畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

お世話になりました

2009-12-31 17:08:38 | 暮らし
12月31日(木)  ときどき 

風は強いが、晴れて暖かな大晦日。
昨晩、二人は帰って行った。代わりに、娘が帰省。またも、夜遅くまで、宴会が続く。
今日は、お節料理作り。昨日のうちから、作れるものは、作っておいたので、午前中には終わる。
伊達巻は、ジュンペイの係。何年もやっているので、手慣れたもの。黒豆は、わが家の自家産が、間に合い、じっくり煮込む。ごまめは、地元の乾物屋産を買ってきて、炒って、味付けする。昆布巻きは、新巻鮭を巻いていたが、今年は、新たな挑戦。と云うのは、新巻鮭がなかったことと、実に、大きな寒ブリを、いただいたから。昨日の宴会は、そのブリの刺身だった。一メートルはあるブリを下すのは、大変だったが、味は、最高。大いに堪能した。その、おこぼれをいただき、昆布巻きにした。
今日は、煮しめ、紅白なます、栗きんとん。煮しめの材料はほとんど自家産。八つ頭は、物々交換の北総産。レンコンは、地元の知り合いが作り、わが家の野菜箱に入れているもの。コンニャクは、友人が畑のコンニャク芋から作った、手作りコンニャクをいただく。ゴボウ、ニンジンは、わが家の畑から。当然ダイコンも、サツマイモもそうだ。栗きんとんには、オレンジ色のきれいな、アンノウイモを使う。
遅めの昼食後、Kさん一家三人は、出来上がったお節を土産に、帰っていく。
夕方には、どんどん冷えてきて、空には、真っ黒の雪雲が。そして、ついさっきは、珍しく、霰が降ってきた。ほんの10分もしないで降りやむが、一時、地面が白くなった。
後、6時間ほどで、今年も終わる。
みなさん、よいお年を!
来年もよろしくお願いします。

からみ餅

2009-12-30 17:21:13 | 暮らし
12月30日(水)  のち 

昨日29日は、 ときどき で、それほど寒くもなかった。作業場の片付、掃除をして、杵と臼を出し、餅搗きの準備。作業場は土や、野菜くずなどで、汚れ放題。たっぷり半日以上。
のし餅の発送。これも、適度の箱がないので、箱作りから始めるので、時間がかかる。
夕方には、早めに、みんな到着。忘年会は、鍋だが、仕込には時間がかかる。待ち切れずに、ビールの栓が開く。為に、6時過ぎころから、宴会は始まる。総勢八名。昔に比べると、かなり、さみしい人数だった。

今日は、若手搗き手が張り切るが、昔と違い、わずか四臼。最後の一臼は、からみ餅用。物足りないように、時間をあけて、最後の一臼を搗きあげる。からみ餅は、作業場の作業台をテーブルに、飛び入りのお客さんもあり、総勢14名。しかし、若手は少ない。二升餅もかなり余ってしまう。

賃餅

2009-12-28 18:49:25 | 暮らし
12月28日(月)  のち 

久しぶりの雨。あれだけ嫌がっていた、冬の雨も、時には、懐かしくもなる。大晦日も近づいて、よいお湿りだった。明日からは、友人たちが来ることになっているので、その前でよかった。人数が多くなると、雨で、外に出れないようなときは、家の中で、うろうろ、うるさく煩わしいもの。これから、正月にかけては、晴天が続きそうで、ラッキー。午後も、遅くなって、てくる。

今日は、臨時の出荷日。暮れから、正月は、一週間、出荷を休むので、野菜などが必要な人に、臨時に発送する。
注文を受けた、餅つき。と云っても、機械で搗く。若かりし頃は、杵と臼で、何臼も搗いて、送ったものだが、もはやそれはできない。自分たちの餅も、機械で搗く始末。
しかし、今年は、有望若手が、餅つきに来る。ジュンペイだ。明日の夕方になるから、賃餅には、間に合わない。それで、今日は、二人で、機械搗き。四臼ののし餅と、お供え用に、一臼。わが家用も含め、四組の、小さなお供えを作る。
さあ!明日の夕方からは、にぎやかになる。夕食は、忘年会だ。餅つきの、30日は、大勢で、搗きたて餅での昼食だ。そして、お節料理作りへと、大晦日の日まで流れ込んでゆく。

海の幸

2009-12-27 18:45:38 | 暮らし
12月27日(日)  ときどき 

こないだは、北の魚が好きだと云った。ここ、南房総の魚も、大したものだ。昨日、頂き物をした。千倉漁港の伊勢海老と、サザエだ。どちらも、大きく、生きのよいものだ。早速に伊勢海老を肴にした。サッとボイルし、閉めてから、半わりにして、グリルで焼いて食べた。さすがに、伊勢海老ともなると、そうそう口にはできない。二人で、「うまいね!」と、いただいた。
今日は、サザエの番だ。かなり大きい貝だ。これほどのものは、めったに食べれない。小さなものは、ときどき、お目にかかれるが。
やはり、壺焼きだろう。ボイルしてから、身を取りだして、切ってから、貝に戻して、味付けして、網焼きにする。一番無難な、壺焼きの作り方だ。ボイルした方が、下ろすのも楽だ。
昨日もそうだったが、ハタハタのい鮨も、並ぶ。北と南の海の幸。こうくれば、やはり、日本酒だ。これも、頂き物の、「〆張鶴」。新潟の酒だ。一升瓶を、昨日、開けた。

