畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

秋雨

2020-09-26 16:03:01 | 暮らし

9月26日(土)

一年前を思わせるような、台風予報は、大きくそれてくれた。遠方の地区のニュースでは、房総半島の風雨が大きく報じられていたらしく、去年に続く台風襲来の見舞いもいただいたが、えっ! 台風? 程の感じで、無風としとしと秋雨で済んでくれた。久しぶりの、田畑を潤す雨に、心底ありがたいと思っていたが、その後の天気は、台風一過とはなってくれず、ぐずついた天気が続いている。昨夜は、かなりの雨量だったし、今もしとしとと寒い雨ふりで、外仕事をする気持ちに離れない。暑さでの怠けから、ひと月もたたないうちに、寒いからと内にこもるような季節になってしまった。

花畑も、変換畑も生い茂る草をロータリーで鋤き込んだ状態で、次の作業をしないままにすぎ、もう一度丁寧に耕してからでないと、昨付け用の畝作りはできない。秋ジャガイモや、大根などは、だいぶ遅れている。秋冬野菜の準備もこれから急がないと。

裏の畑だけは。何度か耕して、畝作りもやれた。昨日、ようやく、一度目の大根の種まきはやった。100本ちょっとだが、晩秋には一息つけるだろう。芽キャベツやカリフラワー、ブロッコリーなども、とりあえずは少しづつでも、ここに植え付けて、つなぎにしたいと、マルチを張った。

幸い、月曜日からは、秋晴れがしばらく続く予報なので、畑の準備を急ごうと、思っている。


寛解

2020-09-12 18:57:13 | 膵臓癌

9月12日 記

最後の抗がん剤を飲んでから、ひと月過ぎた。しかし、まだ、本調子ではない。朝起きても、すっきり、快調の気分にはならず、だるい体を引きずるように、朝食の準備をする。朝食をとると、食後は、胃や消化器官へと血液は集中するとのことで、頭はボーっとし、ふらふら感も残る・だから、午前中は、なんとなくだらだらしている。動き出すとしても、10時過ぎころからだ。

それにしても、食欲はしっかりある。昼食もしっかりとれる。だからなのか、猛暑の暑さゆえか、食後は、ゆっくり昼寝や休息をとる。3時を過ぎても、この残暑は和らぐこともなく、のそのそと動き出すが、身体がしゃっきっとする間もなく、9月の日没は、訪れる。

それでも、少しづつハウスの中や、裏の畑は変化している。塵も積もればなのだろう、小一時間ほどの作業でも日数を数えれば、何かはできているものだ。こんな感じで、もう、9月も中旬となった。まだまだ暑さは続いているが、一時ほどではないし、このところ、時々は、期待外れの量ではあったが、適度に降ってくれたので、畑も最悪のカラカラからは解放されてきた。

そして、昨日からの雨は、これも、予報に反して、熱帯低気圧の進路が急速に東寄りに曲がってしまい、大雨にはならなかった。かなり少なめの雨量ではあるが、大雨被害よりはよかったかな程度には、畑を濡らしてくれた。秋の彼岸まではもう10日もない。夏のままに放任された畑の準備に、気持ちを入れなければならない。

8月26日。採血とCT撮影のために病院へ行く。CTは造影剤を注射しながらの撮影だ。この日は、主治医の都合で、診察はなく、検査だけだったが、よく日には、血液検査の結果とCT撮影の所見は、パソコンで確認できる。主治医の判断を待たなければならないが、血液検査値も、画像の所見からも、特段の不都合はなさそうで、安心しながら、31日の診察に出かける。

そして、思った通りの、緩解。血液検査値も、腫瘍マーカーも正常だし、画像上も問題はなし。薬の副作用による体の不調は、徐々に取れてゆくだろうとのことで、日常生活は普通に遅れることになった。ただ、膵臓は半摘しているのだからと、消化補助薬の2種類は当面飲み続けることになる。さらに、術後の1年半から2年の間は、2月おきくらいに通院、血液検査を続ける必要があるようだ。腹部の撮影も、半年ないし1年ごとくらいにやるようだ。

まあ、それぐらいはしょうがないやと、素直に受け入れ、徐々に、術前に近い生活に戻れればと思っている。

いろいろと、ご心配いただき、また、激励いただき、感謝です。おかげさまで、ここまで来れました。ありがとうございました。

 

 


稲刈り

2020-09-05 18:53:58 | 農作業

9月5日(土) 記

暑さと、だるさで、だらだらしていても、待ってはくれない農作業。20日ぐらいから、少しづつ準備を進めてはいた。24日には、稲刈りのための畔草刈りをする。夕方少し涼しくなってからと時間を見ると、4時を回るほどになり、すでに、6時を過ぎると暗くなるほどになっている夕日の下では、作業時間は1時間ほど。体には応えないが、作業は遅々としか進まない。乾燥機への運び入れのために作業場をかたずけ、コンバインや、グレンコンテナを準備し、試運転は、28日。頭に描いた、予定よりは数日遅れで、29日に狩り始める。早稲のもち米を収穫し、乾燥機に入れる。翌30日には、籾摺りをして、玄米にする。

刈り始めが遅れたから、コシヒカリも刈り取りできるから、30日の午後から、刈り始める。31日にかけて、5枚のところの3枚を終わらせ、1日午前に旧乾燥機内にモミ貯蔵にしておく。5枚のところの1枚は、加乾燥で8割がた、べったり倒伏してしまったので、1日午後、時間をかけて、刈り取りをして、乾燥機に入れた。

翌2日、午前中に籾摺りをする。午後、最後の一枚の刈り取りを迷うが、雨が降ったりやんだりの不純な天気で、明日も、こんな感じのようなので、刈り取りはやめ、Koさんの乾燥籾摺りを頼まれていたので、夕方には受け入れて、乾燥作業。翌3日午前中、Koさんに来てもらい、乾燥機から排出しながら籾摺り作業。昼前に終わらす。今日も時々降ったりの天気なので、刈り取りはやめる。

4日。朝から快晴。カンカン照りで、雨は降りそうでない。しかし、猛暑が予想されるが、最後の田んぼに出かける。ここは、田んぼの真ん中あたりがひどい田の草。稲丈より伸びて、穂すら見えないほどのところもある。半分がっかりしながらの刈り取り作業。昼までに7割ほど刈り取り、昼食。午後は、めどが立っているので、4時前ごろに出かけ、小一時間もしないで、刈り取り終了。乾燥機に入れて、グレンコンテナは掃除して片付ける。

5日。乾燥機の中のモミは仕上がっている。いつでも籾摺りできる状態。天気を見ながら、籾摺りすることにして、気持ちを畑作業に切り替える。

こうして、短いようで、なんとなくだらだらした、2020年の稲作は終了した。