相変らず蒸し暑くて不安定なお天気が続いていますね。
こちら横浜はさほど雨は降りませんが、連日「遠雷」が聞こえてきました
高原の爽やかな空気が吸いたくて、急遽出かけた信州路・・・
そこは蝶やトンボが飛び交い、高山植物が咲き乱れる天空の楽園でした
今回ナント言っても感激したのは、高ポッチ高原&鉢伏山の「ナデシコ」です。
今話題の「ヤマトナデシコ」は「カワラナデシコ」の事ですが
標高の高い高原に咲くこのナデシコは「タカネナデシコ」でしょうか?
※ブログ仲間の山小屋さんのご指摘で、
このナデシコは「エゾカワラナデシコ」と判断しました。
調べたところ、カワラナデシコ との違いは
「花が一つの茎に2つづつ付き、花びらの先が細かく深く切れこむ」
「蝦夷の名前が付くが、本州中部から北海道まで分布する」
「仲間には高山に育つ タカネナデシコ がある」
との結果から、
この高ポッチ高原&鉢伏山のナデシコは「エゾカワラナデシコ」と致します。
いつも利用している軽井沢の会員制のオーナーズ・ホテルがとれたので
8月4日からに二泊三日でドライブ旅行に行ってきました。
途中、アルプスが展望できて高山植物の綺麗な、我々がまだ行った事のない高原に寄ろうと・・・
遠回りになるけど中央高速道を使い、塩尻インターで降りて「高ポッチ高原」に向いました。
ナビの指示どおり、細いくねくねした林道を登って行くと、
毎年8月の第一日曜日に「草競馬」が行われ、その準備中の第一駐車場が現れます。
その先の「自然保護センター」のある第二駐車場に車を停めました。
自然保護センター入り口に置かれたキノコ | 草に混じって咲いていた「ヨツバヒヨドリ」 |
「自然保護センター」の前はお花畑になっていて、ボランティアさんが説明してくれましたが・・・
人出が足りないのか?、あまり整備はされていませんが、この自然のままが良いのかも・・・
ノハナショウブが残っていました。 | ガガイモ科のイケマとの表示が・・・ |
そして何より感激したのは、今話題の「ナデシコ」です。
あちこちの山々を歩いていますが、こんなにたくさん咲いているところを見たのは
初めてのような気がします。
これも初めて見た「ルリトラノオ」 | こちらはおなじみ「イブキトラノオ」 |
以前はこの周辺に「ニッコウキスゲ」がたくさん見られたそうですが
近年、鹿の被害で殆んど姿を消したとか・・・
「櫛形山」のアヤメと同じ運命のようです
ガスがかかっていた「鉢伏山」が姿を現したので、登る事にしました。
車でカラマツ林の狭い林道を登って行くと突然視野が開けて、
なだらかな「鉢伏山」が見えてきました。
美ヶ原や霧ヶ峰と似たような草原の山々の風景が広がります。
「鉢伏山山荘」の駐車場に車を置き、駐車料金500円払って登りだしました。
30分足らずで登れる超簡単登山です。
登山道脇にはそこかしこに、
自然のままで咲いている「ナデシコ」のたおやかな姿が見られます
日本女性の代名詞にもなっている「ナデシコ」
花言葉は意外にも「勇敢」とか「大胆」というのもあるそうですが、
先日の「ナデシコジャパン」の活躍を見ればピッタリですね。
八重咲きは西洋ナデシコで「カーネーション」の事だそうです。
可憐なハクサンフウロがあちこちに咲き | 若々しい「ウツボクサ」の姿も見られました。 |
愛くるしい姿の「クルマユリ」
他にも「ヤマハハコ」や「ノアザミ」「オトギリソウ」、
そして「ハクサンフウロ」がたくさん咲いていました。
高山植物のお花を愛でながら、ユックリと登っていきました。
途中すれ違ったのは二組のグループのみ・・・
静かな山歩きが楽しめました
隣にそびえる「美ヶ原」の姿が大きくて存在感がありました。
「北アルプスの展望の山」としても名高い高ポッチ&鉢伏山ですが、
この日は残念ながら雲が多くて見えません
人っ子一人いない頂上に到着です。雲の下に「諏訪湖」が見えていました。
ここのベンチで、持ってきた「おむすび」と朝一番で採ってきたばかりのキューリを食べました。
標高2000m近いお山の頂上で、心地よい風の吹く中、静寂を楽しんでいましたが・・・
17~18人の団体様が登ってきたので、我々は席を譲って下山しました。
高原のお花と散策の模様を、「デジブック」に纏めました。
ダブる画像もありますが、お時間のある方は雄大な風景と可憐な高山植物の数々を
大きな画面でご覧下さいませ。
デジブック 『高ポッチ高原・鉢伏山』
最初は、関越道の沼田から「丸沼高原」に入り、
ゴンドラに乗って、頂上まで往復4時間歩く「日光白根山」登山を考えていましたが
群馬県の天気予報が/マークだったので、/マークの長野県にしました。
下界は晴れていても、山はガス・・・
雨に降られる事なく、ラクしてこれだけの高山植物に出会えたのですからヨシとしましょう。
丁度同じ4日の日に出発したのですね、こちらは1泊2日ですがそちらは2泊3日で高原散策と静かな方の軽井沢でのサイクリングですか。
帰ってからの暑さがこたえているのではないでしょうか、私は自宅で車を出た瞬間から汗が噴き出して閉口しましたよ。
デジブック拝見してきました高原の爽やかな風を感じさせていただきました。
「ナデシコ」があんなにも多く咲いているのはあまり見かける子がありませんでした。
5日奥日光から金精峠超えで沼田に出ましたが、金精峠から丸沼高原はガスで視界が悪くセンターラインが便りのドライブでした。
丸沼高原は陽射しも出ていたのですがロープウエーの山の方はガスの中で、
駐車場に入ったのですがそのまま出てきてしまいました。
デジブック拝見しました。
ナデシコたくさん咲いていますね・・
高山植物にも丁寧に目を向けられてご紹介
ありがとうございます。
山の魅力は尽きませんね。
高ポッチ高原と鉢伏山、私もグループの人達と
数年前の8月下旬に行ってます。
ナデシコがきれいに咲いていましたね。
はじめて鉢伏山へ行った時にはクガイソウが
沢山見られたのですが、数年前行った時には
クガイソウは全く無く、2番目の写真の小屋が
出来ていました。山は乾燥化していて花も
極端に少なくなっていました。
私の方は「高峰高原までは余りにも遠すぎて嫌だ」と息子に言われ、結局近場の都民の森まで
行ってきました。
心配していたお天気もどうにか持ってよかったです。
タカネナデシコのきれいなこと!
