宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

あらためて花粉症の症状のお話

2013年01月23日 22時09分22秒 | 花粉症
まだまだ寒い日が続きますが。

今日、自転車をこいでいたら、寒さの中にちょっと春のような風を感じました。

春・・・・というと、そろそろ花粉症の季節です。
正直、憂うつですよね。

でも、くよくよしていてもしょうがないので、今日は、花粉症のお勉強です。
皆さま、花粉症というと、どういう症状を思い浮かべますか?。

くしゃみ、鼻水。
目のかゆみ、涙目。
のどのいがいがやかゆみ。
こういったところでしょうか。

でも、ちょっとわかりにくい症状もあります。
それは。
頭痛、だるさ、微熱。
乾いた咳が続くこともあります。
こういう症状は、普通、風邪だと思っちゃいますね。

さらに。
まぶたや口の周り、耳たぶ、首の湿疹やかゆみ。
頭皮の中の湿疹。
手の湿疹も、花粉の飛散が増えると悪化します。
重症の方は、顔がむくむこともあります。
さらに、全身のあちこちにも湿疹が出てきます。

アトピー性皮膚炎の体質の方は、花粉症がまず皮膚に先に出てくることが多く、鼻水や目の症状は軽いことも少なくありません。
鼻や目の症状が無い方もけっこう多いです。

さて。

これらの花粉症ですが、鼻も目も皮膚も、いずれも日常でいくつか注意が必要です。
それは。
空気を乾燥させないこと。
つまり、暖房を控えた方が良いんです。
目も鼻も皮膚も乾燥していると、花粉症が早く始まる可能性が高いです。
次に。
洗濯物や布団を屋外に干さないこと。
これは、絶対に気をつけてください。

最後に。
予防の内服をそろそろ始めましょう。

今年は、昨年の数倍の飛散が予想されています。
内服をすることで、発症を遅らせる効果や、症状を軽く済ませる効果があります
目薬や点鼻薬も処方いたしますので、ご相談ください





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする