畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

還一歳

2009-04-30 20:23:25 | 暮らし
4月30日(木) 

カウントダウンしてから、もう一年たってしまった。一回りして、もう一歳の誕生日が、廻ってきた。連休、春の農繁期の誕生日と云うことで、どうということはないのだが、うまい日本酒でも、飲みたいと、買い物に行ってくる。近くのスーパーだが、最近は、スーパーやホームセンターなどでも酒類の販売もあるし、日本酒や、焼酎などは、面白い地酒類も置いてあり、十分用は足りる。ついでに、肴でもと、生鮮のコーナーに行くと、大好きな、旬のホタルイカがあった。マグロとともに買い物かごに。
60歳を過ぎるということは、かなりの高齢をイメージしていたが、どうも違うようだ。わが地域のことだが、義務化されてから、「もみじマーク」の車が、ものすごく、増えたように感じる。日中、車で走っていると、すれ違うかなりの車が、つけている。今の、田植え仕事でも、さすがに、田植機を運転するのは、若手も出てくる。が、田んぼの準備や、苗作りは、若手は、ほとんど携わらない。
田植えの風景は、田植機と、苗を運ぶ、「もみじマーク」の軽トラック。元気な老夫婦が、息子にはっぱをかけて、機械を運転させている。田植えが終われば、もう、息子の出番は、収穫のコンバインの運転まで、待たねばならない。
そんな、「もみじ」まで、15年以上。と云うことは、還暦を過ぎたところで、そんな年は、まだ、序ノ口と云ったところだ。

午前中は、農協や、郵便局へ。半端時間なので、里芋も、トレイに伏せてみる。芽を伸ばしてから、定植してみよう。
午後は、畑。トラクターで耕す。天気が良く暖かく、ゆっくり走るトラクターの上で、居眠り気分。

連休

2009-04-29 20:00:55 | 農作業
4月29日(水) 

連休が始まった。全国的に、多くの人たちが、移動する。房総も人出で、車の渋滞が始まるかと思ったが、今日はそれほどでもなかった。通りがてらに見る、メイン道路の車の数はそれほどでない。
私たちにとっては、ここに移住して以来、連休は、移動しない日々となった。それこそ、都市住民だったころは、渋滞の道路を、延々と、何時間もかけ、ここへと通っていたのだが。(当然、アクアラインもなければ、京葉道路は、習志野が終点の時からだ)
移住後は、連休を利用して、仲間が来し、田植えを予定し、子供たちも含め、大人数で、賑やかなイベントもやってきた。寒い雨に降られ、田植えどころでなく、20人近くで、ストーブを囲んだこともあった。
水田が増え、機械化するに従って、同時に、我々の高齢化も進み、地域の田植えも早まり、連休には、田植えより、畑仕事に比重は移った。イベントもやらなくなった。でも、誰かが訪ねて来てくれる。私たちには、好都合だ。多くの人たちが、移動するこの時期に、混雑を承知で、どこかに出かけようとは思わない。その意味では、自由業の、我々は、なにもない、普通の平日に、好きなように動ける。だから、そんな時に、温泉にでも行ければ、最高だ。
しかし、それもしばらく先のこと。田んぼは一段落したが、畑はこれから。夏野菜、サツマイモ、山芋と、スタンバイ。いつでも、畑に出してくれと、催促している。

午前中は、田んぼの除草剤。
午後は、畑の草刈り。周囲の草を刈り、明日からの作業の準備。

田から畑へ

2009-04-28 21:40:22 | 農作業
4月28日(火)  ときどき 

田んぼが一段落して、ほっとして、少しゆっくりの起床。
苗代の片づけ。しかし、今年は、あと10a分の苗が、発芽の準備中。全部は片づけられない。中途半端なまま、他で、利用せざるを得ない。
ヤマイモ、ヤーコンをトレイ、ポットに伏せる。発芽させてから、定植する。
田んぼから畑作業に、比重は移すが、田んぼも放ってはおけない。最初に植えた田んぼに、除草剤を散布する。他の田んぼにも回り、水の少ない所へは、水を入れる。除草剤は、土が出ている状態では、効果がないから。

