花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

上野の森の美術館「デトロイト美術館展」

2017年01月29日 | 美術館&史跡巡り
雪国は大雪で大変な日々のようですが、私が暮らす関東南部は晴天続きで
比較的暖かい週末を過ごしています。

下の孫娘が熱をだし、お嫁ちゃんの仕事の日には見守りに通い
あちらの友人こちらのグループ、趣味の教室の方々との新年会も続き

しばしPCからも遠ざかっていて、プチご無沙汰で申しわけございません。
私は疲れてはいるものの至って元気に過ごしてしております。

「naokoちゃんのブログが一週間滞ると心配になる」と、先日お会いしたOL時代のお仲間に言われ
見守られているんだと実感、有難いですね。

これからは短くてもいいから、マメに更新せねばと反省しています

上野の森美術館「デトロイト美術館展」(1月17日)
美術館巡りの好きな、地方の町に住むTさんが上京したので、一緒に「デトロイト美術館展」に行ってきました。



日本初上陸15点を含む52点が4章に分けて展示されていました。

第一章・印象派
モネ・ドガ・ルノワールなどの作品が並びます。



クロード・モネ《グラジオラス》(1878年頃)

青いドレスをまとい、緑の日傘をさす女性はモネの妻カミ―ユ

”イーゼルを屋外に持ちこんで、直接キャンバスに描くことで、太陽の光が葉や花にあたって弾ける瞬間や
強い日差しに揺れ動く空気の効果を生き生きと伝えています”

第二章「ポスト印象派」
チケットに描かれているゴッホの自画像と、日本初上陸となる晩年の作品「オワーズ川の岸辺・オヴァールにて」

そしてゴーギャンの自画像と、セザンヌの代表的な画題「サント=ヴィクトワール山」の風景画を始めとする
静物画、肖像画、水浴画のセザンヌ作品4点など、ポスト印象派の代表的な画家たちの作品が並びます。



ファンセント・ファン・ゴッホ「オワーズ川の岸辺・オヴァールにて」(1890年)

”力強いタッチで描かれたボートと人物、そして木の葉の刺々しい描写と寒色の多い色彩が観るものの不安をあおる、
この絵を発表してしばらくの7月29日、ゴッホはピストル自殺を試み、37歳の生涯を終えました”



最終日(1月21日)近くの会場は、平日でも混んでいました。

Tさんは「自分の住む地方にも県立美術館があるけどいつも静かで、この混みようは驚きます」と・・・
前回は昨年の6月に六本木の美術館で「ルノワール展」を一緒に観ましたね。
あの時も凄い人出でした。

第3章「20世紀のドイツ絵画」
第一次世界大戦前後のドイツとオーストリアで活躍した芸術家たちの、
人間の内面を大胆な色彩や形態で表現した作品の「傾向」や「気分」の総称だった「ドイツ表現主義」の作品が並びます。

第4章「20世紀のフランス絵画」
光の魔術師マチスの傑作「窓」、独特の表現のモディリアニの「男女の肖像画」
そして様々な時代のピカソ作品6点が堪能できます。



パブロ・ピカソ「読書する女」(1938年)

”モデルは当時ピカソの恋人だった写真家&画家のドラ・マール
知的で自立し、スペイン語も話せるドラはピカソと対等に芸術や社会問題が語れる相手でした。
二人が幸福な時間を共有している事が伝わってきます”

撮影OKの美術展は日本では珍しく(海外は多い)、ゴッホやピカソも堪能できて満足でしたが、
やはり「SNSに投稿禁止」の表示のある作品もあり、こうして閲覧者と一緒に撮りました



上野には時々来ますが、有名な「西郷さん」の銅像を観るのは何十年ぶりでしょうか?
来年のNHK大河ドラマが「西郷(せご)どん」 主人公・西郷隆盛役は鈴木亮平に決ったそうです。

この日はお天気が良くて風もなく、穏やかな日和でした。
元陸上部の選手だったTさんと「竹橋」まで歩くことにしました。

途中寄ったのが学問の神様の「湯島天神」



来週、お試し受験をする孫のハー君に「お守り」を買いました。
渡した時の彼の反応は「23倍の競争率!、半年しか塾に行っていないしダメダ!」でしたが・・・
バァ~バはトライすることに意義があると思っていますよ。



流石に凄い数の絵馬が並びます。

神田明神横を通り過ぎ、ニコライ堂を仰ぎ見てお茶の水に出て、
「湯島聖堂」に寄りました。



湯島聖堂は、もと上野忍ヶ岡にあった幕府儒臣・林羅山の邸内に設けられた孔子廟(先聖殿)を元禄3年(1690)、
五代将軍綱吉がここに移し、先聖殿を大成殿と改称して孔子廟の規模を拡大・整頓し、官学の府としたのが始まり。
この時からこの大成殿と附属の建造物を総称して「聖堂」と呼ぶようになった。(ホームページより)

上の画像の建物は間口20メートル、奥行14.2メートル、高さ14.6メートル、入母屋造りの大成殿(たいせいでん)
大成とは、孔子廟の正殿の名称です。



1時間近く歩いてようやくTさんのテリトリーのこちらに到着です。(画像は昨年6月に撮ったもの)
最上階が、Tさんが出た大学の会員制クラブのレストラン



名物のカレーと、サラダにチーズの盛り合わせ、そしてビールとワインを頂きました

お互い失った者の存在の大きさを実感し、せめて遺された者は故人を忘れずにいることが最大の役目
それには日々を元気に過ごさねばと・・・

「毎日の食事が大事です」と、主婦歴46年の私が教えられました。
(自分のための食事なんて作る気がしないと、至って手抜きでいい加減になっている日々を反省です)



