畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

すき込み

2009-03-31 19:45:49 | 農作業
3月31日(火) 

午前中は、ちょっとは陽も射すが、昼前には、濡れるほどではないような雨が、一時間ほど降る。なんとも変な天気。が、空気は、少し暖かく感じられる。南からの風に変わったようだ。
田んぼは一休み。畑作業。宮畑の空いている所の耕起。花畑も耕起。トラクター作業。花畑は、ニンジン、大根、菜花などをすき込む。ニンジンもトウ立ちしてきたし、裂根等の不良品。ダイコンは、トウ立ちし花が咲いている。菜花は、満開を過ぎ、種を付け始めている。
菜花は、まだたくさんの花を咲かせている。そんな畑に、トラクターを乗り込むと、蜜を吸いに来ているミツバチが、いっせいに飛びまわる。せっかくの仕事中に邪魔してごめん。でも、こちらも大事な作業。今、すき込むのにちょうど良い時。こちらの都合を、優先させてもらう。



菜の花にミツバチ


サツマイモの伏せ込み。ベニアズマと云う品種の種イモが少なかったので、友人が、余ったものを分けてもらった。伏せ込みから一週間ほどったった今、ポツポツとイモのつるが、顔を見せ始めた。

農繁期

2009-03-30 18:56:05 | 農作業
3月29日(日)  ときどき 

午前中は田んぼ。家の近場で、水止め。
午後は、講中青年会の総会。この会は、地区の祭礼を主に行う会だ。後継者が引き継がない限り、会員であり続けるから、還暦を過ぎた、青年たちが、多く集うことになる。また、高齢で、出席できないなどの理由で、休会、退会が増え、多い時は、40名くらいだったが、来年度からは、30名近くになってしまう。
総会後の懇親会は、近くの料理屋で。祭礼を行う会だから、総会は豪華に。
それで、すっかり良い気持ち、とても、パソコンの前には座れなかった。
しかし、これで、三週続いた、総会=飲み会は、すべて終わった。


3月30日(月)  のち 

さあ、もう、酔っぱらってなどいられない。3月も、今日、明日のみ。田植の月、4月に入る。畑も待ってはくれない。一気に忙しくなる、農繁期だ。
一日、水止め。今日は小さい田んぼばかりの所。春と秋の作業を受託している田んぼも含め、40a弱。6枚。午後も三時を過ぎると、急に、風が冷たくなる。キャビンのないトラクター、吹きさらしの体が冷える。

花冷え

2009-03-28 19:07:22 | 暮らし
3月28日(土)  いちじ 

一日、曇りがちで、風も冷たく、寒い。あちこちで、平年より早い、桜の開花が伝えられている。暖冬化の影響で、早まりはするが、季節は季節である。寒い日が続いている。一昨日、昨日と、早朝、うっすらと霜の降りている所があった。花冷えとは、よく云ったもので、このころ、遅霜の降りることは、ままあることだ。しかし、ことしは、霜が降りるほどではないが、寒い日が続いている。最低気温が5度くらいまで、下がると、稲の苗にストレスを与える。殺菌剤を使っていないので、細菌性の病気にかかりやすくなる。少しぐらいなら、病気にもかかるものだ、ですませられる。しかし、この寒さは、まだ続くとか。日中のハウス内との、気温の異常な差が、心配だ。

一日、水止め。最初に行った田んぼ。強湿田で、冬の間も乾くことのない田んぼ。それで、肥料もブロードキャスターでは、散布しないでいる。そんな田んぼ。水がたっぷり入っているからと、気軽に耕し始める。ところが、角で曲がろうとしたら、ずぶずぶ。脱出に半日近くかかってしまう。
そんな訳で、今日の作業は、35aほど。