今日は、二つ片づけた。委託を受けた草刈。大豆の脱穀。夕方遅くなり、機械の掃除や、後始末は、後日にまわすが、脱穀は完了。60~70kg位は取れたようだ。年明けにまわそうと思った仕事を、済ませて良かった。黒豆のやりとりに、感謝かな。

ネズミ

2009-12-26 18:36:59 | 農作業
12月26日(土)  のち 

予報は外れて、雨は降らない。昼前に、太陽も出て、すっかり好いう天気に。
午前中は出荷作業。定期出荷の最後の日。
午後は、大豆の脱穀を始める。
「Tさんが、黒豆を譲ってほしいって。」連れ合いに云われていた。それならばと、急遽、脱穀をしてしまおうと、決めた。幸いにして、雨も降らず、晴天になってきた。これからやってしまおう、と、ガソリンを入れ、機械のエンジンをかける。一年ぶりだが、一発で始動。問題なさそう。これなら、今日中に終わるな、と、機械を走らせ、ハウスの中に。袋やシートを用意して、さあ始めようと?。機械の奥の方に何かが。カバーを外して、調べると、銀色のポリの切れ端や、黒マルチの切れ端、などなどが詰まっている。
「ネズミの野郎!」思わず声が出る。機械の隅の方に、ネズミが巣作りしていたのだ。一年間、動かしていない。外敵から身を守るには、最適な場所と、選んだのだろう。いつ作ったのかは分からないが、今は、気配はない。かなり奥の方なので、取り出して、掃除するのにたっぷりと時間を取られた。
日も傾きかけたころに、ようやく作業を始める。まず、黒豆。そして、茶豆。普通の大豆は後日にするしかないからと、茶豆を終わらせたところで、機械を止める。
連れ合いが来て曰く。
「Tさん、黒豆、来年でいいって。」
「えー!」
「自分で、来て、指脱穀して、と云ったら、ちょっとできないから、黒豆は生協で買ったって。でも、豆は好きだから、出来たら、譲ってだって。」

黒豆は、3~4kg。茶豆は、8~9kgの収穫。最近では、最も良い出来だったので、怒らずに済んだ。

北の魚

2009-12-25 18:19:56 | 暮らし
12月25日(金)  いちじ 

草刈を半日。キクイモの収穫、タマネギ畑の草取りを少し。

昨日の、北海道からの熟鮨。「はたはたいずし」だった。ちらし鮨を作ったものの、つまみは、特に考えていなかったので、良いタイミングだった。献立とも、ぴったりで、イブの夕食を満喫した。
私たちは、北の魚は大好きだ。当地の魚が嫌いと云うのではない。魚は好きだ。イナダ、イワシ、アジなどは、港に上がったからと、よく食べる。しかし、日本海側とか、東北、北海道の魚は、この辺では、上がらないような、珍しいものが多く、興味をひかれる。貝類大好きの、連れ合いなど、特に、北国の貝は、大喜びする。
昨日届いた、北海道からの贈り物。冷凍便で届いた。タラコ、イクラ、がどっさり、はいっている。他に、鮭とば、蛸ぼう、ホタテや、昆布のつまみ。正月の、特異日の、酒の肴には、申し分ない。
毎年、暮れには、送ってもらっている、小樽からの、北の海の幸だ。私たちの作っている、ミカンや、ソラマメなど、北国ではあまり作られていない農産物との、物々交換の、正月用の、海の幸。私たちは、このような、物々交換が多い。
日常的には、「身土不二」。食生活は、かなりの部分、自給でまかなえている。しかし、珍しいもの、おいしいものを食べることは、よいことだ。(悪いのは、食べ過ぎること) 私たちが、作り難いもの、苦手なもの、この地域では、できなかったり、取れないもの、そんなものを、年に何回か、最高の気分で食べる。
健康法の極みだ。