イケマは見たいのにまだ目の前に現われてくれません。
ルリトラノオが見られたなんてラッキーでした!
鉢伏山はボランティアの方たちが随分力を尽くして本来の姿に戻そうとしているようですね。
ここは個人の所有の山?でしたっけ
めいっぱいの花をデジブックで楽しむことが出来ありがとうございます!
昨日から孫娘が泊まりがけで遊びにきているので、
朝から秩父のミューズパークに行ってきました。
あまりの暑さに早々に引き上げてきました。
鉢伏山でたくさんの花に出会えたようです。
ここで咲くナデシコはエゾカワラナデシコと
呼ばれています。
タカネナデシコはもっと標高が高いところに咲く
ナデシコで色も濃い色をしています。
ノハナノショウブ→ノハナショウブです。
間に「ノ」はいりません。
また、ウツボグサもそのまま呼んでください。
タテヤマウツボグサは後立山にたくさん咲いています。
ルリトラノオの自生地は伊吹山だけとされています。
ここで咲いている花はヤマトラノオですね。
花は自生している場所で呼び方が違っています。
日光白根山も車を使えば充分日帰りができるようです。
私も今月を考えていますが、日程はまだ未定です。
軽井沢もそれなりに暑かったのですが、カラマツ林の中は爽やかで、自転車に乗っていても気持ちが良かったです。
今週は特に暑くなりそうで辛いですね。
不安定なお天気の中のドライブ旅行で、どこに行くかはお天気次第・・・
地図もガイドブックも日光方面をはじめ、あちこちの分を持って行きました。
高ポッチ高原の地図は間に合わず、ネットで調べたのを印刷しました。
おかげで思いがけずにたくさんの「ナデシコ」が見られて満足しました。
「日光白根山」は案の定霧の中でしたか・・・
やめて正解でしたね。
爽やかな風を感じる鉢伏の草原、ススキも見られますね~。
今日は立秋ですものね!
ナデシコジャパンのおかげで一躍有名になってしまったナデシコ、私は昔からとっても好きでした。
子供の頃一杯見たウツボグサ、最近お目にかかったことがないのですよ。
ルリトラノオ、ハクサンフーロ、クルマユリ、どれも可愛いわ~。
ありがとうございました。
不安定なお天気の中をでかけたわりには、一度も雨には降られず楽しめました。
この「高ポッチ」、昔はけっこう有名な高原でしたが、最近は忘れられたような
ほど、人が少なくて静かでした。
でも、今でもこれだけの高山植物が楽しめるのですから、貴重な存在です。
名だたる北アルプスが見える展望の山ですが、足が弱くても登れる「山」として
覚えておきたいと思います。
以前から比べると、お花の数は減りましたか・・・?
私はそこかしこに咲く「ナデシコ」に感激しきりでした。
絶滅危惧種の「コウリンカ」の大群落も見事でしたが、お花は終わりに近かったです。
高峰山は残念でしたね。
流石に田中澄江さんの「花の百名山」に選ばれただけのお山ですね。
初夏のお花のニッコウキスゲから、晩夏のお花のマツムシソウまで楽しめました。
高峰山の「コウリンカ」はこれからでした。
謹んで訂正させて戴きます。
保護センターの方には名札が出ていたのですが、草に埋もれてよく見えず、こちらもナデシコに出会えただけで感激して確認するのを忘れました。
イケマとルリトラノオは名札と職員さんの確認済みです。
本来のルリトラノオはもっと色が濃くて大きいのだそうですが、ここは土地が痩せてるからこの色とのことでした。
鉢伏山は田中澄江さんの「新花の百名山」にも選ばれている花の名山なのですね。
これで「北アルプス」が見えていたら、言う事無し!でしたが・・・