畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

冬へと

2015-10-31 17:51:56 | 農作業

10月31日(土) 

日差しもほとんどなく、薄曇りの、肌寒い一日。作業場でのすわり仕事でも、時折吹きこむちょっと強い風には、振るえるほどだった。

10月も最後の日。さすがに、野菜類は、夏野菜からの切り替わりとなっている。オクラやナスはもう完全に終わりだ。ピーマンや、ミニトマトは、今も盛りに実をつけているが。山芋、サツマイモ、サトイモなどのイモ類。やーこん。ホウレンソウや、大根や菜花の間引き菜など、完全に秋野菜だ。菜っ葉類が登場すると、当日朝の収穫と、整理調整にどうしても時間がかかる。田畑の仕事も、とりあえずはどうしてもという作業は少なくなる。必然的に出荷作業に時間を割くことが、多くなる。年齢からも、椅子に座っての作業を選ぶようになるからでもあろう。

その上、強は、この秋では、一番の寒い日だったこともあり、ずっと出荷作業をし、最後の納品書打ちまで。その後も、今日が晦日日でもあることから、今月の集計作業までやってしまう。

結局、外作業はせず、残り野菜を自家用に整理し、台所に立ち、下処理までやってしまう。

野菜を取りに来たお客さんも、今日は、ストーブの試運転をしたといっていた。明日からは11月。立冬も近づき、初霜の声を聴くのもそう遠くなくなった。


ヤーコン

2015-10-30 17:22:41 | 農作業

10月30日(金)   いちじ 

午前中は花畑。ヤーコンの試掘り。サツマイモの収穫。ヤーコンは木はかなり大きくなっている。そして、小さな花が咲いている。草丈や、茎や葉の大きさに比べると、なんと小さな花なんだろうと、思ってしまうような花だ。サツマイモは、安納を掘ってみた。それなりに育っていた。帰ってきて、整理調整。ツルや茎や葉を裁断機にかけ、ニワトリの緑餌にすべく、細かくする。

午後は、転換畑。ミニショベルの油圧レバーを点検、注油などで、動きをよくする。菜花畑の草取り。コンテナに二つほど、緑餌用に持ち帰る。

ヤーコン

    


日記

2015-10-29 17:41:19 | 農作業

10月29日(木)   いちじ 

花畑。草刈り。草燃。ひどく荒らし放題だったところの草の処理が終わった。午後からは、トラクターを運び耕す。背丈以上に伸びたヒユナなどの大きな草の根は大きいから、それらは細かくならず、土の中や表面に残っている。畝立やマルチ張には少々障害となるが、とりあえずは、次作の準備には書かれるようにはなった。

そろそろ、タマネギ用の畝を作らなければならない。


夏日

2015-10-28 18:11:56 | 農作業

10月28日(水)   ときどき 

夜中にざっと一雨あった。庭に小さな水たまり。日中は、暖かく、というより厚さを感じるほどの陽気になる。蒸し暑く、腰を下ろしての作業でも、汗ばむほど。

午前中は出荷作業。連れ合いが、午後患者会に出かけるときに、荷物の配達も兼ねるので、午前中に作業を終わらせる。掘ったままの山芋、サトイモを整理調整し、量り、新聞に包む。粘土質の土が、しっかりと付着しているので、結構大変な作業だ。

午後は、昨日に続き、明渠掘り作業。昨日の雨のせいで、掘り終った溝には水がたまっている。まだ掘っていないところも、水がうっすらとしていたり、水を吸って軟らかくなったりしている。この雨は、プラス面とマイナス面、双方をもたらした。プラス面は、溜まった水を利用=バケットを水でぬらしながら、掘ると、バケットの土が落ちやすくなってくれること。マイナス面は、土が柔らかく、機械が沈みやすくなること。法面の下は、そうでなくとも軟らかいのに、大した雨ではないが、さらに柔らかくなり、機械のクローラーが土にめり込んでしまう。2時間ほどは、それでも順調に作業できたが、より柔らかなところに入ってしまい、前進もバックもどうにも滑って動かなくなってしまった。アルミブリッジを持ってきて、クローラーの下に入れ、脱出はさせたが、作業は、中断した。

機械の油圧操作のハンドルが、少し動きにくくなっているので、明日は、点検してから、再開だ。


明渠

2015-10-27 17:44:18 | 農作業

午前中は変換畑。個の田んぼは、段々の地形になっている。この田んぼから見て、上も下も、それぞれに1mほどの段差がある。畔の方は、下の田んぼと1mほど高いところにあるので、水はけはある程度好い。しかし、もう一方は、1mほど植えに田んぼがあり、その畔と法面があるので、法面側は、上からの水が染み出るような地形で、常時、じめじめしている。

そこで、上から染み出てくるような水を全体にいきわたらないようにするため、法際に溝を掘ることにした。水は溝にたまるだろうから、全体的には乾きやすくなるだろう。その溝を、排水用の明渠として、水手のところまで作り排水させるつもりだ。ミニショベルを運び、穴掘り作業をする。土質により、ぐちゃぐちゃとしているようなところは、バケットの中の土が落ちなくて苦労する。半日づつぐらいだと、数日はかかりそうだ。30分ほどは、菜花畑の草取り。柔らかそうな草なので、ニワトリの緑餌用にと、コンテナに入れてくる。

午後は花畑。出荷用の山芋掘り。今年の初掘りだが、まあまあに育っていた。サトイモ掘り。


蚕豆

2015-10-26 18:11:04 | 農作業

10月26日(月)   いちじ 

ソラマメ播種。ポットにたっぷりと水をかけ、種を差し込むように播種する。コンテナとパイプで、棚を作りその上に苗箱を並べる。不織布をかけ、さらに太陽シートをかけて、水分の蒸発を防ぐと同時に、夜間の保温を兼ねる。発芽までこの状態を保っておく。380ポットを並べる。

変換畑に行き、最初に種まきをした、菜花のべた掛けの不織布を撤去する。菜花はきれいに育ち、菜っ葉として出荷できるほどに生育している。が、草も負けないほどに育っている。不織布をかけていないところと比べると、発芽も何倍も多く、生育も極端に育っている。ほかの畑ではこんなことはなかったから、ずっと田んぼだったから、草の種類も、土の状態も違うからなのだろう。とにかく、驚くほどだった。

二回目に種まきしたところは、不織布の被覆をしなかったため、発芽率も悪かったが、発芽したばかりの幼苗が虫に食われ、ほとんどなくなっているところもある。耕していない脇の方が全滅的にやられていることから、虫は耕されていないところの草から、侵入してきたと思われる。田んぼから変換したばかりだから、畑ほどに虫の密度は低いだろうからと、甘く見たのが失敗だった。


土入れ

2015-10-25 17:34:14 | 農作業

10月25日(日)  

一日、家での作業。ソラマメ、エンドウ豆類の育苗の準備。

焼土、モミガラ燻炭、肥料を混ぜ合わせ、育苗培土を作る。それぞれの分量を量り、シートの上に山にして、シートを持ち上げ、少しづつ移動させ、ひっくり返し混ぜ合わす。何度か繰り返すと、全体にきれいに混ぜ合わさる。ポットに培土を入れ、苗箱に並べる。ラジオを聴きながら、その単純作業を繰り返す。昼休み後も同じ作業。600本ほどの苗を作るポットを完了。30ポットほどに、スナップエンドウを播き、ハウスの苗床に。早めに収穫できるように、ハウス内で育てる分として。

連れ合いが出かけているので、夕方には、動物たちの世話。鶏の最後の卵の収卵、猫、犬のえさやり。庭を歩いていると、まだ薄明るい東の空に、明るい月。まだ満ち満ちていない月。全部終わらせて、家に入るころには、もう暗くなった中空に、十三夜の月が光輝いていた。


霜降

2015-10-24 17:45:04 | 農作業

10月24日(土)   いちじ 

日差しは少なかったが、過ごしやすい気候だった。今日は、霜降。これからは、朝晩、グンと寒さを増してゆくだろう。

出荷作業を手伝い、半日過ごす。

午後は刈払機を積んで、花畑に行く。まだまだ草刈り作業は続く。ところが、30分ほど作業をしたところで、刈払機が具合悪くなる。エンジンと作業する部分を接続しているところが外れてしまった。エンジンが動いても、刃が回転しない。接続しても、すぐに外れる。留め金具が甘くなり、ちょっとしたことで、外れやすくなってしまった。農機店で、部品を注文しようと向かった。がシャッターが閉まっている。えっ!土曜休日なの、とがっかりする。

が、考えると、それもしようがないことだ。8月の後半からは、稲刈りが始まり、以来ずっと大忙しで、夜中なども交代で、勤務していたはずだ。乾燥機は夜の間中動いているから、万一の時は、呼び出しがかかるだろうから。10月も後半に入り、収穫作業もほとんど終わり、ようやくひと段落ついたころだろうから、少し休んで、骨休めの期間なのだろうと、納得。 刈払機は、一刻を争うものではない。

 


草燃

2015-10-23 17:25:13 | 農作業

10月23日(金)   いちじ 

花畑。今夜から、明日の朝にかけて、雨が降るかもしれない予報で、刈り草に火をつけに行く。まだよく乾いてはいない草もあり、完全には燃えないが、かなり嵩が減った。その後は、午後も続けて、続きの草刈り。こちらも、春から放置したところで、しかも、作秋も刈らなかったところなので、草丈も高く、蔓草も茂り、とてもやりにくい。何度も刈払機を振らないと完全に刈れないので、時間もかかるし、疲れもする。そこそこに切り上げる。

サトイモの収穫。


小さな模様替

2015-10-22 19:08:01 | 暮らし

10月22日(木)   いちじ 

午前中。私たちの卵や野菜を食べてくれていた人が、移住することになり、引っ越しをする。家電品や家具の一部は処分するというので、私たちで、使えるものを、譲ってもらうことにした。その引取りに、二人で出かける。長いお付き合いのあった消費者とのお別れでもあった。

帰ってきて、早速に、一部模様替え。電子レンジを載せてあるカラーボックスは、ところ構わず、シールがべたべた貼ってある。そのシールは、「あられちゃん」とか、「宇宙戦艦ヤマト」、「銀河鉄道999」などなどのアニメシール。そう、わが娘が、子供だった時に使っていた整理棚だ。もう、30年以上使っているものが、そのまま我が家のダイニングに据えてあった。その代わりにと、連れ合いがもらった、木目調の新しい棚に切り替わった。ほんの一つだけだが、これで、部屋の雰囲気が、変わるから面白いものだと思う。

午後は、ハウス周り、農道の草刈り。彼岸花の作前に一度刈ったのだが、もうすっかり伸びている。もう、水仙が芽を出す時期になった。これ以上たつと、水仙が草の中となってしまう。今でも遅く、もう十分に芽を出していた。しかし、今なら、草と一緒に刈っても、すぐに再生してくれる。遅れて刈ると再生が弱く、花も小さくなるだろうからと、急いだ。案の定、草に隠れて発芽した芽は一緒に刈りはらってしまったが。早く再生してと願いながら、刈払機を振る。