畦シート

2009-03-27 20:02:43 | 農作業
3月27日(金)  ときどき 

肥料散布。60a強。家の周りの田んぼだが、相変わらず、軽トラックで運び、田んぼの脇に置いておく。60aだと、全部で、1tにもなる量なので、運搬も一仕事。運び終わると、トラクターに乗り換えて、田んぼへと走る。家の周りと云っても、3か所に分散している。午後も、半分は、肥料撒きで終わる。
積んで、降ろして、また、散布機に入れてと、何度も、袋を持ち上げて、疲れる。
ハウスの管理の後、中途半端に、時間がある。昨日、水止をした、漏水の激しい田んぼへ。畔際をどろどろにしておいたが、まだ、水漏れ。畔に畦シートを差し込む。塩ビ製の波板で出来ているシートを、畔に沿って差し込み、畔からの漏水を防ぐためのもの。ある程度は、効果がある。

日向ぼっこ

2009-03-26 18:58:34 | 暮らし
3月26日(木)  いちじ 

日差しは強くなってきた。春分を過ぎ、太陽の力は、どんどん強くなる。しかし、今日は、空気はひんやり冷たい。最低気温は、5度を下回るような日が、続くようだ。苗の管理が難しい。苗代に水を入れる。水が、温度の変化を、いくらかは和らげてくれる。
田んぼの水止め。水を入れて、耕起する。水持ちの悪い田んぼは、畔際を、何度も耕し、土をどろどろにして、おち付かせ、水の漏れを防ぐ。場所によっては、どんなにやっても、漏水が止まらない所もある。
今日は、二か所、30a弱。
夕方は、ハウス管理のため、早めに帰り、その後は、客もあり、のんびり。

こんな空気が冷たい日でも、犬にとっては、気持のよい春だ。
ぽかぽか暖かく、いくら眠っても、寝たりない。
あーーあ、あー、大あくびが出る。


あれ、こんなはしたない、かっこうを写しちゃって


いつもは、こうして、おすまししてるんですよ メーテルは


原種回帰

2009-03-25 19:15:07 | 暮らし
3月25日(水)  のち  のち 

西洋サクラソウ


もう何年になるか分からない。園芸店から買ってきた、鉢植えの西洋サクラソウの一種を、花が終わってから、母が庭の、梅の木の下に、植えつけたそうだ。
認知症と、尻に根が生え、ほとんど部屋からでなくなる前、父も庭の草取りなどをしていたころだから、かれこれ、10年近くにもなるだろう。その花が、今年も、咲き群れている。この数年は、全くの放任状態。回りの草も、取ってやることもない。老親が、まめに手を入れていたころは、梅の木の下を、びっしり覆っていたように、想いだせる。さすがに、他の草との、共生では、わが世の春とまで、栄えられないようだ。しかし、しっかりと生き続け、毎年、このころには、黄色の花を咲かす。



花は小さくなったようだし、野の花のような雰囲気は、原種に近くなったからだろうか。
けれども、これだけの雑草の中、半蔓性の勲章草や、蕗のように、強烈な個性の草達と、共に生きているのは、このサクラソウも、自身に合った環境なんだろうか。



きょうは、昼頃から雨の予報なので、早めに田んぼに出る。昨日運んでおいた、油粕と米糠を散布する。うまい具合に、薄日が差すほどの天気で、風も弱く、良い日だった。予定通り、作業を終えて、機械を積んで、帰ってきたころ、昼少し前ごろから、ポツポツ。午後は、ほん降の雨になる。が、それも一時。4時過ぎには、止み、陽が射す。しかし、今、また雨が。

肥料散布

2009-03-24 19:15:59 | 農作業
3月24日(火)  いちじ 

午前中は、時々、小雨が降る。午後は、曇りながらも、太陽もうっすらと、顔を見せる。今の時期、最も困る天気。ハウスの換気をどうすればよいのか、右往左往することになる。家の近くにいれば、どうにでもなるのだが、遠くで作業するときに困る。天井の換気だけは、開け放して、陽が射した時に、高温になりすぎないようにして、出かける。だから、夕方は、早めに、一度戻り、ハウスを閉め、保温シートをかけてから、また出かけることになる。
じゃま雨のせいで、予定は狂ったが、田んぼの肥料散布を始める。軽トラックで、油粕と米糠を運ぶ。その後、トラックにトラクターを積んで、運び、肥料の散布。これの繰り返しになる。量が多いから、運搬も時間がかかる。散布は、二か所、30aしかできなかった。60a分も、運んでしまったので、明日、雨になる前に、散布してしまわなければならない。

