畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

カブ

2009-11-30 18:36:14 | 農作業
11月30日(月)  のち 

寒い一日。雨は午前中、早いうちに上がる。が、どんより曇りで、気温は上がらない。
こんな天気だから、ハウス内の作業をやってもらう。前作のパプリカを片付け、草を撮ってもらう。ホウレンソウ、シュンギクは、二回とも虫に食われ、全滅した。再度挑戦する予定。早めに終わったので、ニラの植え替えをやってもらう。もう何年もたっているので、細くなって、利用しずらくなっていた。株分けして、植え直してもらう。
やろうと思ってはいたが、なにやかやで、後回しにしていた作業。やっと陽の目を見た。

旬野菜。
カブ。   カブもいろいろ利用できる冬野菜。9月中旬蒔きは、やはり虫の食害で、葉っぱはレース状。こうやられると、根にも影響する。肌があまりきれいにできない。二回目は、9月末。こちらはきれいだ。今は、この二回目のカブを使っている。少し小さいが、小カブとしては使ってもらえる。小さいから、生で、塩もみや、酢の物に。葉っぱもおいしい。まだ充分柔らかなので、下処理したものを、サッと炒め物に。お相手は、やはり油揚げや、ツナ缶。ベーコンや、豚肉もおいしい。あまり火を通しすぎないで、。カブの葉の茎は、しゃきしゃきした食感が好きだ。小松菜など、名のある菜っ葉と比べても、そん色ない。
大カブになると、生食もよいが、ベーコンとの炒め煮や、スープもうまい。ただ、わが連れ合い、「カブの煮たのは、あまり好きでない!」
大カブになると、葉は、少しもそもそ感。やはりダイコンと同じく、根に養分を送るからか、食味は落ちる。

十夜祭

2009-11-30 17:11:23 | 暮らし
11月29日(日)  いちじ  のち 

日中は、薄日も射すこともあった。夜になり、降り始める。
午前中は、ヤマイモ,サトイモ、ゴボウの収穫。気温が低いので、スコップでの作業は、ほどほどに、体が温まる。
午後は、集落の行事。「十夜祭」。と云っても、今は、みんなで集まって、一杯飲むだけだ。最初のころは、集会場で、鍋を囲みながらの飲み会だった。しかし、この十年近くは、近くの食堂を会場に、飲み、食べるようになった。集会場だと、役員が準備や、片づけで、大変なことと、お堂を利用しているので、隙間風など入り、寒いので、暖の取れるところを、会場に変えた。
夕方には、Kさんが来るので、アルコールは、控えめにして、夕食の準備をする。8月の、稲刈の助っ人以来。夜は、再び、お酒。


草取り

2009-11-28 18:29:14 | 農作業
11月28日(土)  ときどき 

出荷作業を二時間ほど手伝ってから、秀畑に行く。
ホウレンソウの種まき。今日も、少し草拾いをしてから。
カブやホウレンソウなど、べた掛けの不織布を撤去。もう一月以上たっているし、虫害も、心配ない季節になったから。しかし、草がひどい。びっしりと生えている。畝間は、管理機で、中耕するから、ある程度は抑えられるが、畝の上は、手作業でやるしかない。草が小さい内は、鍬でひっかけば、草もかなり処理できるが、一月もした草は無理。手取りするしかない。べた掛けのマイナスは、一度剥がさないと、草取りができず、ついつい、草負けさせてしまう点。
先日、畝間は中耕した。しかし、雨ばかりなので、かなりの草は生き残っている。もう一度くらい管理機を入れたいが、明日は雨予報。しようがないから、今日のうちにと、籾殻を敷く。大きなポリ袋に入れてあるので、口をあけて、引っ張りながら、籾殻を土の上に撒いてゆく。籾殻は、完全ではないが、草の発芽を抑える、マルチの役割だ。
その後、少しだけでもと、草取りを始める。冬草の、カラスノエンドウや、ハコベ、ホトケノザなどは、小さく可愛らしい草姿だが、しっかりと根を張っている。時には、根元で、千切れてしまうほどに。小一時間しゃがみ込んでの手作業。
山のすぐそばの畑だから、三時を少し回るころには、太陽は、山の稜線に落ちてくる。明るい日没だが、空気は、急にひんやりしてくる。四時になると、体も冷えるほどに。日中は、小春日和のように、暖かでも、もう12月近い。陽が出ていないと、やはり寒い。家路に着く。

