畑のつぶやき

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不安一掃

2011-11-28 18:40:08 | 介護日記

11月28日(月)  

ヤマイモ、サツマイモの収穫。今週は、天気があまり良くないようなので、とりあえずはと、一日シャベルを手にする。

夕方、母のステイ先に洗濯物を取りに行く。入所の時、私は、どこも悪くないのに、なんでこんなところに来るのか、と、抵抗の姿勢を見せていたので、若干の心配をしていた。時間的に、ちょうど夕食の時間になろうとする頃だった。ナースステイション前の、食堂を兼ねる広間に、集まり始めている頃。入所時のこともあったので、その後の様子を尋ねてみるが、全く問題はないとのこと。入所のいきさつは全く忘れ、「息子さんに頼まれて、お世話をしている」というと、そうですかと、普通に過ごしているとのこと。衣類などは、新しいものと脱いだものとをごっちゃにしてしまうから、職員の方で、管理しているとのこと。新しい衣類と洗濯ものを交換。

そんな時、母が、廊下を歩いてくる。私を見ても、ちょっと手を上げて、すれ違おうとする。「調子はいいかね!」と声を掛けると、はい。「ご飯はおいしいかね! 」と声を掛けると、美味しいですよ。職員が、「いじめられていないか心配で、来てくれたんですよ」というと、笑いながら、食堂の方へ、歩いてゆく。看護師と少し話して、食堂の前を通ると、自分の席に座って、隣の人と話をしている。

認知症なのだ。どうしてここにいるのかなどは、忘れてしまえば、ここにいることが、苦痛でさえなければ、ご飯を食べ、おやつを食べ、家にいるときは、全く一人だけだが、ここでは、車いすに座ってはいても、話しかける相手もいる。お互い、頓珍漢な会話でも、コミュニケーションができる相手がいる。看護師さんたちが、あれこれと声を掛け世話をしてくれる。8畳の部屋で、見るとも聞くともなくテレビを唯一の相手としているより、よほど良いのかもしれない。人により、それぞれに、違いはあるだろうが、高齢者がどう生きてゆくのか、様々あってしかるべきなのだろう。

日常的に、パジャマで過ごすとはいえ、昼間は、歩行できる人はそれなりに、車いすを動かせる人はそれなりに、適当に動き回っているようだし、日常生活の能力に合った介護になっているようで、それも一安心した。


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