まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ十字軍運動NEWSLETTER-No.71-

2006年03月15日 |  マツタケの林地栽培 
マツタケの2次菌糸(2核が染まっている)の蛍光顕微鏡像

第34回活動日(3月18日)のおしらせ

 先週は、雨の中を12名で作業を実施.参加者一人一人が主人公である<まつたけ十字軍運動>のため、雨であろうと雪であろうと、フィールドで何かを楽しむことは参加者の自由と思われる.もちろん、欠席も自由.雨の中を「なんてぇ奴ら!」と笑うのもお構いなしである.ただ、招集者がいないこともあるので、すべて自己責任で活動ください.
 
お便りコーナー
メンバーの石原敏行さんから、次のような便りがメールで到着.本人公開の許しを得てここに載せます.

 「まつたけ十字軍の活動も定着、皆様がそれぞれに役割を見付けて自主的に手伝い、自分の発想で仕事を見付けて和気あいあいと作業をしておられる、先ず無理がないのが最高。
会員は毎週のように新人が増加、新しい人もすぐに同化され、向かう方向が松茸であり、自然を活性化させ再生すると云う大目標に向かっているのでブレがない。
吉村先生の大前提があったからこそで、半世紀に渡り蔑ろにされてきた日本の里山を少しずつ万物共生の社会として再生させる、この流れを各地に伝授する原点が岩倉に根付きました。
この流れを絶やさない為に自然や里山を無視してきた行政に対峙して予算を付けさせるように働きかける、企業論理で開発を進め自然との共生に垣根を作った大企業にその付けを払わせ企業に倫理を目覚めさせる。
 運動を長く続ける為にも各人の持ち出しがネックになってはいけないのでその対策を一緒にこれから考えて行きましょう。
 自らの理想と信念に基づき多くの人が参加して下さるのが一番、松茸を食したいも一番、自然と遊びたいも一番、老いを取り戻すも一番、それぞれの価値観は違うでしょうが向かう事の先に地球に優しい自分を見付けられたら最高。
       急ぎの初メール、里山で遊ばせて頂き感謝している・イシハラ。」

メンバーの方、読者の方々! 感想、アイディアなど、掲載に相応しいものをお寄せください.

本日の作業内容
 作業は、概ね、続きの作業となります.ミニ果樹園の整備作業.枯れたアカマツの伐倒・焼却.フィールド周辺の草本類や除間伐材の整理整頓.堆肥づくり.イロージョン区の土留め作業.まつたけ山作りも、終盤だ.交代で地掻に回ってください.ハタケシメジの栽培準備.

 人工林区の地掻作業は、尾根筋からなされているが、伐採したヒノキの年輪から45年も放置された結果、腐植層の発達が激しい.しかも樹木の細根がそこに侵入し、レーキに絡み、作業は困難を極めている.チェーンソー部隊の活躍を期待する.
チェーンソー使用と地掻作業が一緒に作業をせず、時間的にも空間的にも済み分けて事故のないようにしてください.
 先週、雨の中、深さ30cmほどの穴を掘りました.ハタケシメジを育てるために、その穴に枝を敷き詰めましょう.

連絡コーナー
 岩倉にある第2試験林で、まつたけ山づくりの実習を予定してますが、まつたけ山づくりの調査は、地主の今井さんの最終意志の確認や境界の設定が済み、木々の葉が展開したら始めます.また、橘さん所有の伏見区日野南山のアカマツ林をご好意で使えます.山の頂上でまつたけ山づくりを実施します.
 去年、まつたけの探索(不発)を実施した高木さん所有の嵐山清滝一華町のアカマツ林は、ロケイションの都合で大々的な作業実施が難しい.従って、マツタケ発生時期に発生調査と軽度の整備作業を実施します.


1)日本財団から、我々の活動に30万円の助成内定連絡がありました.日本財団に御礼を申し上げます.
2)京北森林組合から、注文品が到着の予定.
3)久多の岩渕さんから鹿肉のブロックが届きます.猫田シェフは、どのように調理するでしょうか.

マツタケに関する講演会などのお知らせ
高槻市の里山再生と市民運動-マツタケの復活-
日時  2006年3月25日(土) 午後3時から午後6時まで、あと交流会。
場所  カフェ・コモンズ (富田駅前通り、ファミリーマートのウエストビル5階)
     電話 072―694-3607 阪急電鉄京都線富田駅(JR摂津富田駅)近くです。
担当者 境 毅 080-3139-7820 参加費 ワンドリンク (コーヒーなら350円です。)

第34回開催要項
1)実施日    2006年3月18日(土)
2)集合時刻 午前10時30分
3)集合場所 京都市左京区岩倉村松町 京都バス停岩倉村松集会所前か現地アカマツ林
4)服装等 山で軽作業できる服装、運動靴か長靴か地下足袋、皮手袋、ヘルメット
5)用意するもの 握飯1個(?)、温かいお茶は出ます.お椀と箸とコップ.食材費(200円程度)など
6)アクセス 京都バスの岩倉村松行きに乗車:JR京都駅(七条口バス停06」番)から、阪急線烏丸四条駅下車(交差点西南角滋賀銀行前)から、京阪線出町柳下車(加茂大橋東詰北.所要時間25分)から、京都地下鉄国際会館前から
7)雨天の場合 京都府南部が、午前9時現在、雨天の場合や降水確率が50%以上の時、本日の作業を中止する.雨の中、フィールドワークを楽しむも可.

参加費は無料、資格も問わない.傷害保険等は各自加入のこと.ゴミ等は各自持ち帰り願います.

3-4月の作業日のおしらせ   
第35回作業日:3月23日(木) 京都バス岩倉村松集会所前集合10時30分
第36回作業日:3月31日(金) 京都バス岩倉村松集会所前集合10時30分
第37回作業日:4月08日(土) 京都バス岩倉村松集会所前集合10時30分
第38回作業日:4月15日(土) 京都バス岩倉村松集会所前集合10時30分
第39回作業日:4月20日(木) 京都バス岩倉村松集会所前集合10時30分
第40回作業日:4月28日(金) 京都バス岩倉村松集会所前集合10時30分


カンパのお願い
下記の振込先にお願いいたします.
 氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
                銀行名: 京都銀行 山科中央支店
               口座No.: 普通預金 3698173  
主 催 団 体
吉村 文彦(連絡先;担当責任者)
まつたけ十字軍運動 本部(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem/)    
607-8166京都市山科区椥辻番所ヶ口町173 075-581-3210(Fax兼用)、090-6227-4305
大月 健(代表)
京都大学マツタケ研究会(京都大学農学部図書室気付、大月 健 090-4280-3334)
共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
コメント
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