宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

夏に増える皮膚病(その5)・・・よくあるご質問シリーズ

2015年06月14日 19時13分55秒 | 診断と治療
シルクの糸で、薄い小さなストールを作りました
薄いので、少し透けていて、風を通して涼しげです。
暑くてもおしゃれを楽しみたいですね

さて。

今日は、よくあるご質問について、お答えしますね

まず1回目は
赤ちゃんでも、ひやけ止めクリームは必要でしょうか?
というご質問です。

近年、日ざしの強さは厳しくなり、紫外線の害も言われ始め、昔とはちょっと考え方が変わってきましたね。
私が小さかった頃、夏に日焼けすると冬かぜをひかない・・・という根拠のない考えで、子供は真っ黒に日焼けしていました

でも。
最近は、子供でもひやけ止めクリームを使用することがすすめられています。
確かに、屋外で長時間遊ぶ時や、海水浴、プールなどでは、強い日ざしによりヤケドをすることがあります。
こういうときは、なるべく帽子や長袖、日傘などを上手に使いましょう。
もちろんひやけ止めクリームを使うこともおすすめです。
ただ、子供は汗っかきですし、すぐにこすったりさわりまくるので、効果はかなり減弱します。
塗り直しも良いでしょうが、なかなかめんどうです。
薄手の長袖と帽子は効果的でしょう。
また、ひやけ止めクリームによりかぶれるお子様もいますので、肌質にあったものを選びましょう。

なお、まだ歩いていないベビーカーの赤ちゃんの場合は。
ベビーカーの日よけや、つばのある帽子などで、日陰を作ってあげれば良いでしょう。
ひやけ止めクリームを塗っても、こすったりなめたりするでしょうから、その辺は臨機応変で

ちなみに、適度な日焼けは骨の成長にも必要ですから、あまりにも神経質にならない方が良いと思います。
上手に日よけを使って、夏の日ざしを楽しみましょうね


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