畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

風呂釜

2011-11-30 18:23:05 | 暮らし

11月30日(水)   ときどき 

11月の晦日、明日から12月というのに、この暖かさはなんだろう。午前中は、作業場の中での座り作業だが、全く寒さを感じない。午後は、畑で、ヤマイモ掘りをするが、Tシャツ姿でも、汗ばむほどだ。タマネギも300本ほど苗取りをして、植え付ける。

風呂釜に、薪をくべると、よく書くように、我が家の風呂は、薪釜である。と同時に、ガス釜もつけてある。二つの熱源で、風呂を沸かせるようにしてある。ガス釜はバランス釜というもので、浴室内の浴槽のすぐ脇に据え付けてあり、ハンドシャワーが使え、洗面所にも給湯している。30年近く前の新築以来、二台目の釜だ。その釜も、この夏ぐらいから、具合が悪くなってきた。手当をしながら、使ってきたが、どうしても、タネ火が点火しなくなった。夏場と違って、シャワーは使わなくともよいのだが、湯船の湯が、ぬるくなったときに、追いだき出来ないで、困る。私は、風呂を沸かしてすぐに入るからよいのだが、連れ合いは、ほとんど、「寝る前に入る」と、遅く入ることが多い。そんな時、ガス釜で、追いだきしながら入る習慣なので、不平たらたらだ。それでも、今の所、暖かさが続いているから、最初に、かなり熱めに沸かしておけば、それほど冷めずに済んでいる。しかし、これから、冬に向うと、、、。

で、これを機会に、釜を交換しようと決めた。それで、浴室内だと、どうしても湿気が多かったり、水にぬれたり、環境が悪いので、外付けの釜に換えることにする。昔と違い、外の壁掛けのガス給湯器に釜機能が付いたものが、コンパクトで、しかもかなり割安で、入手できるようになっている。そんな訳で、夕方には、ガス屋さんに、打ち合わせに来てもらう。


貯蔵

2011-11-29 18:22:13 | 農作業

11月29日(火)  

一日曇り空。幸い、雨は降らず、ときどきは、雲越しに、うっすらと明るくなることもあった。雨降りで、作業場での作業を予定していたが、これなら大丈夫と、午前中は畑に出る。少しだけ残ってしまった、サツマイモを掘り終える。霜が降るほどの寒気が来なかったので、今年は、順調だった。タマネギも、中生を植え始める。こちらは、例年より少し遅れての植付。それでも、苗は、小さいな、という感じだ。

午後は作業場。この間、収穫したイモ類が入ったコンテナが、所狭しと置いてある。整理して、種芋を選り分け、出荷用と、貯蔵用とに選別しなくてはならない。今年のサツマイモは、かなりの収穫があったので、種芋以外にも貯蔵してみようか、ということになった。いくら温暖な房総とはいえ、1月2月の冬季には、ちょっとした防寒対策では、ほとんど腐らせてしまう。砂地の畑に、1.5m以上の穴を掘り埋めておかなければならない。ある程度の出荷量があれば、ちょくちょく掘りだして、ということもできるが、我が家の場合、それでは、労が多すぎる。一度埋めたら、春になり、まとめて掘り上げるしかない。しばらくは、土の中で、眠っていてもらう訳だ。

ヤマイモも同じだ。サツマイモほどの深さは必要ないが、やはり土の中でないと、寒さで腐ってしまう。土の中は、温度だけでなく、適度な湿りがあるが、これが、貯蔵に必要な、もう一つの条件。温度と湿度をきちんと管理できれば、穴掘りなどせずに、貯蔵しておけるのだが、それをやるには、大規模でない限り、コストが高く付きすぎる。

作業台の前に腰を下ろして、半日、整理。サツマイモは、約半分近くしか終わらなかった。


不安一掃

2011-11-28 18:40:08 | 介護日記

11月28日(月)  

