宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

夏の皮膚病(帯状疱疹)

2009年08月10日 18時27分25秒 | 診断と治療
各地ですごい大雨ですね
8月の初めにこんな台風がくるとは、驚きです。

さて、このように、不規則な天候の変化のせいでしょうか。
体力や免疫力が低下して引き起こされる病気が増えています。

その中でも、帯状疱疹の方が多く来院されます。

この病気は、水疱瘡のウィルスが身体の一部の神経にそって増殖しておこります。

人から人への感染ではなく、自分の中に潜伏していたウィルスが、急に増殖して発症します。

天候が不順だったり、気温の変動が激しいと、人の体力は低下します
そのため、隠れていたウィルスが増殖して、皮膚に発疹をつくります。

初めは、虫さされのような紅い発疹のことが多いため、見逃されがちですが、放置していると徐々に拡大し、水疱が増えてきます。

同時に、神経痛のような、ぴりぴり~ずきずきした痛みがでてきます

ひどくなると、ヤケドのように紅く腫れて、痛みも激しくなります

大切なことは、早めの受診と早めの治療です
また、十分な栄養と睡眠、休養が必要ですよ


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする