宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

ヒノキ花粉症(その2)

2013年04月06日 18時37分55秒 | 花粉症
大学通りの地面が、日に日に緑色に敷きつめられて、その葉っぱの厚みが増しています。
その緑の中に、チューリップの赤、ピンク、黄色が鮮やかに浮き上がります。

見ていると、やはり気分が上がりますね
美しいお花は、気持ちを癒す効果が抜群ですね。

さて。

「数日前から、急に肌が乾燥してきました。」
とおっしゃる患者さんが目立ってきました。

これは、ちょっと、おかしいですね。
なぜなら、この数日、空気の湿度は上がっています。
診療室には湿度計がありますが、先月はずっと30パーセントを切るほど乾燥していましたが、本日は54パーセントもありました。

でも、何人もの患者さんが、この数日、肌のかさつきがひどいとおっしゃるのです。

これは、どうしてでしょう。

答えは、ヒノキの花粉による皮膚炎なのです。

つまり、乾燥ではなく、湿疹や皮膚炎なのです

肌はそれほど赤くなかったり、ぶつぶつが目立たない場合もありますが、ひりひりしたりかさついてかゆかったりするのですね。

ただの乾燥肌ではないので、保湿クリームだけでは改善が遅い場合があります。
まずは、薬で湿疹を治してから、保湿クリームをまめに塗ると、効果がありますよ

ヒノキ花粉症は5月の中旬まで続きます。
抗アレルギー剤内服や、適切な塗り薬の選択が必要ですね
帰宅後のシャワーの習慣もお忘れなく

~~~~お知らせ~~~~
8日の月曜日は、休診させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。



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