まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ十字軍運動NEWSLETTER-231号-

2007年08月21日 |  マツタケの林地栽培 
朝早くから薪割りをするメンバー達




京まつたけ復活・里山再生
第104回(8月21日)活動報告
 
 お盆や地域の地蔵盆といった行事も済んで、10日振りの活動日となった.気象庁の予報では、気温は高いが曇りベースと聞いて、先週までの猛暑は無いだろうと期待し、出かけた.
 午前10時から午後4時までの京都気象台のデータは、31.4-34.1℃、西南西の風2-5m/s(7.2-18Km/時)、相対湿度44-58%、日照時間は0.2-0.6時間という結果である.曇りベースは的中と褒めるべきか.

 今日の参加者(敬称略)は、前田、周田、加藤、小吹、有山、中村(伸)と林太郎、中野、林屋、北村、阿閉夫妻、三輪、鎌田、榎本、中廣、村上、岡阪、安永、松川、宮崎、橋本(敏)、ツトムチャン、斉藤、玉城、大島、井上、まりこ、石原、小林、猫田、井村(冷たい紅茶とコ―フィーとケーキを持参)と筆者の33名.

 参加者の活躍振りをNIKON写真集で見ると、彼らには熱中症もより付かないような動きである.岩倉香川山に到着したのは、午前10時15分頃である.既に薪割りが始まっている(6777).
橋本さんは、香川山の補整手入れを始めている(6778).お陰で、皆伐区に随分とアカマツの苗が姿を見せ始めている(6793).この斜面は、母岩が露出する痩地だが、5年も経てば、僕たちの背丈を越えているだろう.

阿閉(眞)さんは、昼食の準備をしながら、畑で野菜の収穫に余念がない(阿閉仁、小林、阿閉眞、6780,6784).有山さんは、堆肥のチェックをしている(6781).大島さんは周辺の草刈りをしている(6782、6794).

 中野さんが、岩倉で使えそうなものを大量に持ち込み、北村さんと二人で披露してくれる(6785).テント用にと新しいブルーシートが届いた.これには京都市の景観保全課も真っ青!かな.

 食事の準備が進む(6786,6787,6788、6796,6797).林太郎君は、昨日の学校の宿題こなしで疲れているが、親子でせっせと薪割りをこなす(6789,6791).

食事はまだかいな? 澤田山で、きつ~い作業をやってきたんだぞと談笑中(6799).

 先ほど収穫した野菜に薄く衣を付けて揚げている猫田さん(6801).何に化けるのだろう.加藤さん、三輪さんがその結果を取り分けている(6802).中華風の、夏の絶品といえるかな.北海道沖で採れた今年のサンマ、ここの野菜がたっぷり入った冷や汁.枝豆入りのご飯(6805)にまりこさん持参の梅干し.
 
長年、「俺は仕事が命」と、連れあいの家事など、見向きもしなかった団塊のちょい先輩達の皆さん!食事当番をこなす貴兄の連れあいに、感謝を申し上げて下さい.
『あなたに、心で、百万本のバラを携え、百万遍のありがとう!』を唱えていると.
 
昼からは、お茶に肥料を与える林屋さん(6806)、後片付けをする女性陣を残して(6808,6809,6810)、澤田山の後片付けに出かける.残って,麦の掃除をする井上さん(6807).ツトムチャン運転で除間伐材が到着(6811).そのトラックに乗って、澤田山に出かける.

 写真6812に見られるように、随分な量の材が下ろされている.有山さんは、束ねた粗朶を斜面を走りながら、下ろしている(6813).この痩せた男のエネルギーと根性はどこから生まれるのか? 興味がある.

皆さんは、斜面の上から材などを下ろしている(6814).阿閉さんが、架かり樹の処理をしている(6815).この男達に任せておけば、山は、きっと綺麗に再生されると思える.
 しかし、この暑さの中での作業はきつい.ご存じだろうが、3Kと呼ばれる作業なのである.

いま、玉城山班の応援を得て、澤田山の後片付けに取り組んでいる皆さん!
以下の方法で作業を続けます.守って下さい.
1)写真6816と6817の空き地に、小枝を払った粗朶を集積する.見栄え良くですぞ!!
2)マツノザイセンチュウ被害木は、原則として香川山に運び焼却.
3)春から澤田山班が伐開している谷筋に木馬道を造る.
4)残る大中径木は、運び易い長さにチェーンソーで切り、そこを下ろす.
5)このハイキングコースに、地元の小学生が、「ハイカーに自然を大切に」と看板を出している.里山を守ることは、樹を伐らないことでは無いことを教えよう!
 
<皆さんの活動の様子を見る>
それらを覗くにはパスワードが必要.
Bookmark中のまつたけ十字軍運動写真集(Nikon)をクリックすると、ニコンオンライン写真集の画面に飛ぶ.その画面の右上にパスを入れるところがある.そこに10ji(半角英数)を入れる. これでOK. スライドショウが見やすい.

もう一つ、まつたけ十字軍運動活動風景(Yahoo)をクリック.Yahoo Japan のフォトに入る. IDはmatsutake40, パスワードは10jidesu(読みは<10字です>すべて、半角英数).フォトアルバム内の「アルバムを見る」をクリック.画面が変わり、“まつたけ十字軍”の文字をクリックでOK.両者とも必要な写真は、右クリックで保存下さい.


<お知らせ> 
次回の活動日には、岩手県での“まつたけ狩り”に参加する人を10名に絞ります.参加してみたい方は、来週には、意思表示をお願いします(猫田さんまで).この頃は、全山の紅葉がすこぶる美しい.
Ⅰ)岩手県久慈市里山づくりとマツタケ山視察並びに洋野町大野高校収穫祭の参加者募集
 9月29日(土)移動日  久慈着
       市内 ビジネスホテル 泊 
   30日(日)  マツタケの講話
       昼食を挟んで市民ボランテイアと里山整備
       終了後 山形町へ移動
       内間木ビジターセンター 泊
 10月1日(月)まつたけ山 現地視察
 10月2日(火)久慈平岳にてマツタケ狩り 大野高校収穫祭 
 10月3日(水)移動日 帰京

<メール便り>
1)京都府京都林務事務所 林務課 主幹  上萩 寛さんから
毎日暑い日が続きますが、皆さん元気にまつたけ林の再生に取り組まれている様子で、頭が下がります。
さて、今年もクマの出没があちこちであるのですが、昨日実相院の北側で蜂蜜目当てのクマが目撃されました。
活動場所と近いこともあり、また作業ステーションに食べ物等が保管されている場合には誘引することも考えられますので、念のため御連絡します。
たくさんで活動されている場合には危険はないと思いますが、単独での行動には気を付けていただければと思います。

2)洞口和夫(朝日の記者を退職し、地元紙の記者)さんから
汗いっぱい流しながら作業する姿を思い浮かべています。振り返れば、98年8月、岩泉の山中に入り、初めてマツタ狩りしたことが懐かしい限りです。想像以上の急傾斜、熊の警戒。何本か盆マツタケを見つけたときの喜び。
しかし、秋はマツタケが不作。吉村さんの研究所を取材しました。あれから9年。昨年は岩泉、田野畑は大不作。今年はどうなるのでしょう。9月には田野畑へ行く予定です。
 

 
寄付等の振込先: 氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
銀行名: 京都銀行 山科中央支店
口座No.: 普通預金 3698173 


主 催 団 体
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 本部(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem/)    
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27、 075-581-8932, 090-6227-4305
大月 健(代表)
京都大学マツタケ研究会(京都大学農学部図書室気付、大月 健 090-4280-3334)

共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
コメント
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