畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

大晦日

2011-12-31 17:23:13 | 暮らし

12月31日(土)   いちじ 

異例の大晦日となる。K氏と暮に顔を合せなかったのが、30数年振り。そして、この31日に、大豆の脱穀をする。大晦日に、仕事をするのも何十年振りだろう。大晦日に、我が家の家族だけで過ごすことになった、30数年振りの日に、そうだ、大豆の脱穀をしてしまおうと、思ったのは私だけで、なかった。連れ合いも、娘に手伝ってもらって、片づけてしまったら、と、声を掛けてきた。一人で、やれるからと、終わらせた。何回かの雨にもそれほど影響されず、よく乾いていた。昨年より、少し多く取れて、気持ちよく終わらすことができた。最後の日に、予定していた作業が完了。

他の時間は、明日、元日の、お寺の檀家総会の準備で、買い物とか、寺の様子を見たりで、暮れてしまう。そんな訳で、お節料理の、煮しめは作れず終い。もう暗くなった。早めに沸かし始めた、風呂も沸いた頃だろう。今年一年の垢を落として、年越しの膳に着くことにしよう。

今年は、3月11日の天災と、最悪の人災となった原発事故。これから、何年、何十年と消えることのない放射能とのかかわり。最悪の事態をこれが最後とするために。来年も、できることをやってゆかないと。

お付き合いくださり、ありがとうございました。明日からも、よろしく。


お節料理

2011-12-31 06:48:21 | 暮らし

12月30日(金)   いちじ 

餅搗きは、若いジュンペイ夫婦にまかせる。「ちゃんと、搗いといて、任せたよ」

ロートル達は、部屋の中で、お節料理作り。例年と違うのは、一日早まること。餅搗きと、お節作りが、同じ日になったこと。Kさんダウンで、仕事のあるジュンペイ一行は、今夜には帰らなくてはならないためだ。それで、若干の手抜きをして、煮しめなどは、各自にお任せとし、品数は減らして作る。私は、昆布巻きだけ。

寺会計の最後の清算のため、農協に行き、預金通帳の記載をしたり、会計報告を作ったり、そんな雑務をやりながら、餅搗き、お節作りと、なんともまとまりのない、締まらない、年の瀬の一日だった。

夜には、明石から、娘が来る。顔を合わせ終わると、ジュンペイ御一行、あわただしく、車を走らせて行く。

これで、今年も、最後の一日を残すのみとなる。


雨に

2011-12-29 18:31:58 | 暮らし

12月29日(木)    ときどき 

「雨が降ったみたい。地面が濡れてる。」

犬の散歩で、外に出た連れ合いの声。 「えっ」と、勝手口から除くと、しっかりと濡れた地面が、飛び込んでくる。あわてて飛びだしても、無駄なのに、足は、大豆を広げたシートに向う。当然濡れている。機械の金属面には、少しではあるが、水の溜まりもできている。がっかりである。ビニールシートの上であることも、裏目だ。地面と違い水を吸わない。大豆の葉や茎が、水分を吸うから、水溜りはできないが、脱穀するには、少しの時間、必要だ。

餅搗きの準備をする。二年振りの臼と杵。よく洗って、水を張っておく。あとは、なにやかや、まとまりのない一日。ジュンペイ達、3人と一匹、夕方早めに到着。

これから、手巻き寿司で、忘年会となる。


途絶

2011-12-28 19:42:03 | 暮らし

12月28日(水)    ときどき 

曇りがちの空。せっかく大豆を一杯に広げたのに、これでは効果が薄い。脱穀は、明日に伸ばそうと、早々に決める。

最後の出荷作業で、数は少なく、午前中にほぼ終わる。午後は、餅切りと、餅の荷作り、発送。これで、年内発送はほぼ終わる。注文の干し大根、友人などへの、贈答餅は、明日の発送にする。年内、滑り込みセーフ。明日からは、杵つき餅と、お節料理の準備。

今年は、K氏、アトピーの具合が悪く、一人家に残るとのこと。30数年、暮には必ず顔を合わせていたのだが、途絶えることになる。若くて、がむしゃらにやってきていたが、こう云うことでも、歳をとったのかと感じる。過ぎゆく月日、抗えなさなのだろう。


