畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

雷雨?

2011-06-30 19:27:53 | 暮らし

6月30日(木)  のち 

午後の草刈を終え、曇ってくれたから、それほど汗もかかず、わりと楽だったなと、思いながら、機械を片付ける。5時を少し回った所だ。予定より、一時間近く早く終わった。どうしようかと、水を入れている田んぼに回る。車を走らせて気付くが、5時30分になるかならないかなのに、うす暗い。空はまっ黒な雲に、一面覆われる。遠く北の方から、かすかな閃光。低い音も聞こえる。雷雨か、こっちまで来てもらいたいものだと思いながら、荷台には刈払機が載っているから、念のためにと、シートを被せる。少し早いが、帰ることにしようと、車を走らせると、大粒の水滴が、音を立てて、フロントガラスをたたく。こんな雨が一時間でも続いてくれれば。と、思ったのが間違いだったか。5分も続かない。空は、西の方から、明るくなりかける。アスファルトが濡れるか濡れないか。家に帰りつくと、庭の地面は、水滴にたたかれた所だけが、濡れ、雨の痕跡を残すのみ。その後も、30分ほどは、時折、雨粒は落ちてきたが、「雨」にはならなかった。はかない望みに終わった、30分ほどの出来事だった。

今日も、午前、午後と、田んぼの草刈。


炎天下

2011-06-29 20:53:50 | 農作業

6月29日(水) 

完璧な夏空。まるで、梅雨が明けて、真夏に突入した時の夏空のようだ。雨が降るような様子は全くない。相変わらず、予報は傘マークが並び、土曜日からは、曇りの梅雨空に戻るとは言っている。果たして、本当だろうか。野良での立ち話は、天気の話になる。堰やダムの水の話になる。この何年も、梅雨が明けると、ほとんど雨が降らない天気が続く当地。このまま梅雨明けになると、田んぼの水に困るのは必至。挨拶代わりが、水の話になるだろう。

真夏の天気二日目。さすがに、昨日は愚だーとして、作業場内で、避暑仕事を決め込んだが、今日は、心機一転、炎天下に飛び出してゆく。速い梅雨明けとなれば、真夏は、長くなるだろう。暑さにならしておかないと、大変だ。炎天下に、しんどいが、どうしてもやらなければならないのが、草刈だ。刈払機を積んで、田んぼに向かう。クーラーボックスに、冷たい水を用意する。

大きな法面の草刈はでは、しかも、草がかなりに伸びてもいるから、刈払機を振り回すのは、せいぜい1時間が限度だ。体中びっしょり、滴り落ちる汗を補給するため、冷たい水をがぶがぶやって、人心地する。30分近く休んで、また一仕事。午前中の草刈は、二回動けば、もうへとへと。少し早いが、引き上げて、シャワーを浴びて昼休みだ。

午後は、少し遅めに出て、同じく、二回の草刈で、今日の作業はしまいにする。


いっきに夏

2011-06-28 19:49:16 | 暮らし

6月28日(火)   いちじ 

夏の太陽だ。行きつけのスタンドで、33℃を超えたと云っていた。予報によると、週間予報は、傘マークが並ぶが、果たして本当だろうか。明日は、今日のように真夏の太陽が照りつけるようだ。県内でも、北部の方は、雨になるかもしれない。梅雨末期の雨は、寒気による雷雨や、にわか雨が多い。このような雨は、当地では、あまりあてにならない。雨雲がかかる予報で、期待をしても、肩透かしを食うことが、ほとんどだ。30日からの週間予報は、下図の通り。ほぼ毎日のように、「雨」となっている。低気圧による雨なら、確実に降るだろう。前線の停滞による雨の場合は、東に来るほどに、雨雲は弱まる。小雨がパラパラで、お茶を濁すほどであるだろう。このまま、いっきに真夏になってもらっては困る。水不足で、野菜はお手上げ状態になるだろう。予報を信じて、期待していよう。

日付30(木)1(金)2(土)3(日)4(月)5(火)
天気 晴れ のち一時 雨
晴れ のち一時 雨
くもり 一時 雨
くもり 一時 雨
くもり 一時 雨
くもり 一時 雨
くもり
くもり
くもり 一時 雨
くもり 一時 雨
くもり 一時 雨
くもり 一時 雨
気温(℃)
最高/最低
26 / 20 26 / 21 26 / 21 27 / 21 27 / 21 27 / 21
降水確率(%) 60 50 50 40 50 50

急に暑くなった。収穫したまま整理をしていなかったジャガイモの整理。雨の日の作業場仕事と思っていたが、猛暑の避暑仕事になった。種芋も田んぼの水入れもおこなう。

 


油断

2011-06-27 18:22:49 | 農作業

6月27日(月) 

薄日が差したり、逆に昼ころには、洗濯ものを仕舞いこむほどに、雨が落ちたり。梅雨時の忙しい天気だった。

花畑に、畝立機が置いてあるので、狭い場所に黒いマルチを張って、ヤマイモの残りを植え付けた。必要な分は植えてあるので、処分してもよかったのだが、小さい種芋なりに、トレイの中で、蔓を伸ばしている。捨ててしまうに忍びないので、来年の種芋位になればよいかと、植え付けておくことにした。アーチやネットは作るまでもないので、蔓は、地這で放任とする。これで、一通り太陽熱処理マルチは完了。機械を引き上げる。

午後は、久しぶりで、田畑周りをする。耕作している田畑をすべて見て回る。この間、草刈や、ついでがあって見回っていた所は良いが、久しぶりの所(田んぼだが)は、20日ぶり位だった。梅雨時だし、この間の曇りや雨、天気予報に、だまされた訳ではないが、田んぼの水のことは、ほとんど心配していなかった。所が、久しぶりの田んぼの中には、水が全くなく、土が出ているばかりか、地面が割れ始めている所もあった。水手のオケラの穴ぐらいの所から、少しづつ漏れていたのだろう。幸いに、晴天が続いた訳ではないので、田面は湿っているし、被害を受ける訳ではなく、助かったが、すっかり油断をしてしまった付けが回ったのだ。水手を直し、水を入れる。今日に間に合わない所は、明日にでも、作業をしながら、水を入れることにする。

まだ、これから先、雨は降ってくれるだろうから、好かったが、状況に左右されず、しっかり管理しなければならないと、反省した次第。


予報に

2011-06-26 18:32:23 | 暮らし

6月26日(日)  

梅雨時の独特の曇りの一日。暑いというほどではないが、湿度も高く、不快感を感じる。霧だか靄だかが深く、うす暗く、見通しも悪い。

半日は、ハウス内のキュウリの追肥や水やり、整枝などと、こまごまやる。午後は、花畑。昨日残した、太陽熱処理マルチ。タマネギの苗床用や、ニンニクの植付畝など、短い畝を何本か作る。

この10日ほど、雨がパラパラすることはあったが、まとまった雨ではなかった。予報も傘マークの連続で、雨の多い梅雨と思ってはいたが、それほどではない。今日あたりは、マルチを張る作業をしていると、畝立ロータリー機が、土埃をたてていた。予報はコロコロ変わり、一週間連続の傘マークはどこかに行ってしまい、お日様マークが多くなってきた。逆に、畑の乾燥を心配しなければならないかもしれない。

予報に、振り回され、天気具合に、一喜一憂することに変わりはないが、大雨の続く地方の災害を思うと、ぜいたくな悩みなのだろう。


太陽熱処理

2011-06-25 18:57:14 | 農作業

6月25日(土)  ときどき 

強風は収まった。天気も、雨が降る気配はない。畑仕事ができて、好かったと思わなければならないのだが、この蒸し暑さは堪える。雨になれば、作業場仕事か、のんびり休養か。だから、この晴天が十分一日続くとなると、なんとなく、雨が恨めしい気持ちにもなる。そんな裏腹の気持ちのままに、畑に出かける。午前中は、けだるいままに作業を行った。昼上がりでは、衣類を全部着替えるほどに、汗まみれになっていた。でも、着替えを済ますと、気分もすっきりして、午後の作業は、気持ちよく行えた。

花畑で、太陽熱処理作業。ニンジンや、秋蒔きの葉物、菜花などの植え付けのために、畝立、透明マルチ。これから、種蒔までの間、畑土を透明マルチで覆っておく。真夏の太陽の光と熱で、表土に含まれている病原菌や、草の種、害虫の卵などを、高温処理して、減らしておくためだ。ここの所数年繰り返しているが、少なくとも、草の種は、かなりの確率で、発芽しなくなっている。虫に関しては、周囲からの侵入もあるため、はっきり効果があるかは不確かだ。この為だけに、ポリフィルムを使い、廃棄せざるを得ないのは、気が引けるが、農薬を使わない栽培。ある程度の、資源の「無駄」使いは許していただきたい。

透明マルチ


2011-06-24 19:22:01 | 農作業

6月24日(金)   ときどき 

風は夜の間も、ますます強くなり吹き続ける。そして、日中も弱まることなく、吹き荒れた。畑はかなりの被害を受ける。ズッキーニは吹き倒されて、引っこ抜けたり、茎が折れたり、最も被害にあった野菜だ。トマトも、茎が折れたりしていたという。ナスやピーマンは、葉がかなり傷めつけられたという。連れ合いが見に行き、がっかりしていた。カボチャは、蔓がひっくり返ったりしていたが、どうにか耐えているようだ。

午前中は、花畑。トラクターを運び、作付けしていない所を耕す。秋冬野菜の作付け用に、太陽熱処理をする時期になった。畑の乾いている時に、透明マルチを張るのだが、雨に強く叩かれた表面は固くなり、草の種が発芽している。ロータリー耕で、処理しておく。午後は、畝立機を運び、強風の中、なんとかサツマイモ用の畝立マルチ張りを一畝。そのあと、畝立機の畝幅を広げ、太陽熱処理用にセットしておく。今日は、強風のため、やっても能率が悪いから、手をつけないことにする。明日には、風は弱まるようだが、今度は、雨の降りだしとの、競争になりそうだ。

サツマイモ畑

ゴボウ


貯蔵庫

2011-06-23 20:17:19 | 農作業

6月23日(木)    ときどき  

昼前は、曇りがちだったが、午後は、梅雨の晴れ間で、陽射しが強かった。ただ、今日も一日強風が吹き続け、午後は、畑土の表面が砂嵐になるほど。連れ合いは上京。ニワトリの卵を見てから畑に。この晴れ間のうちに、ジャガイモの収穫を終わらせたい思いで。

午前中は、ワセシロの残りを一畝。しかし、あまりのひどさに、掘るのが嫌になるほどだった。この一畝のジャガイモは、ネズミの餌にするために作ってやったかのようだった。マルチを張った高畝だから、適度に雨梅雨はしのぎ、また湿気も保つ。草の根も少ないし、土は柔らか。穴を掘るのも楽だ。ネズミの食糧貯蔵庫に最適だ。畝の中を動き回り、あちこちでイモをかじっては、一休みの巣穴を作っている。その上、許せないのは、どこかの飽食の人種のように、ちょっと齧っては、次のイモへと移るかのように、食い散らかしていることだ。ちょっとでもかじられたイモは、送るわけにはいかない。我が家で、消費するか、捨てるしかない。この一畝で、まともに収穫できたものは、3~4割ぐらいしかない。半分以上が、傷イモだ。

ネズミが喰い散らかしたイモ

午後は、風が強くなるなか、最後のアンデスの収穫。こちらは、ネズミの被害は、少なかった。

夕方6時。掘り取ったアンデスを入れたコンテナを荷台に積み込む。ジャガイモの収穫は終わり。遅れていた作業が、ようやく、また一つ終わった。


夏至

2011-06-22 20:17:44 | 農作業

6月22日(水)  

夏至の太陽。5時過ぎの太陽は、もうすでに、かなり高く上っていた。久しぶりの、太陽を拝む朝である。何日振りだろう。気分の良い起床だった。しかし、その気分もすぐに、暑さにげんなりとなる。夏至の強い日差しと、湿気で、蒸し暑い。急に真夏の日中に放り込まれた感じだ。母を、ショートステイに送り出して、遅れて畑に出かける。

昨日、強風に阻止された、ゴボウの種蒔。覆土代わりに、籾殻を被せる。連日の雨や曇りで、いささか軟弱気味だった野菜たち。梅雨時には珍しい、快晴の夏至の太陽の陽射しを受けて、生き生きとしていた。

ズッキーニ畑

小さな実をつけ始めた

ヤマイモも蔓を伸ばした

午後は、秀畑。梅雨の晴れ間のジャガイモ掘り。母がいないので、7時ころまで、畑で作業出来た。80kgほどを収穫し、ようやくうす暗くなりかけた畑を後にする。さすがに、かがみこんでの長時間作業は、腰にこたえる。


日記

2011-06-21 19:16:53 | 農作業

6月21日(火) 

昨日のように、ぐずついた天気が続く。短時間ではあるが、傘がなければ濡れるような雨が、時折落ちてくる。相変わらず、気分が乗らず、午前中は、作業場に座り込む。ニンニクの整理。茎と根は切って、干しておいたが、土がついた外の皮はそのままだったから、剥いて、土が付いていない状態にして、網袋に入れて、吊り下げる。ついでに、明日出荷用のニンニクと、ジャガイモを量り、包装しておく。

雨も上がり、昼からは、降る様子はない。ゴボウの種を水に浸けたまま、忘れて、何日もそのままにしてしまった。すでに、白い芽(根)を出しかかっている種も何割かある。急いで蒔いてやらなければと、脱水機にかけて、水分を飛ばし、陰干しをしておく。その種と、サツマイモの苗を100本弱切り、用意をして、昼飯を食べる。

薄日も射し始める中、畑に到着。まず、ポリマルチの穴開け。さて、種蒔と、種を手に取るが、南風が強い。水分を含んでいるといえ、小さな種だ。掌を丸めるようにしても、吹き飛んでしまいそうだ。こんな時、やる作業ではない。気を使う分だけ、消耗だ。作業もはかどる訳はない。2~3穴も蒔かずに中止。サツマイモの苗を、植え付けて、家に引き返す。刈払機を積んで、田んぼに。草刈ならば、気を使う必要も、神経を集中する必要もない。強風に、草があおられ、少しばかりやりにくいが、草刈は大雑把な作業。少しぐらいどうでもよい。二時間ばかりは草刈。スパイク付きの長靴をはくが、雨で柔らかになった土手の法面、滑らないように踏ん張るから、しんどい。適当に引き上げる。