ヤマイモ、サツマイモの収穫。今週は、天気があまり良くないようなので、とりあえずはと、一日シャベルを手にする。

夕方、母のステイ先に洗濯物を取りに行く。入所の時、私は、どこも悪くないのに、なんでこんなところに来るのか、と、抵抗の姿勢を見せていたので、若干の心配をしていた。時間的に、ちょうど夕食の時間になろうとする頃だった。ナースステイション前の、食堂を兼ねる広間に、集まり始めている頃。入所時のこともあったので、その後の様子を尋ねてみるが、全く問題はないとのこと。入所のいきさつは全く忘れ、「息子さんに頼まれて、お世話をしている」というと、そうですかと、普通に過ごしているとのこと。衣類などは、新しいものと脱いだものとをごっちゃにしてしまうから、職員の方で、管理しているとのこと。新しい衣類と洗濯ものを交換。

そんな時、母が、廊下を歩いてくる。私を見ても、ちょっと手を上げて、すれ違おうとする。「調子はいいかね!」と声を掛けると、はい。「ご飯はおいしいかね! 」と声を掛けると、美味しいですよ。職員が、「いじめられていないか心配で、来てくれたんですよ」というと、笑いながら、食堂の方へ、歩いてゆく。看護師と少し話して、食堂の前を通ると、自分の席に座って、隣の人と話をしている。

認知症なのだ。どうしてここにいるのかなどは、忘れてしまえば、ここにいることが、苦痛でさえなければ、ご飯を食べ、おやつを食べ、家にいるときは、全く一人だけだが、ここでは、車いすに座ってはいても、話しかける相手もいる。お互い、頓珍漢な会話でも、コミュニケーションができる相手がいる。看護師さんたちが、あれこれと声を掛け世話をしてくれる。8畳の部屋で、見るとも聞くともなくテレビを唯一の相手としているより、よほど良いのかもしれない。人により、それぞれに、違いはあるだろうが、高齢者がどう生きてゆくのか、様々あってしかるべきなのだろう。

日常的に、パジャマで過ごすとはいえ、昼間は、歩行できる人はそれなりに、車いすを動かせる人はそれなりに、適当に動き回っているようだし、日常生活の能力に合った介護になっているようで、それも一安心した。


2011-11-27 17:37:10 | 農作業

11月27日(日)   ときどき 

畑ではタマネギを少しだけ植え付け、さつま芋掘り。

午後は、集落の集まり。十夜祭。いい加減よって帰り、そろそろ布団に入ろう。


長期ステイ

2011-11-26 18:32:42 | 介護日記

11月26日(土)   ときどき 

午前中は出荷作業。午後は、花畑。御愛想に、タマネギを100本ほど植えてから、さつま芋掘り。

昨日、母を、長期のステイに預けた。急の話だったが、担当のケアマネージャーから、3か月の空きができたけど、どうしますかとの連絡をもらい、お願いした。毎月、二か所の施設で、17日~20日のショートステイ。在宅の時は、週3日のデイサービスを利用している。最近、デイサービスでの入浴拒否が増えて困っていた。自宅での入浴はしないので、(私にはできない、というか、入れる気にならない) スケジュールの都合によっては、10日近く入浴しないことも起きうる。リハビリパンツをパンパンに膨らますほどの夜尿量が頻繁な体で、入浴しない状態を考えると、恐ろしいことだ。幸いにして、今のところは、努力で、なんとか週一は入浴させてもらってはいる。どうにかしないとと、思っていた所だ。

また、在宅の、10~15日は、食事と、洗濯、布団や衣類の管理に気が抜けない。日中は、起きて部屋にいるので、逆に何をするか分からない。廊下に干しておいた布団を、自分で敷いて、部屋着のまま布団に入っているようなこともある。当然、防水パットなどは敷いていない。シーツが無くとも、気にならない。自分は、まともで、普通にできると思っている。また、なまじ自分でできてしまうから困りものだ。今の所、明るい時は、一人にしていても、それなりに部屋で過ごしていてくれるから、放って、畑に出かけても、問題は起きないでいる。しかし、これからのことを考えると、不安にもなる。

