畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

土質

2008-10-31 19:27:32 | 農作業
10月31日 

ソラマメ用の畝立、マルチ張り。
今年のソラマメは、宮畑にする。ここの畑は粘土質が強いうえ、石も多いから、今は大豆が育っているだけ。根菜類はほとんど作らないし、葉物など、直接種をまくものもあまり作らない。ちょっとしたものは、作業のしやすい畑になってしまう。まとめてたくさん作るようなもの中心になるし、空いていることも多い。
ソラマメはある程度高畝にしたい。それで、昨日、トラクターで、何回も耕し、土を細かく砕いておいた。日にちを置くと、雨に打たれたりで土はまた固くなる。さすがに、今日は、ふかふかだ。もみ殻クン炭、石灰、油粕を撒く。ふかふかの畑は、歩きづらいし、疲れる。畝立用のロータリーは重い土を跳ね上げるので、唸りを上げる。石も撥ねるので、がちがち、大きな音を立てる。畑の土質によって、作業のやりやすさはだいぶ違ってくる。

風邪

2008-10-30 19:01:08 | 暮らし
10月30日  ときどき 

空気がひんやりして、秋の深まりを感じる。早朝には、暖が欲しいほどだ。
連れ合いは、今日も一日、ダウン状態。本人も「風邪だと思う」と云っているように、風邪をひいたのだと思う。
以前は、風邪をひいても、早めに一晩ゆっくり寝たり、最悪、一日布団に入っていれば、回復に向かった。少しのんびりと作業をしながらでも、直ったものだ。そもそも、風邪などめったにひいたりしなかった。やはり、歳のせいだろうか。この数年は、年に何回かは、どちらかが、風邪気味だ、と云う事がある。
これから、寒くなるし、空気も乾いてくる。他山の石として、私も気を付けなくては!

大根、菜花などの中耕、除草。管理機の入るところだけ。
畑のロータリー耕。ソラマメ、タマネギが、そろそろ植え時になってきた。また、せかされての、作業となりそうだ。

出荷

2008-10-29 19:29:57 | 農作業
10月29日  ときどき 

昨日の影響で、少し遅い起床。
連れ合いの熱は下がらず、出荷作業は、私がやることになる。野菜の収穫、整理。ダイコン葉や、菜花の葉のまびきなど、収穫も時間がかかるし、整理も露と土の付着などで時間がかかるし、苦手な細かい作業だ。タマゴは、家の中で連れ合いが整理して用意してくれたが、まるまる一日かかってしまう。

菜花の葉、間引いて菜っ葉として食べる

飲み会

2008-10-29 19:11:33 | 暮らし
10月28日 は  ときどき  だった。

移住して、農業をやっている人たちとの飲み会。2月に一度顔合わせで、一杯やったが、時々逢って話したいとの希望があり、第二回目だ。ただ飲むだけではつまらないから、お互いの畑などの見学も、兼ねようということになっていた。
一組は、私たちの集落に、3年くらい前に移住してきた60代のGさん夫婦。同じ市内だが、かなり奥の山の上の集落で、「自然王国」の、スタッフとして、農業をやっているFさん夫婦。そこの、研修生が数名。5~6年前に我が家を訪ね、その後、隣の市に移住したKさん。そのほとんどは、30歳代。若い農業者だ。
昼過ぎに集合。今回は、わたしたちと、Gさんの畑がすぐ近くなので、その畑の見学にする。いろいろと話も弾み、結局、4時過ぎに一度解散。7時位から、懇親会。我が家が会場で、肴と食事は、わたしたちと、Gさんが用意することになっている。帰りが遅れたので、、急いで料理にかかり、おたがい、どうにか間に合って、7時過ぎに、乾杯、自己紹介を兼ねながらの懇親。
若い人たちに、囲まれ、(ちょうど私が、移住してきた時の年齢の若者である。)久しぶりに、遅くまで、話、かつ飲んだ。みんなが帰り、ホッとして布団に入ったのは、翌日になっていた。
ちなみに、今日の会合をセットした、わが連れ合いは、8度の熱を出しダウン。懇親会に顔を出すこともなかった。

べた掛け撤去

2008-10-27 19:30:30 | 農作業
10月27日  ときどき 

久しぶりに青空。でも、曇りがちだった。
菜花、二回目に蒔いた大根などの、べた掛けのパオパオを撤去する。種まきから一月近くたち、立派な葉物となり、パオパオを持ち上げている。パオパオはパンパンに張っていて、もう限界だ。その上草も見事に育っている。菜花畑では、同じ背丈に育っている所もある。草取りもしなくてはならない。そろそろ11月。虫の活動も少しは収まるだろうから。全部で、10畝分を取り外す。
不思議なもので、9月19日に蒔いた、カブやチョウホウナは、パオパオに被覆されていても、葉っぱは穴だらけ。しかし、10月に入ってから2日に蒔いたものは、ほとんど虫には食われていない。いま、最も被害を受けているのが、ダイコンサルハ虫、キスジノミハ虫など。土のなかの卵やさなぎが孵って、食害するのだろう。自然の移ろいのちょっとした時間の違いで、こんなにも違うのかと、思い知らされる。

パオパオに守られて、まだヨワヨワシイ大根の葉


奥の緑の濃いのが、一回目の大根の葉



彼岸花

2008-10-26 19:38:47 | 暮らし
10月26日  いちじ 

雨は短時間の小雨ながら、昼過ぎまで時折、落ちてきた。気温も低く、少し寒さも感じる。
のんびりする。柿を取ったり、ハウスの水かけなど、ちょっとづつ。
ソラマメのポットを整理して、生育に合わせて並べ替える。同じ日に同じ条件で蒔いても、生育には差が出る。定植の時に楽なように整理しておく。生命ある物は、工業製品と違い、全く同じにできることはない。小さいもの、大きいもの、曲がるもの、いろいろだ。そういうものとして、農産物を受け入れられるようなら、今の様な、食や食料の危機は来なかっただろうに、と思いながら、作業する。

彼岸も過ぎて、早一月になる。彼岸花に「葉があるの?」とのコメントをもらっていた。また、多くの方も、花が終わった後の彼岸花に、注目することはないだろうと思う。それで、ちょっと追いかけてみた。

10月9日、花も終わり、花を付けていた茎も倒れる頃、茎の根元から葉が出始める。


そして、今日。葉も大分伸びてきた。水仙の様な葉がびっしり出てくる。この葉が冬の間、じっくりと養分を作り、球根に蓄える。そして再び、秋に見事に花を見せてくれる。

空家

2008-10-25 19:26:50 | 暮らし
10月25日 

我が家のすぐ隣に、古い空き家がある。私たちが移住してきた時、すでに空き家だった。ずいぶん昔に建てられた家で、電気は引いてあるが、水道などの設備はない。住んでいた一家が、都会に出て久しいと聞いていた。
その空き家には、年に数回、おじいさんがやってきて、10日位滞在していた。何度目か位から、話をするようになった。今は流山に住んでいること、子供のころが懐かしく、時々来るようになったことなど、聞いた。隣の集落に、従弟もいるのだそうだ。古い井戸しかないので、飲み水くらいは使ってもらったり、時には、夕食を一緒にしたりもした。田んぼも所有していて、今まで作っていた人がやれなくなり、我が家で借りることにもなった。
が、かなりの高齢だったので、付き合いは10年も続かなかった。その後は、息子さんが、年に一、二度、様子を見に来るだけになった。その時には、顔を出してくれていた。そして、今、息子さんも亡くなり、孫に当たる人が、やはり一、二度、やってくる。
今日は、天気も悪く、作業場で仕事をしていたから、しばらく話をする。彼は、おじいさんに連れられて、来たことがあるそうで、その後も何度か来ていた。しかし、この土地に古い家があると、何かと心配になるらしい。何か会った時に困るし、ちょくちょく来れないからと。けれど、不動産屋に売る気にもなれず、迷っていると、話していた。
回りの農業に迷惑かけないような、良い人に売りたいのだがと話していた。いかがですか。

籾すり

2008-10-24 19:10:00 | 農作業
10月24日 

一日降り続く。たまに止むこともあるが、それもつかの間。再び、強く降ってくる。そんな繰り返しだった。大雨警報も出たりで、作業場での仕事になる。
収穫時に玄米にしておいた米は、余剰分を地元の米屋に引き取ってもらった。当然、低農薬とか、有機肥料栽培など関係ない。慣行栽培米としてだから、安い。とくに、今年も豊作気味だから、なおさらだ。しかし、余らせておいても、場所取りだから、売ることにした。
在庫米が少なくなったので、こんな雨降り日を利用して、籾すりをすることにした。機械を運び出し据え付ける。時間はたっぷりあるから、あわてる必要はない。しかし、実際の作業時間と準備の時間を比べると、無駄をしているようだ。大きな低温倉庫を持ち、大規模稲作をやる農家とは競争できないと、しみじみ思う。

産卵箱を鶏舎に入れてやる。トリ達は、興味深いが、警戒心も強い。新しいものに関心を示しながらも、遠巻きに見ている。近づいて、恐る恐る覗き込んだり。しばらくはかかるだろう。



産卵箱

2008-10-23 19:19:36 | ニワトリ
10月23日  のち 

朝起きると、庭には水溜り。夜の間に少し降ったようだ。

7月下旬に、我が家では初めての60日齢の雛を入れた。その雛が、そろそろ5ヶ月になる。卵を産み始めるほどに成長した。
このニワトリは、特別なので(訳は以前書いたので省略)、今後も、育雛舎で飼っていくことになる。成鶏舎の二部屋は、すでに、卵を生んでいる群れが入っている。齢の違う30羽を一緒にするのはどうかと思われる。それで、育雛舎で、卵を産めるようにしなくてはならない。
別に何をしなくても、卵は産む。ニワトリは自分で気に入った所で、産卵する。ちょっと薄暗い、安全と思う場所に。でもそれだと、私たちが、集卵するのに大変だし、土間に産むから汚れたりする。
そこで、小さな産卵箱を作って入れることに。箱だから薄暗くなるし、周囲が囲まれて隠れ場となる。ニワトリの多くが、安全な場所と思い、産卵場所として選んでくれる。しかし、何羽かの、変わり者がいるもので、箱外に何個かの卵が転がっている。
箱の上にはのっかれない様に、傾斜を付ける。ニワトリは、鳥だから、上にあがる習性がある。産卵箱の上にあがって、寝たりすると、フンの山になるから。ニワトリは、寝ながらもフンをする。
雨も降っているし、作業場の中で、工作。
出来上がった、産卵箱



日暮

2008-10-22 19:54:04 | 暮らし
10月22日  のち 

今日もハウス作業。
バーナーで土の表面を焼き、団子虫を焼殺。しかし虫は土の中に潜っていてあまり効果はない。一度、管理機で耕した後、バーナーをかけるが、それほど効果は上がらない。種まき後に、パオパオをかけるつもりだったが、団子虫に餌をやって、檻に入れて置く様なものだから、パオパオは止めることにする。
整地して、ホウレンソウとカブの種蒔をする。たっぷりと水をかけて、発芽を待つ。
夕方、早めに帰り、出荷の手伝い。その後、家の周りの、刈草に火を付ける。明日から何日か雨の予報なので、乾いている今、片づけておく。曇り空だと、暗くなるのが早い。5時を過ぎると急に暗くなる。秋の深まりを感じる。