畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

生残り

2014-05-14 18:19:42 | ニワトリ

5月14日(水)  のち 

蒸し暑くなる。午後から、家の周りの草刈りを始めるが、蒸し暑さと、だるさで、一時間少しで、やめてしまう。

飼料小屋の片付け、模様替え。

長いこと養鶏をやっていた友人が、やめた。餌を譲ってもらっていたので、我が家も大きな打撃を受けることになる。ポストハーベストフリーのトウモロコシ、保存料無添加の魚粉、などなどを、かなりの低価格で、譲ってもらっていた。それがストップしてしまった。こうした特別の飼料は、ある程度の大量を契約することで、配達してもらっていたので、少量では、流通不可となってしまう。我が家のような、二百羽程度の養鶏は、養鶏業とはならない。最低でも、一万羽程度くらいでないと、飼料を独自で、入手することはできない。

我が家ではこれからも、今くらいの鶏を飼い続けたいと思っている。そこで、いろいろと対策を講じなければならない。その一つが、飼料の保管用の保冷庫。米用の保冷庫を購入し、ある程度まとめて購入し、保存を可能にする。トウモロコシに変わって、飼料用米の利用を考える。海の近くということから、魚加工の残渣を手に入れることを考える。緑餌をきちんと与えるように、刈り草を利用する。など、今までは適当にやっていたことを、養鶏の必要作業として取り入れなくてはならなくなった。

その保冷庫を設置する場所を作り、搬入するための鶏舎周りの草刈りだった。

小規模で、何かをやってゆこうということが、ますます難しくなる。大規模化、産地化、より、単一作物を大量生産する、工業的農業。政策は、そちらを目指し、小規模で、複合的に少量、多品目を生産する、生活的農業は、難しくなる一方だ。

でも、なんとかして、生き残らなければ。


完成

2009-02-12 19:06:23 | ニワトリ
2月12日(木) 

真っ白な霜の朝だったが、日中は暖か。鶏小屋は完成した。だいぶ日にちを食ってしまったが、今年の雛を入れる前に、完成して、ほっとしている。ニワトリの寝床である、止まり木も作る。卵を産む巣箱は、すでに作って、育雛舎に入れてあるものを、移動すればよい。これでいつでも、引っ越しできる。
引き続き、もみ殻置き場の、壁を作る作業に移る。今までは、シートを吊り下げておくだけだった。風でバタバタしたり、切れてしまったり、もみ殻が、外にこぼれたり。強い風の時は、もみ殻が、庭中を飛び交ったり。汚いし、シートが無駄になったりなので、この際、ちゃんと、トタンで壁を作ることにする。あと、一日、二日は、大工仕事だ。


最後に完成した、壁




止まり木



鶏舎作り

2009-02-06 21:05:39 | ニワトリ
2月6日(金)  ときどき 

よく晴れるが、風が冷たく吹く。
鶏舎を作る場所は、日陰。その上、狭くなっているから、風が良く通る。時々、強い風が通り抜け、材木を倒したり、うっとおしい。
午後、二時間ほど、菜花を取りに行く。ついでに、ホームセンターに、追加の波トタンなどを購入してくる。それ以外の時間は、鶏舎作りに費やす。
小屋の入り口側の下地作り。扉の取り付けヵ所の枠作りなど、材木を短く切っての、組み立てなので、あまりはかどらない。電気を付けて、6時近くまで、やったが、少し残ってしまった。

鶏舎

2009-02-05 21:23:05 | ニワトリ
2月5日(木)  ときどき 

今日は、一日鶏舎作り。
屋根は終わったので、側壁に移る。既存の建物に囲まれた場所なので、既存との絡みは、都度、すり合わせながら、作っていく。接続するところの、角度が、直角でないから、難しい。現場合わせで、やらなければならない。
まず、もみ殻置き場との間の、間仕切り作りだ。下地を作り、ビニール波トタンで、仕切りの壁を作る。まっすぐな壁は作りやすいが、既存との接続は、手間がかかる。しばらく楽しめそうだ。

