ノコ・ナタ、運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど.

(4)持参するもの:MY皿と椀と箸、コップなど、料理の持ち帰り容器など.
昼食は皆で作るので(結構リッチ;食べ過ぎにご注意)、飲料水(お茶があるので水筒)食材費(実費+α、通常 400円くらい)は徴収
(5)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に山づくり作業は中止.しかし、山や畑にも、「雨の日には雨の、雪の日には雪の景色がある」といって、皆さん岩倉で軽作業などされます.

(6)参加費は無料(活動費は皆さんの浄財カンパで成り立つ).資格も問わない.参加時間も自由.傷害保険等は各自加入のこと. ゴミ等は各自持ち帰り願います.

<お知らせ>
1)9月20日(土)京都大学マツタケ研究会、京都大学心の未来研究センター、京都学園大学マツタケ研究会並びに京まつたけ復活・まつたけ十字軍運動共催で、「マツタケがつなぐ世界」と題してシンポジウムが京都大学国際交流ホール2で開催されます.演題等が募集されています.研究会の代表大月 健氏(090-4280-3334)にお問い合わせ下さい.

2)里山産業創造ワークショップ開催
6月21日(土)雨天の場合は、中止します。 
   7月4日(金)雨天の場合は、中止します。
   7月19日(土)雨天の場合は、中止します。
午前9時30分 観音寺峠道の入口に集合※峠道入口の南側(モン・スイユ向い)に駐車スペースあり。外来の方はJR線路側から進入してください。
問い合わせは0774-73-2708(田中)

<メール便り> どんどんお寄せください!
1)小林雅子さんから 朝日テレビ(関西地区)の放映日の訂正
放映日が間違っていました。
6月9日6時15分ニュース 「ゆう」で放映されます。お詫びして訂正します。
ゴスペルでは年を忘れておもいきりはしゃいできました。でも少し疲れました。

まつたけ十字軍運動とは?
まつたけ復活・里山再生まつたけ十字軍運動は、生物の保全・多様性上危機に瀕する里山をマツタケ山に戻すことが目的である.近代的マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動の拠点として、放棄されたアカマツ林でマツタケ山づくりを楽しむことをモットーとしている.
私たちの山づくりは、
a)山-川-畑・水田(-海)のつながりを意識する.
b)“自然”との共生-徹底した有機物循環型の農林「業」をおこなう.
c)里山のバイオマス資源、有用植物・キノコなどを活用する. 
しかも楽しくなければならない!運動の中身は参加者の皆さんが創り上げることを
前提としていて、参加者の数だけ面白いことがあると自負している.

開催予定日 2008年6-7月活動場所は岩倉香川山他.活動開始は、午前10時頃から.
第145回:06月07日(土)E
第146回:06月13日(金)MY
第147回:06月21日(土)Y
第148回:06月27日(金)E 
第149回:07月05日(土)MW
第150回:07月11日(金)MY 
第151回:07月19日(土)E
第152回:07月25日(金)MY
(曜日の後のアルファベットはブログ報告担当者名)

<カンパ! ありがとう> 
 6月の終わりには火入れ式を行い、煉瓦代カンパを戴いた全国の皆様に心から御礼を申し上げながらお名前を煉瓦に書き込みます.
  
カンパ等の振込先: 
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦 
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 
口座No.: 普通預金 3698173 

主 催 
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 代表
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27.075-581-8932, 090-6227-4305

共 催 団 体
京都大学マツタケ研究会(代表 大月 健)
京都市左京区北白川 京都大学農学部図書室気付(大月 健090-4280-3334)

NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
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