日記

2011-12-27 17:03:03 | 農作業

12月27日(火)    いちじ 

草刈を完了させ、大豆の脱穀の準備にかかる。機械の試運転がてら、黒豆だけ、豆にする。お節の準備はできた。あとは何時でもよいが、今年のうちに、始末をつけたい。ただ、茶豆も含め、少し湿り気があるようなので、倍以上の面積に広げ、乾かすことに。

病院へ、見舞。お寺の役員の人なので、様子を見に行く。そして、これから、寺の役員会だ。終わった後、何時もなら一杯やるのだが、この寒さでは、車で行くしかない。だから、飲まないで帰ることになる。

では、行ってきます。


賃餅搗

2011-12-26 18:32:51 | 農作業

12月26日(月)   ときどき 

相変わらずの寒波が居座り続けている。真っ白ではないが、早朝の庭には、白い霰がポツポツと残っていて、日陰では、昼近くまで、解けなかった。昨夕、7時近く、突然、雷の音。しばらくすると、パラパラ音がしてくる。やばい。大豆が皆、露天状態だ。部屋着に着替えていたが、そのまま外へ。あわててシートを被せる。と、こんな急の冬の雷が、霰を降らせた。

もち米を蒸すために、釜に水を張ろうとすると、外流しの蛇口は、凍っている。少しゆっくりとしたスタートにする。作業場では、この冬初めての、ベーコン作り。暮の使い物用に、勲煙を始める。

寒いので、餅搗きは、作業場での作業はパス。居間を片付けて、テーブルの上でやることにする。一回目は、餅つき機で、蒸す所から始める。二臼め以降は、外のお釜にセットした蒸篭で蒸米にする。蒸篭を二段にするから、最初は一時間で、以後は30分おき位で、蒸上がる。結構忙しく、のんびりしてはいられない。最後に、御供え用に一臼と、七臼つきあげる。

今年は、餅切り機を購入することにした。のし餅のままだと、荷作りにひと苦労する。包丁で切るとなると、労力が大変。柔らかいとくっつくし、固くなりすぎると、力がいる。タイミングが難しい。発注した餅切り機は、明日には到着する。28日の最後の発想に間に合うか。それとも、発送日をもう一日作るか。

そんなことを思いながら、今日の作業を終える。


古暦

2011-12-25 18:55:05 | 暮らし

12月25日(日)   ときどき 

晴れるが、寒い。こんなときは、ときどき、薄黒い雲が、空を走る。太陽を隠すこともある。急にぐんと冷える。チラチラと雪を降らす雪雲かと、見上げる。幸いに雪が舞うこともなかったが、有馬記念の優勝馬を祝うかのように、真っ白に降ってきたという。

賃餅の準備で、もち米を洗い、水に浸す。蒸篭や釜戸などの準備をしながら、高校駅伝の中継を見て、気忙しい暮と云いながら、のんびり過ごす。ついでだと、早めに風呂の釜に火をくべ、電気バリカンの用意をする。散髪しようと思っていながら、この間の風邪騒ぎで、延び延びにしてしまった。伸びすぎてしまった髪を切り落とし、すっきりとした。

で、暖まった体で、歳時記暦をみると、古暦 という文字が飛び込んできた。

古暦  手元に置いた暦や壁に掛けたカレンダーも、残る日々はわずか。一年の長さを思うか、短さを思うか。新しい暦を用意すれば、その年の暦は早、古暦といわれる。古暦は捨てがたい。  《 酔うて寝た  日の数々や  古暦    几薫》

とあった。振り返って、私の気持ちに、あまりにもぴったりというような句である。この一年も、酔いで一日を締めくくり、短い一年にしてしまった。


避妊

2011-12-24 19:09:19 | 猫、犬

12月24日(土)   ときどき 

三連休の真ん中、土曜日のクリスマスイブ。ラジオでは、あちこちにぎやかと報じている。我が家は、出荷日。さらに、暮も押し迫った、なんとなく気ぜわしい土曜日。出荷用の餅搗きの準備などもあり、一日中、作業場で過ごす。

