昨日は、だいたい月1回のペースで行っている、某グループホームにての「歌のボランティア」がありました。始めてから2年目となるので、季節に合った歌を選ぶと、だいたい同じ曲になってしまうのですが、入所者の皆様は、別に「飽きた」感じもなく、喜んで歌ってくれました。
今回の選曲: 「こいのぼり」(♪ 屋根より高い~) 「茶摘」(♪ 夏も近づく八十八夜~) 「青い山脈」(♪ 若く明るい歌声に~) 「おお牧場は緑」 「夏は来ぬ」(♪ 卯の花の匂う垣根に~) 「背くらべ」(♪ 柱のキズはおととしの~) 「あざみの歌」
最近は、キーを普通バージョンより更に1音くらい低めにして、テンポもゆっくりめにしてますが、この方が、だんぜん「乗って」くれるようですね。高齢者の皆様にとっては、「速い」「高い」は、「引いて」しまう原因になるようです。
今回は、「手遊び」を2曲分入れてみました。まずは「茶摘」。昔、私たちも、よく「せっせっせ」という手遊びをしましたが、小学生だったころは、どちらかいうと「速さ」を競っていた感じで、「茶摘」よりも「みかんの花咲く丘」など、高度なモノに挑戦していた記憶があります。でも、高齢者の皆様の場合、やはり「ゆっくり」が基本のようで、始まる前に試してみたところ、「1.拍手(自分) 2.右手と右手(相手と) 3.拍手(自分) 4.左手と左手(相手と)」これだけをずっと続けるだけの方ができそうだったので、これを採用。途中の「トントン」のところだけ、お互いに、両手同士を「パンパン」とすることにしたところ、皆さん、かなり喜んでやってくれました。(入所者 vs スタッフ で実施。)
2つ目は、「おお牧場は緑」。これは、自分の右手で左肩を8回、左手で右肩を8回、拳で軽くトントンと叩いていきます。次に4回、2回、1回ずつとへらしていき、最後に手拍子を1回打って、片手を上に上げながら「ホイ!」と続きます。これが、歌にぴったり合うので、けっこうウケますね。(^^)
前置きが長くなりました。今回やってみて、感心したのが、「あざみの歌」が大人気だということです。最近入った、男性入所者の方など、朗々と大きなボリュームで歌ってらっしゃいました。私自身は、コーラスグループが慰問のために練習していた中で、初めて知った歌でしたが、「素敵な歌だなァ」と感じたものでした。やはり、そういう思いは同じらしく、コーラスグループで訪問した別のところでも、大合唱になった記憶があります。
信州に疎開していた作詞者が、書き溜めた詩の中の一つだそうですが、モデルとなった場所には、歌碑も建っているそうですね。