しかし、特養などへの入所は、なかなか難しい。あまりにも、入所待ちが多すぎる。また、ショートステイの長期化も、施設の都合で、希望どうりにはゆかない。そんなときの、長期ステイの連絡だった。

ただ、難が一つあった。施設が、「介護療養型医療施設」であることだ。端的に云えば、介護保険適用の、療養病院なのだ。「特養」や、「老健」は、生活介護の面があるが、こちらは、ほとんど、病気入院に近く、日常生活的介護はなく、病気入院者を介護すると云う態勢なことだ。施設内はほぼベット生活。利用者もほとんど自立不可能者だと云う事。

とりあえずは、極力、自立歩行で、便所や、食堂などへの移動を、と、スタッフにはお願いしてきたが。

それと、洗濯物を、週二回ほど、取りに通い続けなければならないのが、ネックにはなる。(これも、生活介護ではないからなのだろう。)


日記

2011-11-25 18:19:55 | 農作業

11月25日(金)  いちじ 

今日も畑仕事は、一日、イモ掘り。どうも、一つのことに手をつけると、それに集中する傾向がある。いろいろのことを、ちょこまかとやるのは苦手のようだ。本当は、その方が、疲れなども集中しないから体には良いと思うのだが。出かけるときは、タマネギも少し植えて、とかは、考えてはいるのだが、いざ、畑で、スコップを持って掘り始めると、ついつい先にと進んで仕舞う。逆に、先に、タマネギの苗取りを始めればよかった。その場合は、すぐに飽きて、スコップを手にしただろう。

要するに、作業の好き嫌いのことに過ぎないのかも。でも、昨日、今日で、かなりの収穫を済ませた。とにかく、霜の前に、めどをつけ、貯蔵の準備だ。


イモ掘り

2011-11-24 19:15:34 | 農作業

11月24日(木)  

昨晩は、また雨が降る。小さいながら水溜り。畑土が湿っていてよいのは、植付後の活着が早いこと。苗床から畑に移動することは、小さな苗にとって、かなりのストレスだ。畑土の水分が少ないと、なおさらだ。タマネギは、移植にはよく耐える方だが、例年、一週間ほどは、細い葉をぐったりさせている。しかし、今年は、土が潤っている上に、適度に、雨が湿らせてくれるから、翌日には、葉をしゃきっとさせているものが多い。植付のストレスがないのは良いが、根が水を求めて、深く伸びることなく、楽に水分を取れてしまうことは、今後の生育にどう影響するのだろう。

朝は、どんよりしていたが、陽が高くなると、ほとんど雲もない快晴。が、風は強い。西風だが、南よりなのか、寒さはない。タマネギの移植を急ごうかと、苗取りをして、植付始める。しかし、この風の強さで、苗が飛ばされたり、横になびいたりで、しんどそう。どうしようかと迷うが、さつま芋掘りに、変更する。もうそろそろ初霜の季節だ。サツマイモの収穫も急がねばならない。こちらは、雨の多いせいで、マルチの下でも、土が湿っていて、イモに付着した土がきれいに落ちない。粘りのある土なので、乾いてもきれいには落ちないので、肌は汚く見えてしまう。午後も引き続きイモ掘り。湿った土のおかげで、しっかりと掘らないと、イモは抜けてくれないので、結構の重労働となり、疲れた。

 