旬野菜

2009-11-27 19:00:08 | 農作業
11月27日(金)  ときどき 

先日、管理機で、中耕除草した畑に行く。一畝分、ホウレンソウでも蒔こうかと思っている所。耕して、一週間になるので、様子を見に行く。雨ばかり降っているので、草は枯れていない。少しでも葉っぱが出ている草は、元気に、再び、根を張り始めている。土を引っかくと、土に埋まっている草も、まだ、青々している。
こんな状態だと、種を蒔いても、草の生育の方が、早くなる。また、日曜日には、草延ばしの雨の予報。腰を下ろし、草取り、草拾いを始める。半日かかる。
午後は、家の畑で、草の根を掘り取る。

今、収穫している野菜。
ダイコン   まだ完全な大きさではない。9月16日に蒔いた一回目のもの。太陽熱処理した畝に蒔き、すぐに、不織布をべたがけし、周りもすべて、土で押さえた。害虫が飛来してくることは、絶対にできない。しかし、見事に、虫に食われる。ダイコンサルハムシだ。間に一列、サントウ菜を蒔いておいた。ダイコンより好まれる菜っ葉だ。正解だった。サルハムシは、サントウ菜を先に食べた。発芽直後の幼い時に食われたものは全滅。残っているものも、見事なレース葉になっている。ダイコンは、貴重な野菜だ。一月後くらいの幼いものは、間引き菜として、菜っ葉代わりに食べてもらう。この時期の葉物としては、一番虫にやられにくい。11月に入ると、細いダイコンとして、使ってもらう。二本で、一本分の計算だ。種蒔も、このような、収穫をするように、少々密蒔きにする。12月に入ると、冬のダイコンとなる。
長くなったので、今日は、ダイコンのことで、終わらそう。ダイコンの葉っぱの料理。私は、葉物の多くは、湯通しで下処理する。せっかちなので、ていねいに洗うのが苦手。沸騰した湯に入れることで、虫は殺せる。後は、多めの水の中で、振り洗い。根元の土も、振り洗いの方が楽に落とせる。後は、タッパーで、冷蔵庫で保存もできる。
だから、出荷の日は、夕方、大鍋に湯を沸かし、残った野菜の処理が、一仕事となる。
若いダイコンの葉は、充分柔らかいから、お浸しにも、煮びたしでも、おいしく食べられる。ダイコンが育ってくると、葉っぱも少し硬めになる。と云うか、何となく、もそもそするような、水っぽくないような、そんな感じになってくる。そんなときには、みじん切りにして、しっとりふりかけに。茎を多くした方がおいしいと思うので、葉先の方は、半分くらいは、汁の実にでも。油を使ってもよいし、酒やだし汁で、炒めてもよい。砂糖としょうゆで、味付けし、汁が完全になくなるまで、炒める。ちりめんじゃこなどを入れて、贅沢に作る時は、ごま油で、砂糖は少なめの方が、おいしいのでは。
もうひとつ、私が良く作るのは、煮物だ。油揚げは必需品。湯通しした、葉っぱを、4~5㎝に切る。油揚げも、細切り。ともに、油でいためる。適当に炒めたら、かぶるくらいたっぷりのだし汁を入れ、酒、醤油、砂糖で、味付けをして、落とし蓋。中火以下で、じっくりと、煮含める。たくさん作っておいて、都度、煮ながら食べる。最終的には、煮汁がなくなるまで、煮る。どのくらいが好みかで、味付けを変える。私は、煮汁がほとんどなくなるまで、煮たものが好きなので、最初は、少々薄味で、食べ始める。
だし汁は、和、中、洋どれでも。また違った味で、食べることができる。ばっかり食の、わが家。味を変えることで、同じものを食べつくす。
いずれにしろ、ダイコンの葉は、カルシウムが、豊富とか。牛乳を飲まない私には、貴重な、カルシウム源。


旬野菜

2009-11-26 18:59:09 | 農作業
11月26日(木)  ときどき 

ゴボウ、サトイモの収穫。鶏舎の修理。
相変わらず、水分をたっぷり吸った畑での収穫。スコップは重くなるし、軍手は、泥だらけになる。
昨日は、「旬」について、ちょっと理屈っぽかった。単純に、今、わが家の畑で、収穫しているものをあげてみる。
ヤマイモ  わが家で栽培しているものは、台湾イモと云われているもので、粘りは比較的強い。長くはならず、イチョウイモのようにもなる。5月に植えて、10月中旬くらいから収穫。寒さにあまり強くないので、年内くらいで、終わらす。
ニンジン  8月中旬播種。雨が少ない時期なので、発芽と、初期の生育の為苦労する。一月位うまく育ってくれると、後は楽な野菜。透明マルチの、太陽熱処理を始めてから、草取りをする必要がなくなり、助かっている。10月中旬位から、細い間引きニンジンから利用している。今最も良い時期。3月くらいまで。
ゴボウ   粘土質で、水はけの悪い畑が多い地区。移住したばかりのころ、栽培したが、地下水位が高く、腐りが多く、栽培をやめた。その後、水はけのよい畑を借りたので、少しだけ作っては見たが、発芽に失敗したり、股根や、深いところの土が固く、掘るのに苦労して、結局辞めていた。ミニショベルを導入したので、いざとなれば、機械で掘れると、去年から、少しは、出荷するくらい栽培を再開。正月の、お節料理には、なくてはならない野菜。今後は、栽培を増やそうと思っている。掘るのが、億劫だったので、やっと収穫始め。
サトイモ   ゴボウと並び、わが家の苦手野菜。今まで、うまくいったことが少ない。植え付け時期が、田んぼの作業と重なるため、私が、手をかけることができなかった。草負けと、夏場に覆土や、敷き草不足などで、生育不良。今年、はじめて、トレイに植え付け、発芽させたものを、植えてみた。その後、管理がうまくできなかったが、なんとかできそうな感じ。これも、お節料理には、なくてはならない野菜。しっかり作っていこうと思う。収穫始めたところ。
ヤーコン  この4~5年作っている。あまり一般的な野菜ではないが、生でも、加熱しても食べれる。株を貯蔵しておき、5月にポットに植え付け、のち、定植する。自家採種出来るのが良い。害虫、病気の心配がない。収穫始めたばかり。

とりあえず、根菜類を、五種類。明日、他の種類を。

2009-11-25 18:27:33 | 農作業
11月25日(水)  のち 

天気も天気だし、連れ合いが、午後、患者会の当番になっているので、出荷を手伝う。
野菜の種類は、すっかり冬野菜になっている。そして、根菜類が多い。根菜類は、体を温めるといわれ、これからの季節の野菜だ。ナスなどの、果菜類は、体を冷やすといわれるが、それらが、夏の野菜と云うのも、妙なるものだ。
季節季節の、旬の野菜。それを食べることが、体に良いことだ、と云うことだ。ハウス栽培などの野菜が、露地野菜に比べ、その野菜本来の栄養素が少ないとの、分析がある。そして、現在の野菜は、昔の野菜と比べると、栄養素が少ないのは、ほとんどが、季節の旬野菜でないということだ。ごく少数の種類を除けば、ほとんどの野菜を、一年を通して食べられる。
南北に長い、季節のある、日本の特徴を生かし、産地移動で、得られるものも多い。それに、品種改良により、生育適応性の拡大もある。が、圧倒的に、施設栽培、特に、施設加温栽培による、年間生産が多い。そして、それでも足りないものは、輸入である。こうして、食卓は、豊かになっている。
しかし、私たちの野菜は、その時取れる季節の野菜。だから、ずっと続く、ばっかり食である。そして、メニューから食材をそろえての料理ではない。野菜の顔を見つめて、どう食べようかから、料理に入る。発送の転換が必要だ。
しかし、ほんの、100年少し前までは、日本人のほとんどは、このようにして、食べていたのだが。

ゴボウ

2009-11-24 18:53:58 | 農作業
11月24日(火)  いちじ 

今年の天気は、どうなっているんだろう。予報では、(のちで、夜遅くから)だった。しかし、午前中からくもり空。お昼を食べて、外仕事をしていると、パラパラ。三時過ぎには、、短い時間だが、軒下に避難する始末。しかも、暗くなる、五時過ぎから、細かい雨が降り始める。
この時期、これほどまでに降るのは、やはり、温暖化のせい?。北の高気圧が、なかなか南下して来れないのかなあ。寒気が居座るというのも嫌だが、この季節、お日様が出ないで、曇ったり、雨だったりの日も、やはり寒い。同じ寒さなら、冬の北風の寒さの方が良い。

ゴボウを掘る。40㎝も掘ると、その下の土はがちがち。こんな固い土の中、よくも伸びていけたものだと思うほど、穿つように入り込んでいる。その上、股根、曲根。慎重にやっているつもりだが、ついつい傷つけてしまう。二時間ほど頑張って、明日の出荷分を確保。
午後は、家の畑。昨日に続き、草の根拾い。

下暗し

2009-11-23 18:38:50 | 農作業
11月23日(月)  のち 

夜の雨は、日付が変わったころから、少し、まとまって降ったようだ。夜にはなかった、水溜りができている。
家の畑。と云っても、このところ、ほとんど何もしていない。草だらけだ。夏草は、一度刈ったので、丈はそれほどでもない。が、宿根の草がびっしりだ。
過っては、いろいろと作付けしたが、5年ほど前に、鶏舎を移築してからは、約100坪位の広さになったので、ときどき、何かを作るくらいで、荒らしておくことが多くなった。鶏舎や作業場の屋根の雨水の関係で、過湿気味だからでもある。
そんな訳で、家から離れた、借りている畑での作付けがほとんどで、この畑は、たまに、草を刈るだけの、荒れ畑。「灯台下暗し」である。
今年は、先日、ポットに蒔いた、エンドウ類を植え付けるに、適当な場所がない。急遽、荒れ畑を、開墾することに決めた。まず、草刈。刈り草を、隅のアジサイなどの根元に、敷くように片づける。それからが大変。宿根の草の根を、除去しなくては。マルチも役に立たないだろう。スコップで、掘り掘りやってみるが、三割近く占拠した草。はかが行かない。こんなときは、ミニショベルの出番。眠ってばかりいないで、少しは働いてもらう。
バケットで、表面を削るように根も一緒に掘り、小さな鍬で、ひっかくように根だけ広い取る。この間の多雨で、土はぐっしょり。土離れが悪い。かなりの量だから、夕方までに、終わらなかった。

小雪

2009-11-22 18:10:59 | 暮らし
11月22日(日)  のち 

暦通りの、寒い一日。二十四節気の「小雪」だが、雪ではなく、冷たい雨になる。
朝方、しとしとするが、雨にはならない。暗い曇り空のまま。連れ合いは、早朝出かける。母をデイケアに送り出すまでは、鶏の世話など。その後畑に行き、ヤマイモ、ヤーコンを掘り取る。スコップでの穴掘りでも、体は、それほど温まらない。昼近くなると降り始め、早めに帰宅。
午後は、本降となったが、時間は短い。外仕事、やればできなくもないが、ぼけーとテレビで、映画などを見てしまう。外は小雨が、降ったり、止んだり。何もしないうちに、もう夕方の、動物の世話の時。最後に餌をやり、5時過ぎには、家に入り、ストーブを付ける。

出荷

2009-11-21 19:06:57 | 農作業
11月21日(土)  ときどき 

午前中は、出荷作業。ナスやピーマンなどの夏野菜に比べ、秋、冬野菜の出荷作業は、手間がかかる。葉物類は、一株づつ、外の葉を外し、きれいにしてから、計量する。ダイコンや、カブも、外葉葉取り除く。ニンジンや、ヤマイモは、前もって、葉っぱを落とし、土を払い、計量できるように、前もって準備しておく。が、今年のように、雨が多いと、計量しながらも、土を落とさなければならない。数えて新聞紙にくるむだけの、果菜類とはだいぶ違う。
今日は、件数も多いし、明日出かける連れ合いは、夕方に、明日の分のタマゴの配達に行く。そんな訳で、午前中は、出荷作業だ。
午後は畑。管理機を運ぶ。畝間の草が、ひどくなってきた。中耕、除草。これから植える、タマネギのマルチを一畝、張る。前に、準備はしていたのだが、草がひどくなったので、もう一度、管理機で、耕してからの作業になる。20mほどの一畝だから、機械を持ってくるまでもない。手作業での、マルチ張りを、久しぶりで。