ソラの避妊手術だが、今日もまだ、あまり元気はない。しかし、外には出たいらしく、サッシの前で、開けてくれと泣いたり、その前に用意した、座布団の上で寝ていることが多い。

我が家で、猫を飼ったのは、この地に引っ越す前のこと。移住を決めていた、一年前の春だったと思う。済んでいたマンションの駐車場に、捨てられていた子猫を、娘が見つけた。移住することになっていたので、飼っちゃおうかと、家猫にした。ミーコと名付けた。いろいろとエピソードがあり、忘れることのできない猫だ。

それ以来、我が家に猫がいなくなったことはない。ここに移住してから、ミーコは家の外を知り、土や草を知り、猫も知った。そして、恋もした。メスだったので、子供も産んだ。その何産めかの子猫が生まれ育った時、我が家の猫は、6~7匹になっていた。それで、あまり増えすぎてもと、避妊手術をしたことがある。ミーコの子供のチビタと云う雌猫で、手術の時、もう、子供が出来ていたと知らされた。そのチビタ。手術後に、性格が、がらりと変わってしまった。あまりの違いに、避妊手術の猫格の破壊のように感じてしまった。以後、避妊手術は止めた。子猫が産まれたら、すぐに、一、二匹を残して、あとは殺した。川に捨ててきたのだ。ペットになる前の、猫と人との関係だ。それでも、人慣れしない猫は、育て上げて、離乳するようになってから、連れてくることなどもあり、多い時は、二十数匹の猫に餌をやっていた。

今、高齢化した我々夫婦との関係で、止むなくソラの避妊をすることにした。すでに、ソラはペット猫なのでもある。


手術

2011-12-23 19:03:57 | 猫、犬

12月23日(金)  

一日曇り空で、寒い一日。日中の気温は、平年より低いとか。作業場の片づけを続けるが、連れ合い。「南側の窓のそばに、花の鉢を置く棚が欲しい」。片づけ荷物を置いてからでは、作りにくいので、急遽、大工道具を広げる。窓幅の一軒幅の棚を作り、その下を、ニワトリの餌用の屑米を積む場所とする。こんな作業をしていても手が冷たく、かじかむほどだ。とりあえず、暮の餅つきができるスペースはできたので、掃除をし、作業場内は、完了。午後は、草刈。残りは、あと一回、」二時間ほどと、めどをつけ、寒い一日の作業は終わり。

ソラが退院してきた。昨日、避妊手術のため、入院。無事、手術を受け、今朝、連れ合いが、迎えに行った。身体を包帯で巻かれ、なんとも滑稽な姿だ。そんな姿に、笑い転げると、せつない声で鳴き声を上げる。悲しそうな声である。痛みもあるのか、じっとしているが、座り込んだり、立っていたりで、落ちつかないようだ。

    

      


日記

2011-12-23 07:25:11 | 農作業

12月22日(木)  

幸い、雨は降らないが、曇った肌寒い一日。

連れ合いは、ミカン山へ、最後のミカン取りに向う。と云っても、今年は裏年で、ほとんど実は付いていないとか。私の出る幕はなかった。私は、暮に向けての、作業場の片付けや掃除をと、手がけるが、まずはこれか、いやあれからかと、次々と広がってしまうのが、片づけで、簡単には終わらない。それほどに、あれこれと広がっている作業場だ。午後は、草刈に。

夕食は、+一。隣町にある、ホスピスの調理人。我が家の米を使ってもらっている。何時もは、連れ合いが、針治療に通いながら、配達しているが、臨時ということで、取りに来てくれる。それなら、久しぶりに一緒に夕食を。我が家の冷蔵庫の、魚の処理に協力してもらう。ということで、サバとイワシの唐揚げ。野菜も、レンコン、サツマイモ、新ジャガイモも唐揚げに。そうそう、今日は冬至だと、カボチャも仲間に加える。出荷残りの菜花はお浸しに、ハクサイと頂き物の笹かまぼこであえものを。そして、また、私は、いっぱい。