畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

稲刈

2013-08-31 19:02:55 | 農作業

8月31日(土)   ときどき 

朝一の作業は、乾燥機の籾を、籾貯蔵タンクに移すこと。乾燥機の脇にバネコンベアをセットし、籾が飛び散らないように枠を作ってある。その枠の中に籾を排出する。バネコンベアのスイッチを入れると、パイプの中のバネが回転して、籾を移動させる。5~6m離れて組み立ててある籾タンクに流し入れる。労力は使わないで、移動できるが、ある程度の時間はかかる。また、タンクの方も、一か所からだけ、籾が流れ込むので、最後の方は、バネコンに詰まらないよう、タンクに入り、籾を均等に溜まる様にもしなくてはならない。これだけは、人力でやらざるを得ない。乾燥の終わったばかりの、まだある程度の熱を持つ籾の上での作業で、汗びっしょり。

9時過ぎには、圃場に出る。昨日の続きで、コンバインを走らせ、タンクが一杯になると、軽トラの、籾運搬タンクに開けて、再び刈り取り作業。運搬タンクが一杯になると(満杯にはしないで、適度の量にしておく。それでも、籾重量は、積載重量350kgをはるかにオーバーする、600kgを超えている)、家に向い、タンクから、乾燥機に籾を移動させる。これも、籾運搬タンク専用のバネコンによる。人力は、機械をセットし、スイッチを入れるだけ。この移動時間を利用して、昼食もとる。

秀地区の田んぼを刈り終えるが、思いのほか、収量が少なく、乾燥機に空きが出来た。コンバインを移動し、家の近くの田んぼを刈り始める。乾燥機に入る分だけ、周り刈り。

まだだいぶ早い4時過ぎに終了。乾燥運転を始めてから、燃料給油、これから刈り取る田んぼの様子を見に回る。


乾燥機から

2013-08-30 20:36:38 | 農作業

8月30日(金)   いちじ 

早朝、まだ暗いうちに起床。乾燥機は止まっている。籾の乾燥具合を、水分計で測り、確認する。このまま乾燥機から、籾摺りする予定なので、通風運転をして、籾を少しでも常温になるよう、風を通す。7時ころから、籾摺り。乾燥機から直接籾すり機に籾を送る。最も能率がよいのだが、我が家の場合、直接小売なので、米の品質の劣化を防ぐため、籾タンクに移動して、籾貯蔵する。供出や、米問屋に販売する農家なら、収穫即、玄米にして、まとめて販売するので、余分の作業はない。2時間少しで、籾摺り完了。23俵を玄米にする。小作米や、贈答米、当面の新米出荷分は確保。今後の分は、籾貯蔵とする。

10時前には、田んぼで、昨日の続きの稲刈。すぐ終わって、機械の移動。秀地区の3枚の田んぼに向う。ちょっとしたトラブルがあったりで、少し遅くまでかかったが、2枚を終わらせ、3枚目は、周りだけ、2周刈り終える。最初の2周ほどが、ていねいにゆっくり作業なので、明日の作業は楽になる。昨日の籾量が多すぎたので、今日は少し加減して刈り終えた。乾燥機は、少し余裕がある状態。ちょっとした加減が難しいが、余裕があるほどの方がよいのかも。


満杯

2013-08-29 18:54:30 | 農作業

8月29日(木)  

稲刈。コンバインを走らせる。夏の太陽、蒸し暑さに加え、コンバインのディーゼルエンジンの熱が加わり、暑いこと暑いこと。しかし、袋取りでないから、力を使うことがなく、機械の運転と、操作だけなので、疲労はそれほどでない。

台風の接近、秋雨前線の影響で、週末ないし、週明けの天気は傘マークが出ている。雨に降られると、酷くなる、基盤整備をしていない田んぼから刈り始める。どんなに急ごうが、今の稲刈は、乾燥機に規制されての稲刈だ。乾燥機に入りきるだけしか収穫できない。乾燥機の満杯は、コンバイン袋で、63袋分。コンバインのタンクで換算しながら、の収穫だ。最後の方になると、あとどれだけかを確認しながら、乾燥機が余ると無駄だし、入りきらないと困るから、ぎりぎりのところで、刈終わりとする。田んぼの真ん中に刈り残しの稲が残るがしようがない。コンバインに注油、燃料補給し、カバーをかけて、帰る。

軽トラに積む籾タンクで、3回運ぶが、最後の分を入れていると、あと少しで、乾燥機の張りこみ運転が止まる。満杯表示。機械内を点検し、もう少しは入りそうなので、再張り込み。どうにか、溢れることなく満杯状態で、運転できそう。灯油バーナーに点火し、乾燥運転。後は、乾燥機が自動運転。穀物水分が、15%になるまで、運転し続け、自動停止してくれる。明日の朝には、出来上がっているだろう。


変り目

2013-08-28 19:03:03 | 農作業

8月28日(水)  

午前中は出荷作業。午後、連れ合いが、患者会に出かけるときに、5セットを配達するので、昼までに作り終える。

午後は、コンバインを引き上げてきて、泥の洗浄。強粘土と切藁が壁土のように練られて、足回りに付着している。明日からの本格的な稲刈に、不都合だし、機械にもよくないので、高圧洗浄機で、泥を落とす。クローラーだけなら良いのだが、機械の下部にこべり着いているので、なかなか落ちない。泥だけでなく、コンバインが切り落とした藁と一緒なので、絡まっていたりで大変だ。あらかたの泥を洗い落とすだけで、2時間以上かかる。

夕方、昨日収穫した、もち米の籾すり。苦労して刈り取ったのに、収量が少なく、がっかり。キョンなどに穂を喰われているようす(刈取時に見て)だったので、覚悟はしていたが。まあ、もち米は、贈答と、自家消費のつもりだし、その分は取れているので、良しとしよう。

明日から、コシヒカリの刈り取りを始めるが、天気が変わり目を迎えるようで、少々不安。台風も大型で、週末以降の影響が心配だ。どうなるものか。


刈始

2013-08-27 19:21:03 | 農作業

8月27日(火)   ときどき 

昨夜半ころから、明け方にかけて、まとまった雨が降った。久しぶりの雨で、空気が潤った感じの朝。空き缶雨量計は、約20㎜ほど。アメダスの記録も、18㎜。これだけの雨なら、畑もだいぶ水分を吸収しただろう。大豆畑で少し刈り残した草刈をして、一時間ほど草取りをしてくる。株間のヒユナがかなり生育し、大豆の背丈を越すほどになっている。連れ合いも草取りをしているが、もう少し頑張らないと。畝間の草はほとんどないのだから、一度株間をとれば、大豆の生育に害となることはないだろう。

帰って、コンバインや籾運搬タンクの準備。夕方、刈始める。早稲のもち米を刈る。強湿田なので、昨夜半の雨が溜まっている所がある。低い所に溜るのだが、そこはほとんど田んぼの隅などで、機械を回転させるような場所だ。ユーターンしたり、バックしたりするから、土は掘れてグチャグチャになる。クローラーにも大きな泥団子がくっついて、作業性が悪くなる。苦労しながらの、刈始めとなった。


記録ー3

2013-08-26 18:34:02 | 農作業

8月26日(月)   いちじ 

昨夜、8時ころに、再びパラパラと雨音がしてくる。たいした雨量ではないが、2~3時間続いたか。数ミリの雨が滲みてくれたようだ。風も北寄りの風だからと、午前中は、秀畑へ。トラクターは置きっ放しだから、ロータリー耕。お湿りは大したことはないが、土埃はあまり舞い上がらない。こんな雨でも、何回か降ってくれれば、いくらかは潤う。鋤きこんだ草の感じから、もう一度耕したい。

午後は、田んぼ。刈払機で草刈。稲刈に向けての草刈は、これで終わりとしようか。

    8月19日(月) 

   退院の朝、今日も晴れるようだ。窓から見える朝日は、ちょうど日の出時刻ころは、雲に隠れる。しばらくして、海がまぶしくなる。こんな日の出を見れるのは最後。診察も終わり、会計。前もって知らされた概算よりは安いが、個室ゆえに、ホテル並みの金額だ。11時前にすべて終わり、家へと車を走らす。駐車料金も基本料金だけで済む。のどの痛みは、まだ残るが、日常へ戻る。

午後、田畑周り。ほんの数日のご無沙汰だったのだが、久しぶりの感じ。田んぼのカラカラの所で、水を入れれる所は水入れなどをしながら、一通り回る。

   8月20日(火)

  昨日に引き続き、田んぼの水入れなど。モアで、草刈。

  午後は、母の部屋の掃除、母の帰宅の準備。客間になっていた部屋を、カーッペットを敷いたり、ベッドをセットしたりで、母が暮らせるように戻しておく。

さあ、身体も慣れたことだし、明日からは、本格的に、作業再開し、ちゃんとした日常生活に戻そうと決める。

以上、真夏のひと騒動は終わる。


期待外れ

2013-08-25 18:08:41 | 農作業

8月25日(日)  

朝から曇り空。9時ころには、パラパラしてくる。外仕事には、濡れるかなという程度の弱い雨だ。しかし、この雨が続いてくれれば、畑には良い雨だ。大雨で、地表を流れるよりは、しとしと雨で、地面に浸みてくれればありがたい。予報も雨いちじ曇りのマーク。雨雲の予報も、次々と雨雲が流れてゆく予想図。願いを込めて、作業場内の作業を選ぶ。

出荷用の米の精米をしながら、米の収穫の準備。乾燥機の点検、試運転。籾貯蔵タンクの組み立て。何時でも稲刈が出来るようにスタンバイ。作業場も清掃しておく。

しかし、大いなる期待をして、空模様や、予報を見ながら、願いを掛けたが、見事に、またもや空振り。空き缶雨量計の底にかすかに、雨の痕跡を残す程度にしか降らなかった。アメダスの雨量も、1㎜の雨量だけ。庭の表面もうっすらと湿ったが、こんなお湿りでは、地表に残る草の種の発芽を促すのみ。悲鳴を上げていた夏の果菜類には、何の役にも立たないばかりか、あす以降、再び照りを強くするだろう、日差しの強さに、逆作用する程度の葉の表面の水滴だろう。次の傘マークは、一週間後。暑さがいくらかは弱まると云う予報に、すがるしかないようだ。

少ないながらも、ほぼ一日近く、パラパラしていた、この雨は、始まったばかりの稲刈には、水を差す、邪魔雨となった。


悲鳴

2013-08-24 18:42:56 | 農作業

8月24日(土)   いちじ 

曇り空だが、蒸し暑さは、酷暑だ。昨晩、時間は夜中ころか、久しぶりで、雨音を聞いた。どれ位降っているのだろうと思いつつも、眠りの中に戻って行った。朝、何だと云う感じ。アスファルトがうっすらしているだけで、カラカラの庭土は、隅の草の周りが、少しだけ湿り、降ったのかな位の感じだ。アメダスの記録では、夜中の一時と二時に、それぞれ、0.5㎜、計1㎜の降水量とある。我が家の空き缶雨量計は、そこにほんの少しだけの水。畑のお湿りには程遠い。けれど、風向きもよいので、花畑の作業を選ぶ。

熱処理マルチフィルム張。前回から、だいぶ経つが、土埃のひどさに、なんとなく後回しにしてきた。しかし、もう時間的余裕もない。カラカラの畑に、施肥、そして、透明マルチを張る。

明日も曇り空で、傘マークもあるが、どうなのだろう。花畑の、夏の果菜類、水不足で、もう限界と、悲鳴を上げている。


記録ー2

2013-08-23 19:25:30 | 農作業

8月23日(金)  

母を送る。田んぼ、大豆畑の草刈。

大豆の生育は、早く植えた所は、しっかりと生育しているが、遅く植えた所ほど、生育は良くない。まだ育たないうちに、猛暑と水不足の影響を受けたのだろう。今にも枯れてしまいそうな個所もある。が、放っておき、大豆の生命力にかけることにする。ある程度は、枯れ死だろうが。イネの方は、思いのほか、熟すスピードが遅い。特に、出穂の遅い穂は、まだ青みを帯び、未熟粒が多そうだ。天候などの予報を見ながらだが、もうしばらく待とうと思う。

 

   8月17日(土)   

   眩しい青海原が、眼下に広がるベットの上。

入院一日目の夜は、さすがに熟睡とはいかなかった。初めての点滴針を腕に浸けての床の中。「寝像が悪くても、大丈夫ですか」に、答えは、今まで何かあったことないですよ。のどの痛みも、続く。そう云えば、朝から何も食べなかったからと、準備に戻った時、調理パンを一個食べたのみ。病院の夕食は、手続きが間に合わず、無。夕食といっても、流動食だから、満たされはしなかっただろうが。うつらうつらと一晩を過ごす。看護師の見回りも、都度気付いていた。

朝は、流動食。流し込むだけ。飲みこむときに、痛いのだから、普通の食事でも同じだろうと、昼食からは、普通食にしてもらう。痛さは増すが、食欲の方が勝っての結論。

昨日、思いのほか早めによくなるだろうと思ったのは、喉の奥の「出来物」が、破れたように思ったからだ。診察や、検査に動き回っている間も、唾液を呑み込まない訳にはゆかない。そんな時、変な異味、異臭のようなものを感じていた。CT画像で説明を受けた時、それが、膿の味であり臭だろうと思った。抗生物質などで膿を抑えるとなると、時間はかかるだろう。しかし、膿が出てしまえば、抗生物質の効果もあり、腫れは速く引くだろう。

のどの痛みは、腫れだけのせいでなく、傷がついての痛みなら、慣れるにつれて、薄れるだろう。そんな自己診断をした。耳鼻咽喉科の医師にも、担当看護師にも、そんな症状を告げ、それなりの処置を依頼する。

そんな訳で、昼からは、普通食になる。いつもよりよく噛んで、ゆっくり食べる。早食いの私には、少々きついが、健康には良いのだろう。

ベットにいると云うことは、やはり、病人らしく感じるのか、二日目は、日中もうとうとしたりの時間も長い。しかし、極力、昼間の寝ぐせはつけないようにと、読書に努める。

   8月18日(日)  

  今日も海は青く、眩しい。外は、猛暑だろう。極力、エアコンの設定を高めにして過ごす。うっすら汗ばむ程度に。外との差をあまりつけすぎると、退院してから、慣らしが困るだろう。診察で、かなり腫れも引いたと云う。呑み込みの痛さはあるが、それほどひどくはなくなった。診察の結果、明日、退院ということになった。点滴は、明日の朝までだが、一日4回、各、一時間ほどでよいことになる。シャワーも使えることになる。

ベットから出て、ソファーでの読書に時間を割くことにする。

最後の夜は、よく眠れた。深夜の点滴は、気付かないままにやってもらっていた。

 


たくましさ

2013-08-22 19:14:01 | 農作業

8月22日(木)   ときどき 

午前中は、秀畑。トラクターで耕す。機械は、前日に運んでおく。畑はカラカラに乾いている。風向きによっては、近くの家に迷惑なので、風の具合を見ながらの作業と決めておく。

こんな乾いた猛暑でも、草は元気だ。たくましい。最優先種はヒユナだ。20日ほど前は、きれいな緑の絨毯状だったが、今は、30~50㎝ほどに伸びている。その上、ほとんどすべてが穂を開いている。それが、たくましさの証明だ。いくら、雑草の強さを持つヒユナでも、この暑さの上に、土壌水分がほとんどなくなるほどの乾きには、この先の生育が不安になる。生育を転換し、生殖生長に切り替えたのだろう。自らの生育より、子孫を残す方向に切り替える。だから、見事な、ヒユナの穂がびっしりの状態だ。一つ一つは、まだ小さな穂。しかし、数は、、、、、。まだ少し早いから、すべてが実を結ぶとは言えないが、無限といえるほどの小さな命だ。しかし、その命は、私にとっては、害をなすもの。ロータリーを回転させ、ヒユナの原に突き進む。

午後は、母の診察。

夕方、小一時間ほど、草刈に田んぼに行く。