壁を打ち付ける下地


ビニール波トタンを取り付ける

足場パイプの小屋作り

2009-01-27 20:39:43 | ニワトリ
1月27日(火)  ときどき 

今回の鶏舎は、あくまでも臨時用。狭いし、あまり良くない場所だ。簡単に、予算もあまり賭けないで、作ることにする。しかし、すぐ壊れたり、悪環境になったりしても困る。そこで、大まかな躯体は、足場用の鉄パイプを使うことにする。
足場パイプで小屋を作るのは手頃である。細かいところまで求めないなら、ある程度、丈夫で、本格的な小屋を作れる。しかも、割と簡単で、安価にできる。最近は、鉄を切る高速カッターなども、ホームセンターで、安く、入手できる。鉄さえ切ることができれば、ラチェットと、水平器位あれば、誰でも、組み立てられる。何度か、作っている。お勧めである。
そんな訳で、パイプなどの在庫もある。購入せずに済む。昨日に続き、今日、午前中位で、骨組は完成する。屋根や、壁になるトタン、金網を張る下地は、材木を使う。鉄パイプに材木を取り付けるのは、特殊な金具。これも、ホームセンターにある。
全体の出来上がりを、想定して、金具や、材木を拾っていく。これは、ある程度の経験と云うか、三次元の視点が必要。慣れれば簡単だ。午後、チェックし、拾い出し、ホームセンターと、材木屋に、材料を買いにゆく。
屋根用の材木を一か所、パイプに取り付けたところで、夕方の鐘が鳴る。

鉄パイプ小屋


鶏舎の骨組


産卵箱

2008-10-23 19:19:36 | ニワトリ
10月23日  のち 

朝起きると、庭には水溜り。夜の間に少し降ったようだ。

7月下旬に、我が家では初めての60日齢の雛を入れた。その雛が、そろそろ5ヶ月になる。卵を産み始めるほどに成長した。
このニワトリは、特別なので(訳は以前書いたので省略)、今後も、育雛舎で飼っていくことになる。成鶏舎の二部屋は、すでに、卵を生んでいる群れが入っている。齢の違う30羽を一緒にするのはどうかと思われる。それで、育雛舎で、卵を産めるようにしなくてはならない。
別に何をしなくても、卵は産む。ニワトリは自分で気に入った所で、産卵する。ちょっと薄暗い、安全と思う場所に。でもそれだと、私たちが、集卵するのに大変だし、土間に産むから汚れたりする。
そこで、小さな産卵箱を作って入れることに。箱だから薄暗くなるし、周囲が囲まれて隠れ場となる。ニワトリの多くが、安全な場所と思い、産卵場所として選んでくれる。しかし、何羽かの、変わり者がいるもので、箱外に何個かの卵が転がっている。
箱の上にはのっかれない様に、傾斜を付ける。ニワトリは、鳥だから、上にあがる習性がある。産卵箱の上にあがって、寝たりすると、フンの山になるから。ニワトリは、寝ながらもフンをする。
雨も降っているし、作業場の中で、工作。
出来上がった、産卵箱



60日雛

2008-07-28 21:04:06 | ニワトリ
7月28日  ときどき 

今年のニワトリ、コクシジウムで、30羽も死なせてしまったことは、以前報告した。三割近くの減少は、卵の「生産」に支障をきたす。友人に、雛導入の時、30羽余分に取ってくれるように、頼んでおいた。それが、今日到着した。
我が家では、初めての、60日齢雛だ。今まではずっと、初生雛から、育雛してきた。養鶏場での育雛は、当然現在の工業的養鶏に適するように、育てている。平飼で、粗食と自然の餌に慣れるようには育雛していない。我が家での育雛との違いがあるのかどうか。明日、早速、青草をやってみよう。

午前中は、草刈機の刃を研いだり、道具の修理など。
午後は、畑の農道部分の道普請。大きく凹んで、雨水が溜まって困っている所に、土を運んで埋める。夏の土が乾いているうちに、しっかり、固めておかなければならない。少しばかり、畝間の草取りをしてくる。