害虫天国

2011-11-23 19:42:19 | 農作業

11月23日(水) ときどき 

また夜中に雨が降った。朝には上がったが、よく降る。そして、日中は暖かい。昨日の様な空気の冷たさはない。

出荷作業。午後に少しかかるが、早めに終わるが、今日は、母の帰る日なので、畑にはゆかない。ハウスの片づけを始める。

夏のキュウリとパブリカをやっていたが、晩夏の頃から、パプリカはアブラムシの大発生。その後、ヨトウムシやオオタバコガの幼虫など、例年のことだが、ひどい虫害で、放棄状態だった。ようやく、虫類も餌不足と気温の低下で、密度が減ったり、活動も鈍ってきた。ハウスという、外界と隔離された環境ゆえに、害虫の密度が高くなると、農薬以外には、対抗手段は無くなる。そして、アブラムシやヨトウ類は、ほとんどの野菜に害を与えるので、なにも栽培せずに、放棄するしかなくなる。こうして、しばらくの間は、ハウスは害虫天国だ。かろうじて残った数本のキュウリの蔓に、太ったキュウリが何個かついていたが、なかには、真っ白のキュウリも。ヨトウが舐めるように皮を食べるので、果肉の白っぽい色になっているのだ。 何本か生きているパプリカの木は、穴だらけの葉っぱをつけた状態になっている。さすがに、アブラムシは、ほとんど姿をみることなく、ひと夏の、害虫天国は、滅んでしまったようだ。


初冬

2011-11-22 18:58:20 | 農作業

11月22日(火)   ときどき 

昨晩くらいから、急に冷えてきた。日曜日の25℃を超える夏日から、一転、冬の気温になる。 早朝の外気は、6℃くらいだった。日中も気温は上がらず、それほど強くはないが、北風は冷たく感じる。花畑で一日。ソラマメを80本ほど植える。タマネギの植え付けを続ける。あまり気分が乗らないからと云って、やらない訳にはゆかない。極早稲は、とりあえず500本ほどになる。苗床にはまだ残っているが、あまりに小さすぎる。品種が混雑するが、早生を続けて植えることにする。こちらも、大きそうな苗を取って植え付けた。夕方ころに、カブを間引きするが、一日中、静かな作業だから、寒さがこたえてくる。

この寒さで、畑のイチョウの木。あっという間に葉を散らしてしまう。昨日から今朝の気温のせいだろう。そよと吹くほどの北風にも、ひらひらと散らせて、半分以上裸になってしまう。明日には、ほとんど丸裸になってしまうだろう。

木下は、落ち葉が積もって、タマネギの植付に、邪魔になるほど

  


晩秋の畑

2011-11-21 18:44:49 | 我が家の畑

11月21日(月)  ときどき 

午前中は、眼科で、検査。前回、緑内障の可能性もあると云うことで、今日は、視野検査。結果は、網膜のごく一部で、視野が欠けているようだが、初めての検査で、慣れていないための誤差かもしれない程度。ということで、緑内障ではないでしょう。念のため、日を置いて、再検査をしてみると云うことになる。1月末に、もう一度世話になることになった。

午後は、畑に行き、タマネギの苗を取り、200本ほど植え付けてくる。苗の出来がよくないので、苗取りをしていても張合いがない。あまり気分も乗らず、そこそこで、先送り。土曜日の嵐のような天気で、若干の被害を受けていた。芽キャベツは、倒れてしまったものも多く、連れ合いは、支柱を立てると云っている。植え付けたばかりのエンドウ類は、風で、揺すられたせいで、地際の茎が弱っている。強い雨にたたかれ、根元が削れ根が見えているものもある。こちらは、防寒も兼ね、クン炭を一つかみぐらいづつ、掛けてやろうかと思う。

虫食いの穴だらけになった菜花、そしてダイコン、ニンジン

  

収穫始めたニンジン、そして、まだ細いが、間引き収穫中のダイコン

  

カブも間引き中、手前は不織布の下で発芽   ホウレンソウ

      

小さくだが結球始めたキャベツ、  ブロッコリーも草はでき、花芽がつくのを待っている

   

カリフラワーも花芽はまだ、  芽キャベツも寒さを待っている