除草剤を撒きに行った、高い所から、田んぼの風景を写す。ほとんどの田んぼで、田植えは済んでいるが、まだ、緑には見えない。
田植の終わった田んぼ。苗が小さく、植わっているかどうか分からない


同じ時なのに、ズームアップすると、こんなに暗く?
ほとんど、田植えは終わっているが、まだ、緑色には見えない
遠く、我が家も写ってはいるのですが



気の緩み

2009-04-27 19:45:58 | 農作業
4月27日(月)  ときどき 

強風は収まった。今日を最後の田植(無農薬を除いて)にしようと、準備。深く、水も自由にならない所だが、よほどの事故でもない限り(田植機が深みにはまって、脱出できないとかの)、夕方早めに終わるはず。歯医者の予約が入っているが、充分間に合うはずだ。と、余裕をもって、田んぼに入る。
しかし、植えていくにつけ、車輪が土を抱いてしまう。深い田んぼが多いから、補助車輪を付けている。後輪が、ダブルになっている。その車輪と車輪の間に、土が挟まり、土の輪になってしまう。どうもおかしい。いくら深い田んぼと云っても、ひどすぎる。目を凝らして、見てみると、なんと、片側の補助車輪が、逆に付いている。
トラックに乗せる時は、補助車輪を外さなければならない。だから、その都度、着脱を繰り返す。当然、逆に付けないように、注意はしている。しかし、今回の原因は、前回外した時、片側の車輪の取り付け金具を、内外逆に付けてしまっていたのだ。右も左も、同じ側に、取り付け金具を付けてしまっていた。二つとも、右車輪用になっていた。回転方向を確認することなく、取り付けてしまったのだ。
今日で、終わると、気を緩めてしまったからだ。反省。
田んぼの中だが、取り付けなおさなければならない。素手で、田んぼの泥をかきあげ、30cm以上も掘り上げ、やっと付け直すのに、小一時間かかる。
出足から躓いてしまった。その上、水が多いから(しばらく雨の予報はないから、水を落とせない)、苗が水没し、植えてあるかないか分からなくなる。気を使いながら、ゆっくりと。しかし、走行は、グニャグニャと。曲がって植えてしまう。
でも、予定より遅れたが、予約時間前に、植え終わる。
ほっとする。今年の田植えも、無事終わる。

寝不足

2009-04-26 19:08:36 | 暮らし
4月26日(日) 


昨夕、雨の中到着した二人。「お茶?、それともビール?」「のもうよ!」
で、ビールをあける。つまみの刺身は、5時頃と頼んである。まだしばらくは、残り物のおかずを、お通しにして。
二人とも、私と同年齢。私が会社を辞めて、2年ほどで、会社は倒産。社員は、バラバラに。Tさんは、同じ設備の会社を設立して、何人かの同僚と一緒に、仕事を始めた。一緒に来た、Hさんもその仲間だった。それから、四半世紀ほど、いろいろのことが起こる。彼の会社も、昨夏、倒産してしまった。その話は、会社のOB会で、初めて聞いた。数年間は、お互いに、連絡し合っていなかったのだ。OB会の後、連絡を取り、今回の再会と相成ったわけだ。
だから、話は、延々と。アルコールも進み、床に就いたのは、2時に近かった。
少し寝坊して、6時頃起床。昨日とは打って変わって、太陽がまぶしい。
しかし強い風だ。一日続く。こんな日に、田植えを、強行する必要はない。久しぶりの再会を、ゆっくりとと、気持ちに余裕もできる。
昨日、迎えの車の中で、竹林を見て、タケノコ掘りをしたいと云っていたので、友人の竹林で掘らせてもらうように頼み、出かける。一時間少し、竹林で、遊ぶ。
掘ったタケノコを、土産に、2時のバスで、帰ってゆく。ものすごい強風で、速度制限中のアクアラインを心配しながら。
私も、強風の中、田回り。昨日の雨後の見回り。ゆっくりしてしまう。

雨休

2009-04-26 06:46:24 | 暮らし
4月25日(土) 

明け方には、しっかりと、水溜りができていた。何時頃から降り始めたかは、分からないが、しっかりした、雨になるようだ。
昼前頃からは、雨音が、はっきり聞こえるほどの雨。
予定通り、中休み。のんびりした気持ちで、出荷を手伝う。品物が少ないので、午前中には、めどがつく。
午後は、無農薬実験田の、苗のため、種籾の播種。10aほどなので、20枚ほど蒔いて、発芽床に並べ、反射シートをかける。
今日夕には、以前勤めていた会社時代の、友人が訪ねてくる予定。数日前に電話をもらっている。我が家には、何度も来ているが、もう、3~4年は、あってはいない。二人で来るとの連絡だったが、彼は、初めてだ。先日の、会社OB会で、25年ぶり位で逢って話した、元同僚だ。
二人が来れば、今夜は、また、おおいに盛り上がり、日記どころではないだろう。
が、3時を過ぎても、連絡はない。宴会の準備を、してよいものか?
携帯が鳴った。そろそろ、鴨川が近いという。この雨だ。バス停で待たせるのは、かわいそう。迎えに向かう。
後は、この何年間を、一気に埋めるがごとく、時は過ぎ、今になる。

山を越えた

2009-04-24 19:54:54 | 農作業
4月24日(金) 

早朝、雨がパラパラしたが、日中は、降ることなく、助かった。昨日終わらなかった田んぼの田植に、6時半ころ出発。一時間もしないでかたづけ、田植機を、今日の予定場所に運ぶ。一度戻って、軽トラックに、苗を積んで、再出発。
一日、田植。苗を機械にセットする以外は、ただただ、機械の運転。機械には、一度に、12枚の苗が積める。植えていって、苗が少なくなると、補充する。苗の減り方は、均等ではないので、6~10枚位を補充することになる。
夕方になるほどに、空の雲は、厚くなる。空気もひんやりしてきて、寒さも感じる。5時頃に予定していた、田植えは終わる。やはり、大きい田んぼは能率が良い。余った苗や、空の苗箱を片づけ、機械を引き上げて来ると、やはり、7時近くだ。
明日は、朝から雨。その後はかなりの雨量の予報。田植えは、余すところ、2割弱。約30a強。めどがついた。明日の雨は、程よい中休みだ。

アザミ

2009-04-23 20:21:33 | 農作業
4月23日(木)  ときどき 

一日、田植えを続ける。
委託を受けている田圃、20a強。我が家の予定は、二か所、30aを予定していた。しかし、いずれも、ちいさく、形も悪い田んぼだから、能率が悪く、4a位の田んぼが、明日回しになってしまった。
四角形だと、いずれもまっすぐ植えればよいが、変形の田は、カーブしながら植えたり、植えないで走行することがあったり、無駄な動きがついてくる。したがって、能率が悪い。7時近くまで、薄暗い中の作業もしたが、終わらなかった。
その後、明日予定の田んぼに回り、水を少なくするため、水手を下げてくる。
久しぶりに、真っ暗になるまで、外仕事だった。

今、田んぼの畔は、花盛りだ。スミレ、タンポポ、名も知らない草の花、そして、アザミが、次々と花開いてきた。田植えが終わって、しばらくしたら、畔の草刈りだ。アザミや,スミレを残して刈ることはできない。だから、この花たち、もうしばらくしか、楽しめない。

草の中に咲く、アザミ



工作

2009-04-22 19:19:36 | 農作業
4月22日(水)  のち 

昨夕からの雨は、明け方には止んでいた。雨量はほどほどで、良い雨だった。一番で、田んぼを見て回る。植え終わって、土が出ていた田んぼには、十分の雨だった。これから植える田んぼも回るが、多すぎる位の水は、水手を低くして、排水しておく。
昨日、残った35aの田んぼの代かき。水が多すぎる位になっていたが、午前中に終わらす。
午後は、田植機をトラックに乗せる時使う、アルミのブリッジの補助ブリッジを作る。アルミブリッジの厚みがあり、機械を載せる時、段差がありすぎる。特に、田植機は、車輪の構造上、スリップして、怖かった。ブリッジと地面の間に、補助ブリッジを掛けて、緩やかなスロープにする。ホームセンターから、排水溝に被せる、グレーチングを購入。ちょっと改造し、アングルを溶接し、フックを作る。これで、スリップすることなく、登れるだろう。
時間が余ったので、畑の周囲の草刈りを、2時間ほど。
明日からは、雨さえ降らなければ、田植えを続ける。