今日到着した雛


3月の雛、もう、140日齢になった。そろそろ卵も産み始めるだろう。
広い成鶏舎に移してやる。




廃鶏

2008-07-04 21:03:34 | ニワトリ
7月4日  のち   まも

今日は、廃鶏を出す日だが、あいにく朝から雨。時折強く降る。
2006年3月に、我が家に到着したヒヨコ。今年と同じように可愛かった。8月から卵をうみ始めて、9月には毎日、9割くらい産卵する。翌年(2007年)の夏前までしっかり働いてくれた。そして夏には、一休み。秋から春(2008年)まで、もうひと働き。夏になると産卵率は2割近くになる。可哀そうだが、ペットとして飼っているのではない。廃鶏にせざるを得ない。
平飼だから、昼間に鳥を捕まえるのは難しい。暗くなって、止まり木に止まった頃を見計らって、昨晩のうちにコンテナに、入れておいた。
今日、廃鶏業者が引き取りに来る。友人のところは、ケージ飼い。業者がケージから出してコンテナにつめる。数の少ない私たちは、友人のところに便乗する。10羽いれたコンテナを11個。雨の小降りになったときに、運ぶ。
このニワトリたち。「廃」鶏。文字どおり、養鶏業界では、産業「廃」棄物。廃鶏業者に、1羽30円の処理費を支払って、鶏達を処理してもらう。
日本で、物価の優等生、卵を、満足に食べるために、鶏達のこうした最後も知っていただきたい。

さよなら


午後、雨が止む。田んぼに穂肥を撒く。




山は越えた

2008-05-14 21:32:20 | ニワトリ
5月14日  のち 

昼過ぎに雨は上がり、久しぶりに、太陽も顔を出す。しかし、今日も寒かった。
ハッチクをとりに行き、午前中は出荷作業。午後は、エダマメ、ラッカセイなどの育苗ポット種蒔。
雛のコクシジウムようやく山は越えた。日曜日に獣医さんから薬を貰ってきて、飲み水に入れて飲ます。しかし、かなりの重症だったので、すぐには効かない。毎日続けて、今朝はようやく、死体のない朝だった。
ここまで、30羽以上、約三割の雛を死なせてしまった。こんなことはここ10数年経験がない。ちょっとした気のゆるみが招いたことかもしれないが、命あるもの、自然と付き合っていくとなると、時にはこんなこともある。再び、初心に帰り、一歩から始めてゆく。
動画は、元気のない、助かった雛たちの姿。あんなに元気だったのに、鈍い動き方。

コクシジウム症

2008-05-10 19:50:20 | ニワトリ
5月10日 

朝から降り始めた雨は、午後から雨脚が強まり降り続く。肌寒い。
今日も雛が死んだ。もう10羽を超えた。
今年の雛の成育は順調で、5月に入ると40羽近くが夜に止まり木に止まって寝るようになった。例年より1月近く早いと、連れ合いは喜んでいた。ところが、6日、「コクシが出た。餌食いが悪く、ぼんやりしている鳥が多い」。7日、3羽死ぬ。8日、9日と続き、10羽を超えた。「まだ出そう。明日薬をもらってくる」。
コクシジウム症は平飼の養鶏では付き物。毎年、数羽は死んでいる。腸に寄生する胞子虫類が原因だそうだ。大地から離し、バタリーで飼育するとほとんどひどく感染することは無い。平飼でも、コクシに罹りやすい40日齢頃から、しばらくバタリーで育てるやり方もある。
私たちは、終生平飼を選んでいる。コクシジウム対策は、赤土、クン炭、梅酢などを餌や水に混ぜて与えることで、体力をつけ、罹っても回復し免疫が出来るようにと思っている。
ここ何年かは、数羽の死亡はあったが、ほぼ思いどうりにいっていた。しかし、今年は、一割を越える死亡だ。大打撃だ。薬に頼らざるを得ないのかもしれない。
順調さに油断して、観察にゆるみがあったのか?

借りているハウス  耕し、ネットを張、キュウリ、ツルインゲンを定植。