畑のつぶやき

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貯蔵

2011-11-29 18:22:13 | 農作業

11月29日(火)  

一日曇り空。幸い、雨は降らず、ときどきは、雲越しに、うっすらと明るくなることもあった。雨降りで、作業場での作業を予定していたが、これなら大丈夫と、午前中は畑に出る。少しだけ残ってしまった、サツマイモを掘り終える。霜が降るほどの寒気が来なかったので、今年は、順調だった。タマネギも、中生を植え始める。こちらは、例年より少し遅れての植付。それでも、苗は、小さいな、という感じだ。

午後は作業場。この間、収穫したイモ類が入ったコンテナが、所狭しと置いてある。整理して、種芋を選り分け、出荷用と、貯蔵用とに選別しなくてはならない。今年のサツマイモは、かなりの収穫があったので、種芋以外にも貯蔵してみようか、ということになった。いくら温暖な房総とはいえ、1月2月の冬季には、ちょっとした防寒対策では、ほとんど腐らせてしまう。砂地の畑に、1.5m以上の穴を掘り埋めておかなければならない。ある程度の出荷量があれば、ちょくちょく掘りだして、ということもできるが、我が家の場合、それでは、労が多すぎる。一度埋めたら、春になり、まとめて掘り上げるしかない。しばらくは、土の中で、眠っていてもらう訳だ。

ヤマイモも同じだ。サツマイモほどの深さは必要ないが、やはり土の中でないと、寒さで腐ってしまう。土の中は、温度だけでなく、適度な湿りがあるが、これが、貯蔵に必要な、もう一つの条件。温度と湿度をきちんと管理できれば、穴掘りなどせずに、貯蔵しておけるのだが、それをやるには、大規模でない限り、コストが高く付きすぎる。

作業台の前に腰を下ろして、半日、整理。サツマイモは、約半分近くしか終わらなかった。


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