畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

台風接近

2009-08-31 17:36:38 | 暮らし
8月31日(月) 

Kさんは、ひどくならないうちにと、午前中に帰路につく。雨は、それほど強くはならないが、強弱を繰り返し、降り続いている。風も時折強く吹いてきた。台風は、わが半島をめがけて接近中。上陸はしないようだが、すぐ近くの海上を通り、北上する気配だ。予報を見る限り、暴風圏内に入るかどうか、微妙な様子。
午前中に、田んぼを見て回ったが、一か所の大きな田んぼは、稲がかなり倒伏してしまった。刈取りに、苦労しそうだ。そのほかは、部分的で、済みそうだ。雨風が、それほどでなく済むことを願うのみ。
四時過ぎには、台風は、半島沖を通過したようだ。会場を離れて進んでくれたようで、ほとんど、強風はなく過ぎた。助かった。
一昨日、無理して刈っておいた、籾が、乾燥上がったので、籾すり。4俵と少し。
午後は、台風休み。置き土産の「定額給付金」も貰ったので、「デジタルテレビを買いたい」との、連れ合いの希望で、こんな天気だから、と、家電量販店に。液晶テレビを購入。(注文)

昨夜は、やはり、一つの歴史的な日となったようだ。8時過ぎに帰り、速報をつけると、早々に、民主=300議席超。自民=100。
明治から続く、強固な官僚機構を、少しは変化を与えるきっかけくらいにはなるだろう。50年にも及ぶ、一党独裁的(官僚機構とのかかわりにおいて)政権の交代は、それだけで、今後の政治の変化へのきっかけだと思う。
政策とか、マニフェストとかより、一党だけの長期政権が、交代することに、大きな意味のある選挙だったと思う。

中休

2009-08-30 15:34:28 | 農作業
8月30日(日)  ときどき 

  8月29日(土)  は、とにかく暑く、陽射しも強く、夏の最後っ屁のような一日だった。
稲刈を始めて、まだ3日目だが、かなり、疲れたようだ。Kさんも来ているので、作業の後は、つまみにもなるような、夕食を準備し、シャワーを浴びる。晩酌は、せいぜいビール2本とちょっとだが、どっと疲れが押し寄せる。
夜の間中、乾燥機は働き、刈り取った籾を乾燥している。生籾は、約23%位の水分だ。これを、15%位まで乾燥させる。機械は、張り込んだ、籾の量により、自動的にバーナーが点火し、適度の温度を保ちながら、乾燥を進める。水分測定も、定期的に自動測定し、指定された、水分になると、自動停止する。
すぐれものの機械だが、やはり、気にはなる。夜中に、一、二回は、見に行くことになる。適度の時間に、目が覚めてしまうのだ。
28日はパソコンの前で、眠ってしまい、一行だけ書いてあった日記を、投稿し、乾燥機を見に行った次第。
29日は、とても、パソコンを前にする気力もなく、放棄。
台風の接近と、30日から、しばらくは、雨が続く予報。昼飯を食べる間も惜しんで、田んぼに出る。おかげで、予定していた、受託の20a強の刈り取りを、3時ころまでに終わらせた。乾燥機を動かして、再出勤。
大雨に降られると、かなりぬかるんで、最悪になるであろう田んぼに。大急ぎで、回りを刈り取る。機械で6,7周、回る。乾きが悪く、ぬかるところは、おおむね田んぼの土手側にある。5~6m刈っておけば、ひどい所は、済んでしまう。万一ぬかっても、広いところなら、なんとでもなる。一安心。
刈り取った生籾は。乾燥機に入れれないので、袋の口を広げ、置いておく。本来、こんなことはしないのだが、今回は特別。もし、午前中降らないようなら、続きを刈ってしまおうと、話しながら、家路に。
で、今朝、6時過ぎに、パラパラしてくる。その後は止んでいるので、このくらいならと、ピンポイント予報。雨雲は、非情にも、わが地域を流れていく予報図だ。案の定、8時ころからは、とても刈り取りなどと言えない降りに。
すっきりとあきらめさせてくれる雨なので、次なる作業に変更。昨日刈り取った、受託の籾すり。2時間ほどで終わらせ、完了した新米、19俵を、依頼を受けたお宅まで配達。雨なので、連れ合いのワゴン車を借り、届けて、ひと段落。
全体の6割強は、完了したことになる。意地悪く、午後は、薄日も射したりする天気。が、明日は大雨。以後の稲刈は、明日の雨量と、今後の天気次第で、どうなるか分からない。ということで、Kさんへの応援依頼は、今日で終わることに。残るところは、大きく、条件の良いところがほとんど。それほど苦労せずに済むからと。
で、今日は、仮「刈り収め」ということで、Kさんの慰労も含め、すし屋に行くことにした。
それと、今日は、ある意味、少しは歴史的な日になるかもしれない日。夜はのんびり、その速報を楽しもうか。その意味では、台風と雨に感謝すべきなんだろうか。
というわけで、早めに、投稿。おやすみなさい。