眺めの良い窓からはスカイツリーが見えていました。

              

一昨日の1月27日にブログ仲間のだんだんさんと銀河さんと3人で小田急「相模原駅」で待ち合わせ、
足を手術したブログ仲間のラシーママさんのお見舞いに行ってきました。

前日までは車椅子だったそうですが、ママさんはとてもお元気で、相変わらずじっとしていられなくて
折り紙作りに熱中しているようでした。

スマホから連日病院生活もUPしていますこちらです。



私たちは3時から5時半までデイルームでお喋り・・・

ブログをやっていて本当に良かった~とラッシーママさんは呟いていました。
入院中でもスマホからUPができるし他の方々のブログを見ることもできる・・・

話題はラインやツイッター、フェイスブックの話と広がります。
私は化石人間で未だにガラケーを使っていますが、だんだんさんはスマホでブログをUPすることも多いとか・・・
という事は私のような一編が長いブログは読み手に迷惑をかけるのだと悟りしました。

これからは短いブログを目指しま~す

「naoさんも元気になって良かったわ。ご主人亡くしてからのブログを読むと切なかったもの」と
お見舞いに行った私がママさんから慰められました。
心配してくれていてありがとうござました


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22 コメント

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美術館 (おみや)
2017-01-29 15:24:36
こんにちわ
美術館で撮影できるのですか?
美術にはまるでうとい私には絵の良さも判りません。naoさんのぶろぐはよみごたえありますしよんでいてもたのしいですよ。私暇なんです。

家の中でセロジネというランが見事に咲きました。今は玄関でさいてくれてます。蘭の花を見に来てくださいね。
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Unknown (mako)
2017-01-29 17:31:30
nao♪さんのブログで
gooブログ仲間さん達の様子が分かり
すっかり顔なじみの様な気分でいます。(笑)
私ももしもの時はスマホで投稿やネットが見られるように準備をしています。
何時もたくさんの情報有難う♪
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Unknown (恵那爺)
2017-01-30 05:50:40
撮影できる美術展ですか
ちょっと嬉しい気がします。

全部撮影OKの大塚美術館に一度行ってみたいのですけどなかなか実現できていません。
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Unknown (あざみ)
2017-01-30 19:00:41
ブログの内容がとても幅広く充実した内容ですね。お元気で色んな分野に興味があり知識あり行動派のnaoさんに毎回ビックリさせられます。

ラッシーママさんのお見舞いは、お見舞いと言うより「お喋り会」だったようで・・・・

ブログが繋ぐ輪ですね。これも生き甲斐の一つですね。ママさんのお人柄が皆さんを呼ぶのですね。お元気そうで良かったです。
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こんばんは (PAPAさん)
2017-01-30 22:14:32
相変らず nao♪さんはあちこち元気に飛び回ってる様子に安堵しています(笑)
ブログ仲間 心強いですね~
私も ブロぐのお仲間がいてくれているからこそ 続いていると実感していますよ。
お仲間 大切になさって下さいね。

ラッシーママさん お元気で何よりでした。

私も短いブログ 目指さなくては・・・(笑)
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☆おみやさんへ (nao♪)
2017-01-31 01:41:25
最近は分かりませんが、以前行ったヨーロッパの美術館は殆どがフラッシュはダメだけど撮影OKでした。
ただスペインのピカソの反戦画「ゲルニカ」の美術館だけは持ち物検査があり、カメラは預けとなりました。
日本では厳して、この「デトロイト美術館展」で撮影OKはビックリでした。

後ほどセロジネ拝見に参りますが、去年も見事に咲かせたのでは?

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☆makoさんへ (nao♪)
2017-01-31 02:20:54
makoさんはeXciteブログですね。
色々なブログがありますが、何故か?、オフ会で集まる方はgooブログが多いですね。
年代が殆ど一緒という所がミソでしょうか?

makoさんは旅行中の画像をスマホでUPしていらっしゃるからOKですね。
ガラケーの化石人間の私はどんどん追いてけぼりですわ。
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☆恵那爺さんへ (nao♪)
2017-01-31 02:32:58
全部撮影OKの大塚美術館、知りませんでした。
外国ては多いですね。
有名なスペインのプラド美術館やオーストリアの美術史美術館もフラッシュ焚かなければOKでした。
フランスのルーブルはどうなのか?、行ってないので分かりません。
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☆あざみさんへ (nao♪)
2017-01-31 02:47:33
マイブログは長すぎて、読み手にはご迷惑をおかけしています。
あざみさんのような、簡潔な味わい深いエッセイ風にしたいと思いますが・・・
元々は旅行記・山行記の続きから始まったマイブログ、題名にも縛られていて脱却できません(汗)

ラッシーママさん普段通りお元気で、手作り作品の数々が病院のあちこちに飾られていました。
今回はお見舞いではなく、まさに「お喋りの会」でしたわ。



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Unknown (山小屋)
2017-01-31 07:39:01
上野の森美術館・・・
こんな絵画展をやっていたのですか?
西郷さんの像はいつみてもほのぼのします。

上野から竹橋まではよい運動になったと
思います。
だんだんさんもお元気そうで安心しました。
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