クリスマス

2009-12-24 19:34:11 | 暮らし
12月24日(木)  いちじ 

冬至、天皇誕生日、クリスマスイブ、クリスマスと、暮れも押し迫ってから、暦の上では、行事が続く。今日は、クリスマスのイブ。近所の夫婦も、食事に出かけるところだったそうで、「クリスマスじゃない!」と云われたそうだ。
私たちにとって、この10年以上は、あまり、特別の日、と云うことはなかった。娘がいるころは、やはり、なにやかやとやってはいたが。
私たちにとっては、正月の、三が日は、特別の日。動物の世話以外は、なにもせず、朝から、アルコールも入り、風呂も、好きな時に入り、とだらだら過ごす。駅伝や、ドラマなども、観放題。
暮れの毎日は、その三日間の準備をする日なので、逆に、忙しく過ごすことになる。やはり、年内にけりをつけておきたいということは、多々ある。それを確認しながら、済ませて行く。そんな一つが、昨日終わらせた、大豆の収穫。
そして、今日からは、委託を受けた、草刈。年齢もあり、一日続ける気にはならない。半日単位でやる。午前中にする。汗びっしょりになるのは、わかっている。シャツ一枚になり、ヤッケをかぶって、の作業だ。昼までに、実動三時間。昼上がりをして、シャツを着替える。
午後は、家の畑。エンドウ用のマルチ。二畝。雨のため、だいぶ間隔があいた。

クリスマスイブだからと、夕食作り。根菜類が多くあるから、それらを使い、ちらし鮨。ゴボウ、ニンジン、レンコン、コンニャク、油揚げ、それに、初めてだが、ヤーコンを入れてみる。特別の味はないし、歯触りは良いから、使えると思う。油でいため、醤油と酒、砂糖で味付けして、すし飯に混ぜ込む。他に、卵焼き、茹でた菜花、紅ショウガのみじん切りを、上に散らして、出来上がり。
つまみは、さっきついたばかりの、北海道の、友人からの贈り物。珍しい「なれずし?」。魚は、何だろう。

黒豆

2009-12-23 17:47:26 | 農作業
12月23日(水) 

冬晴の一日。朝は真っ白。水道の蛇口も氷る。午前中は、作業場で、腰をおろして仕事をしていると、暖を取りたくなるほどの気温だ。日向に出ると、風もほとんどなく、太陽のぬくもりを感じる。
午前中は、出荷作業。午後は、大豆の収穫。残っていた、茶豆と黒豆の、収穫を、終わらせる。黒豆は、ほとんど自給用。お節料理の、黒豆煮に、使うほどしか作っていない。当たり、外れがあり、実が入らないときは、一本に、一莢か二莢しか、実の付かないときもある。昨年がそうだったと思うが、一回の黒豆煮が、やっとだった。
今年は、思いのほか、実のっている莢が多い。黒豆煮には、充分だ。脱穀は、年内にやるかやらないか、迷っている。年内に、やってしまわなければならない、頼まれている、空き地の草刈がある。年に一度だけしか刈っていないから、背丈以上の草だ。手間もかかるし、体も疲れる。押し詰まった、年末に、バタバタしたくない。黒豆だけ、指先脱穀で、済ませてしまおうか。
茶豆もある程度は収穫できる。昨年は、種分ほどだったが。

冬至

2009-12-22 17:58:42 | 暮らし
12月22日(火)  いちじ 

朝は冷え込んだ。氷りも張る。日中は、風も弱く、日向では、暖かく感じるほど。今日は、冬至だ。カボチャ料理はしないが、ゆず湯は、準備している。風呂釜に、薪をくべながら、パソコンの前に座っている。わが家にもゆずの木はあり、実も付いている。が、今日は、あちこちから、ゆずの実が届けられた。全部をゆず湯に使うには、あまりにも、多すぎる。明日の野菜便の中に、少しづつ入れよう、と話し合っている。

今日も、大豆収穫。午前と午後、それぞれ、軽トラックに一台。これで、大豆は終わる。茶豆と、黒豆を、残すだけ。時間的には、取れば、取れたのだが、荷台の関係で、混ざると後が面倒なので、明日にまわすことにした。

さあ、そろそろ、風呂も沸きそうだ。少し早いが、風呂に入り、一番長い夜を、ゆっくりと過ごそう。

大豆収穫

2009-12-21 18:09:31 | 農作業
12月21日(月)  いちじ 

うっすらと霜が降りている。生き物係として、早朝から、三匹の犬の散歩。たっぷりと一時間ほど、歩かせられる。その後、ニワトリの、朝の餌。犬猫の餌。そして、私の、昼飯の準備。などなどを済ませ、新聞を読み、畑に出かけるのは、9時過ぎになる。朝飯は、食べないので、その分ゆっくりと、新聞に目を通すのが、日課になっている。
畑での作業は、大豆の収穫。この間、寒い晴天のおかげで、だいぶ乾いている。豆が莢から、はじけないように、注意しながら、剪定ハサミで、茎を根元から切って、車に積んでゆく。軽トラックは畑の中。作業している脇に止めておく。ラジオのボリュームをあげ、耳にしながらの、単純作業。これも中腰の作業。二時間少しで、荷台は一杯になる。帰って、ハウス内に準備した、干し場に運ぶ。
終わるころ、ちょうど、お昼のチャイムが鳴る。
昼からも、同じく、大豆の収穫。荷台、一杯の、大豆を、干し場に運び終わるのは、4時過ぎ。陽が急に傾き、冷えてくる。片づけて、冬の短い日中の仕事を、終える。