稲刈

2009-08-27 21:28:13 | 農作業
8月27日(木)  ときどき 

稲刈。コシヒカリを刈り始める。
Kさんに、籾の運搬や、コンバインの刈れない所などを刈ってもらい、私はもっぱら、コンバインの運転。今日は、管理が悪く、草が多くなってしまったところもあり、苦労しながらの稲刈となった。一列刈るたびに、刈り取り部の草のつかえを取り除く。普通のところと比べると、倍以上の時間がかかる。しかし、とにかく、予定していたところは、完了。
どうも、天気具合が、週末から悪くなるようで、気持は焦るが、しょうがない。なるように、出来るように、しかならない。天候の、悪くなり過ぎないことを、願うのみ。まだ稲刈は、始まったばかりなのだから。

2009-08-26 22:00:24 | 農作業
8月26日(水)  ときどき 

田んぼが一気に、にぎやかになってきた。あちこちで、コンバインが、動き回っている。わが家も、明日から、本格的な稲刈。夕方には、早めに、Kさんも到着。出陣式を、手巻寿司で、乾杯。

今日は、間の空間。畑のかたずけの、草刈。稲刈の準備ができすぎた為の、空きの一日だった。
猫のこと、もっと書きたいけど、少し飲んで、眠たくなったから、また。

遺影

2009-08-25 19:36:53 | 暮らし
8月25日(火)  ときどき 

一日田んぼの草刈をして、稲刈前の、予定していた作業を終わらす。
さあ、稲刈だ。27日から始めるつもり。明日晩には、応援を依頼した、Kさんが来る予定。

昨日、子猫のチビの写真を写し、子猫のことを書いた。その翌朝。
朝食の前だった。連れ合いが、「チビどうしたの!」。「何か悪いものでも食べたみたい」と、勝手口の外で叫ぶ。痙攣して、苦しそうにしていると。私は、そうじゃないだろうと言った。なにか、病気があり、育たないような感じだった。昨日もふれたが、歩き方もよたよた。ほかの2匹の兄弟は、元気に走り回っているのに、チビは、走ることが一度もなかった。何となく気だるそうに、よちよちと歩いていた。
そのくせ、私たち、とりわけ、餌をやっている連れ合いが、勝手口から出て、作業場や、鶏小屋に行くと、その後をよちよちとついて動いていた。食事の支度で、作業場まで、野菜などを取りに行くときなども、就いてくる。私が、野菜などをかごに入れたころ、ようやく作業場の入口につき、小さな声を上げる。その時には、もう戻るころ。帰る後ろについて、よちよち、ユウターン。そんな猫だった。
長生きしないだろうねと、話していた。
しかし、それが今日とは。タオルにくるみ、段ボール箱に入れてやっていたが、朝食後に、仕事に出るころには、動かなくなっていた。
まさか、昨日写した、ゴンとの写真が、遺影になろうとは。

何となく弱弱しい感じだが


ゴンとも仲良くなったのに

子猫たち、その後

2009-08-24 19:53:44 | 暮らし
8月24日(月)  ときどき  いちじ 
朝、思いもかけず、雨が降り始める。数時間で止むが、道端には水溜りができるほど。午前中から、稲刈を予定していた人たちには、がっかりさせるに、十分な雨。その後は、陽も射し、暑くなり、午後からは、稲刈を始める人たちもいた。
が、夕方、5時少し前から、再び、雨。一時間ほどで止むが、土の表面を十分湿らせる。私たちにとって、この雨は、よい雨の部類。昨夕、ニンジンに水を撒いたが、それにプラス、朝と夕の雨。ニンジンは十分発芽するだろう。
雨上がり後、刈払機での草刈。田んぼの法面の、稲のそばだけ刈っておく。
昼からは、収穫作業を本格的にやる時、やりやすいよう、作業場の整理。準備でき、昨日のもち米、乾燥できたので、籾すりをする。新規にセットした、作業場での作業の試運転。予定通り、スムーズにできた。