油粕と米糠をよく混合する


散布開始


庭さくら

伏込

2009-03-23 19:46:35 | 農作業
3月23日(月)  のち 

明け方近くまで、強風を伴う雨だった。その後は、晴れるが、風は強く、冷たい風だった。
午前中は、サツマイモの、苗床伏せ込み。ハウスの中に作ってある枠の中に、土に油粕を混ぜ込み、枠の中に均一に入れる。その中に、サツマイモを並べる。サツマイモが隠れるように覆土をする。たっぷり、水をかけ、土が乾かないように、クン炭で覆う。最後に、ポリシートをかける。晴天の時は、太陽の暖かさを利用。夜や、曇雨天の時は、電熱線で、暖をとる。
午後も、風が強めなので、田んぼの肥料散布は延期する。なにしろ、米糠と、油粕、粉の肥料なので、風の強い時は、ちょっと遠慮せざるを得ない。
畔付けの終わった田んぼを回り、水手のてんけんなど、六か所ほど回り、花畑に寄る。スナップエンドウを20本ほどと、サニーレタスを100本弱、定植。
夕方は、早めに帰り、育苗ハウスを閉める。これから、しばらくは、稲、野菜の育苗ハウスの管理が、一仕事になる。特に、今日のように、晴れているが、今夜からかなり冷え込む様の時は、大変だ。ただ、ハウスを閉めるだけでなく、保温シートを被覆したりで、時間を取られる。しかも、まだ温かなうちに作業して、その暖かさを、残すようにしなくてはならないから。

カタバミ




農家組合

2009-03-23 05:49:58 | 暮らし
3月22日(日)  のち 

苗代の苗の生育が、不ぞろいなので、外側の苗箱と、内側の苗箱を入れ替える。連れ合いに手伝ってもらい、手渡しで、内外を、入れ替える。苗箱は、3列に並べてあるので、真ん中はそのままで、都合200枚強の箱の入れ替えになる。
その後、昨日、掘りだしてきた、サツマイモの整理。ある程度は、腐っているが、種イモには十分。40kgほどは、出荷に回せそうだ。
サツマイモの伏せ込みの準備。
午後は、農家組合の、総会。その後、一杯で、、、、、、

種芋

2009-03-21 19:54:06 | 農作業
3月21日(土)  ときどき 

12日に蒔いた種籾、ほとんど発芽した。ハウスの真ん中寄りと、外側寄りとで、かなり生育は違う。それだけ温度差があるということ。まだほとんど、芽が覗いていないものと、3cm位に伸びたものと。ハウス内と云え、自然状態だから仕方のないこと。反射シートを全部撤去。数日は、夜間、保温シートをかぶせることになる。
朝から、そんな作業をして、少々遅くに、畑に出かける。暮に、土の中に保存しておいた、種イモを掘りだしに。ショベルカーの出番だ。
サツマイモは、2m位の深さに、埋めてある。最初は、ボコボコ掘るが、ある程度の深さになると、慎重に。イモを傷つけたら困る。イモの上にかけておいた、藁まで掘ったら、あとは、スコップで、手掘りだ。
藁が湿っていたので、この冬の、多雨のせいで、芋も痛んでいるのではと、心配になる。藁の下には、クン炭をにくるまれた、サツマイモが。網袋に入ったイモは、あまり湿っていない。腐っている部分もあるが、それほどひどくなさそう。(網袋ごしだから、はっきりしない) 種イモとしては、充分ありそう。ほっとする。
ヤーコン、山芋は、7,80cm位。こちらも、しっかり保存できている。今年の作付けは、大丈夫。
サツマイモは、苗床に伏せて、加温して、苗作りに。他は、しばらく、ほっておいて、ヤーコンは、ポットで、苗作り。山芋は、土に伏せて、発芽させてから、植え付けとなる。
夕方早目に、終わる。畔付機を外し、ブロードキャスター(肥料散布機)を取り付けておく。

空にむくモクレン


今、満開