畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
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食、農への思い

ヤマイモ

2011-11-17 19:06:47 | 農作業

11月17日(木) 

昨日に続き、ソラマメの植え付けを行う。とりあえずは、植付可能な苗は植え終わる。生育がよくない苗がまだあるが、これがどれくらい育つか。植えれるようになるのか。しばらくは、様子見だ。

その後、ヤマイモの収穫。友人に、少し多めに頼まれたので、その分も掘る。

今年のイモの特徴は、大きいものが多くあるようで、手ごろな大きさのものが少なめだ。ヤマイモは、切ったり傷をつけたりすると、その部分が、褐色に変わる。そして、その状態が続くと、イモ全体が、褐色に変わり易くなる。空気にさらされると褐色になると云った方が正確だ。だから、皮をむくとその先から茶色になり、すり下ろすと全体が茶色に変わってしまう。食べるのに支障はないが、真っ白の料理と比べると、目が、味を悪くする。だから、一回で使い切れるほどの大きさが、理想的なのだが、その通りにならない。あまりに小さなものは、皮をむいたり、料理するにロスが多すぎる。それに、種芋にするには適度の大きさなので、そちらにまわす。

それと、ヤマイモの表面が、虫等にかじられたもの、病気のものも、褐色に変わりやすい。料理などの本では、ヤマイモのアクで、酢水に浸けるとよいと出ているものが多い。実際、ナガイモ等は、切断されて販売されることもある。そんな場合でも、褐変することは少ない。品種や種類により、粘りが強いものほど、褐変しやすいようだ。我が家のイモは、台湾イモという品種の様で、粘りは強い。

虫にかじられたり、傷ついたりすると、イモの中の成分が、その傷によるダメージを受けないように、防御態勢に入り、成分が変わり、褐変するのではないかと、想像するのだが。たとえば人も傷ついて血が出ると、血液中の成分が固まって、止血されるように。

しかし、それにしても、傷イモをすり下ろすと、その茶色さは、あまりの色の変化に驚かされるほどだ。

そんな訳で、今年のイモは、大きめのもなが、ドーンとはいっていることが多いが、うまく使っていただきたい。