わが家の猫たちのその後。
全部で、9匹確認できたが、その通りだった。しかし、今は、4匹。最初に生まれた、3匹は生きている。シュウの子供は一匹だけ。最後に生まれた2匹は、我々の前に、連れられてくることはなかった。二匹の母ネコは、昔の鶏小屋で、今は、刈り草を置いている所で、出産。その後10日ほどして、肥料を入れておく、ハウスに連れて行き、その外のビニールと草の陰で、授乳していた。
ときどきは、確認していたが、その後、母ネコが、授乳している様子がないと、連れ合いが確認したら、一匹の、頭だけが、転がっていたそうだ。わが家の周囲には、タヌキもいれば、ハクビシンもいる。猫も共食いすることもある。かなりの害敵に囲まれている中での子育て。母ネコには、子育てをするに十分な能力がなかったようだ。

最初に生まれた三匹は、体が一番大きいシロ、活発で、いつも走り回っているチョロ、一回り体が小さく、動きもよたよたしているようなチビ。
チビがゴンに挨拶に


刈始

2009-08-23 19:51:14 | 農作業
8月23日(日)  ときどき 

早稲のもち米の収穫。家の近くだが、ポンプを動かしてもらわないと、水を入れられない田んぼ。その上、粘土質で、深いところがあり、土手も広く、条件は悪い田んぼ。収量もよくない田んぼだ。だから、早稲の餅を一枚だけ作っている。
早めに水を落とし、溝切りもして、乾かすようにしておいたのだが、一部、畳一枚ほどのところが、柔らかく、機械が入るとぬかりそうだ。まっすぐのところなので、サアーっとと通れば、問題なく刈れる可能性はある。しかし、刈り始めの日に、機械をもぐらしては、幸先が悪い。と思い、その部分は、鎌で刈り、コンバインは、迂回させることにした。時間的にもゆとりがあるから、なにしろ、今日は、この一枚だけの稲刈だから。
コンバインを走らせ、田んぼに向かったのは、午後から。十分段取りをしておいたから、二時間もしないで、作業終了。思っていたように、収量は少ない。しかし、正月の餅と、来春の、草餅作りは、確保でき、一安心。

畔の草刈、残っていた一か所を終わらせる。
夕方は、ニンジンの水かけ。小さな芽が、出始めてきた。まだ、部分的だが、ぽつぽつと、細い双葉が、開いていた。うまく、全体に発芽し、育ってくれることを祈りながらの、きっと最後の水かけ。

夏草

2009-08-22 19:19:37 | 農作業
8月22日(土)  ときどき 

一日、田んぼの畔の草刈。今日は、モアで、畔道などの通路部分を中心に刈る。8月に入ってからも、適度のお湿りと、台風の大雨のとどめがあり、草は元気に伸び続けた。月初めに草刈を済ませた田んぼの畔も、刈り取り作業に不都合なほどの伸びだ。例年なら、強健な草も、この時期は、葉先を丸めて、縮れたように小さくなり、水分の蒸発をふせごうと、照りつける太陽に、耐えている。今年は、そんなことはない。十分の水分を蓄え、照りつける太陽の恵みを、たっぷりと受け、盛んに伸びている。葉色も、きれいな緑色。切り刻んでしまうには、いささかかわいそうだが、そんな気持ちは振り払う。
蒸し暑さの中、びっしょりになりながら、あらかた、刈り終える。
田んぼの法面の草は刈っていないので、刈払機で、刈ることになる。が、こちらは、もし間に合わなければ、そのままで、稲刈に入ってもしょうがない。と開き直っている。

機械整備

2009-08-21 19:08:44 | 農作業
8月21日(金)  いちじ 

一日機械の整備。コンバインは、もしかしたら、タンク式に交換するかもしれないと、考えていたので、昨秋は、いい加減の掃除だけだった。そのため、全体を分解掃除をし、オイルを吹きかけて、組み立てなおすことになる。機械の下にもぐったりも必要で、体中が土埃、藁埃、そして、オイルまみれになる。
ついでだからと、洗っただけだった、田植機にも、オイルを吹き付ける。
作業着は、まっくろ。体も、アブラ臭くなる。作業が終わり、早めに浴室に。体中石鹸を泡立て、シャワーを浴びて、すっきりしたところだ。
これで、稲刈、スタンバイ。