宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

ウオノメ

2010年01月20日 17時52分42秒 | 診断と治療
今日はぽかぽかと暖かかったですね~~
ダウンコートを着ていたら、ちょっと汗ばんでしまいました。

春が近づいているのですね

さて、今日は、ウオノメのお話です

これは足の裏や足の小指の外側に固い芯のようなイボ状のものが出来て、歩くときに痛いものです

原因は、きつい靴や細い靴、底が固い靴、ヒールが高い靴など・・・つまりほとんど靴が原因です。
むりやり靴に足を合わせている結果、同じ部位に圧力がかかり、その部位の角質層が厚くなりすぎて、その後中心に固い芯が出来ます。
この固い芯が皮膚を圧迫するので、歩行時痛みを感じます。

ヒールが高いと足の前方に出来、きつい靴をはいていると指の間などに出来やすいです。

治療にはスピール膏という芯を柔らかくする薬を用います。

しかし、治療をして芯を取っても、同じ靴で無理をし続けると、またくり返し出来てしまいます

大事なことは、靴幅が足に合うものを選ぶことです。
幅だけでなく、靴の形も関係します。
例えば、大きいサイズの靴でも形が足に合っていないと、結局不自然なところが圧迫されてウオノメが出来るのです。
ヒールの高い靴も要注意です。

最近、インソールで優れたものがありますね。
中央がふくらみを持って土踏まずにぴったり合うようなインソールを見つけました。
足裏全体に圧力がかかるので、力が分散してウオノメが出来にくいようです

ご自分の足に合う靴を選ぶことや優れたインソールを入れることが大切ですね。

足が痛いと、膝や腰などにも痛みが出ることがあります。
また、無理していると、外反母趾のような変形につながります

歩くことは健康につながります。
ウオノメが出来てしまうような靴は、なるべくはかないようにしましょう。


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