宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

汗のトラブル

2021年06月06日 17時51分11秒 | 診断と治療
湿度が高くムシムシする季節になりましたね
もわ~と思い空気が、首回りにまとわりつくような不快感があります。
そろそろ梅雨入りなんですね

さて。

こういった季節になると、汗のトラブルに悩むご相談が増加します

汗をかくと、全身がかゆい。
汗がたまる首や、脇や、肘やひざ裏がかゆくなる。
下着の締め付ける部分や、ゴムの下がかゆい。
手のひらや足の指などがかゆい。
脇汗が気になって、薄い色のシャツが着れない。
手汗が多くなって、鉛筆がすべる。
脇や足の汗のにおいが気になる。
頭に汗をかくと、かゆい。

こうした、汗の伴う症状やご相談が増え始めるのが6月です

さまざまな治療が出来ますので、まずはご相談ください

保険診療がメインですが、自費の医薬部外品の化粧品による治療など、さまざまな治療が選択していただけます。
お気軽にご相談ください

~~~お知らせ~~~

オリンピックが開催されるかどうかわかりませんが、一応7月のカレンダーをアップしました。
紙カレンダーに印刷されている祝日は変更になっています。
ご確認ください

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

汗をかくとかゆい!

2021年05月28日 07時30分42秒 | 診断と治療
このところ、急に季節が進んだ感じがしませんか?

この前まで肌寒い日もあったのに、この数日で夏の訪れを感じますね
蒸し暑さを感じると、身体のだるさも感じるようです
また、コロナ禍で何のイベントもないので暇な時間も増えたのに、時間はなぜか早く進み、気づいたら何もしていないのに5月が終わりそうです

さて。

皆さまの多くが、コロナ禍で運動不足になっていると思います。
運動不足は、筋肉が衰えることも問題ですが、実は汗のかきかたにも問題が出てきます

普段から毎日運動をして汗をかく習慣がある方は良いのですが、ずっと運動不足が続いていると、実は汗のかきにくい体質になっている可能性があるのです。
汗をかきにくい生活が続くと、急に夏の暑さを感じてもスムーズに汗をかくことが出来ず、熱中症のリスクになります
また、じわじわとしか汗が出ないので、汗はネバネバベタベタしたタイプのものになりがち。
このネバネバベタベタ汗は、放置すると、じわじわとかゆみの原因になるのです。

といっても、急に汗をかく運動を始められるわけもないですね。

そこで、おすすめなのが、汗をかいたらまず水で濡らしたタオルで優しくふくことです
乾いたタオルでゴシゴシとこすると、皮膚の表面が傷つけられ、かえってアセモや皮膚炎やトビヒになりやすいのです。
また、市販の汗を拭き取って涼しくする汗拭きシートは、アルコールやメンソールなどを含むものが多く、皮膚の弱い方や湿疹のある方は避けた方がよいです。
かえってかゆみを増す原因になるのです

帰宅後は、まずすぐにシャワー。
汗をすばやく流しましょう。

もう一つのポイントは、毎日、できるだけゆっくりとお湯につかること。
ゆっくりの入浴の習慣は、毎日の発汗機能をきたえるのです

一番やってはいけないのは、汗をかいたまま、クーラーで乾かしてしまうことです。
これは、汗の成分や汗に付着した花粉やホコリなどが皮膚に固着してしまい、湿疹やかゆみをおこす大きな原因になってしまうのです

帰宅後はまずはすぐにシャワー。
出来たら、しっかりゆっくりお湯につかりましょう。
その後は、夏も忘れず保湿ケア。
冬とは違うさっぱりした保湿クリームなどを処方していますので、お申し出ください。
しっとり!もちもち!オールインワンジェルは、夏の保湿ケアに大好評です。
このジェルは、入浴の後かいた汗とすぐに混じり合い、さぁ~っとすばやく伸びるので、保湿ケアが短時間でできますね。

肌保湿研究所のYouTube動画では、汗とのつきあい方をお話ししているので、ぜひ、ごらんください

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今こそ、治すチャンス!!

2020年11月22日 07時18分13秒 | 診断と治療
このところ、季節が戻ったような暖かさを感じますね
外を歩いていると、汗ばむように感じる日もあります

先週まで、秋のスギ花粉が飛散しており、くしゃみや鼻水がひどい方や、全身のかゆみが悪化していた方も多かったのですが、今週に入り少し改善しています。
スギ花粉が少し減ったのかもしれないし、暖かさで暖房をつけなくてすむことも要因かもしれません。
汗ばむくらいなので、自然に全身の保湿が出来ていることも良かったのでしょう

秋の過ごしやすいこの時期にこそ、湿疹やかゆみ肌をしっかり治しておきましょう

なぜかと言えば、寒さが進んで暖房を連日つける生活になると、必ずといって良いほど、顔の肌荒れや手湿疹、全身のかゆみがひどくなるからなんです

でも、慌てないで

過ごしやすい今の季節こそ、丈夫な肌をすくるチャンスなんです

湿疹がある方は、今のうちに集中して治しきっておきたいものです。
また、今、調子の良い方は、そのきれいな状態を維持するべく、しっかり保湿ケアをして欲しいのです。
調子よいから手を抜くのではなく、調子よい状態を続けるよう意識してください。


先週の湿度は20パーセントと異常に低かったのですが、今週は50パーセントでした。
この違いは実に大きいのです。

これから冬が来ると、湿度は下がり、カラカラに乾いた風がふきます。
その上、エアコンやファンヒーター、床暖房といった部屋全体を暖める暖房器具を使うと、全身の乾燥は急速に進行するのです。
こうなると、大人も子供も、全身のかゆみが強くなってしまうのです

だからこそ、今から、真面目に保湿クリームのスキンケアをしましょう
しっかりとした潤いある土台を作っておき、寒くなったら靴下、ネックウォーマーなどや重ね着で自分の身体を内側から暖めるのです。
べたつきが苦手な方は、しっとり!もちもち!オールインワンジェルがおすすめです。
少量でもすばやく伸びて塗りやすく、べたつきがないので、すぐに服を着ても不快感がありません。
保険の処方でも、さまざまな大雨の保湿クリームを処方していますので、お気軽にご相談ください

~~~YouTube動画について~~~
肌保湿研究所のYouTubeでは21本の動画をご紹介しています。
スキンケアのアドバイスを、皮膚科医の立場からさまざまなパターンでお伝えしています。
私は薬にたよるだけの治療ではいけないと思っています。
なので、わかりやすくYouTube動画を使って正しいスキンケアをお話ししているのです。
是非とも上手に活用してくださいね。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

手荒れに必要なのは・・・

2020年10月27日 07時00分22秒 | 診断と治療
昨日は休診させていただきました。
都合で遠方に出かけておりました。
ところで。
外出中、いろいろな建物に入ることになり、その都度、アルコール消毒が置いてあり、習慣となった今何回もアルコールを手に拭きかけていました。

すると。

手がパシパシにかわいてしまい、水分を失った皮膚の表面はしわしわのカサカサになったんです

夏の間はこんなことはなかったので、びっくりしました

これはどうしてなんでしょうか?

それは。

手の汗が減ってきたことに原因があるんです。
手汗は一年中出ていますが、特に梅雨から夏の間に多くなります。
気温が急に下がってきて、全身の血流が下がってきているので、手の汗の量もどんどん減ってきています。
そこに、まめな手洗いやアルコール消毒をくりかえすと、ただでさえ減っている水分がどんどん蒸発してしまうのです

つまり、これからの季節は、夏と同じようなアルコール消毒の習慣をくり返すと一気に手が乾燥してしまうのです

ではどうしたら良いでしょうか。

アルコール消毒をまめにしなくてはならない場合は、まめにハンドクリームを塗りましょう。
当院でも、効果のあるハンドクリームを処方しています。
この場合、ただのベビーワセリンやオリーブオイルなどのオイルをすり込む方もいます。
でも、手にはもともと毛が生えておらずアブラが出ている部位ではなく、水分で潤いを守っているので、必要なのは水分だと思います。
でも、水や化粧水ではかえって乾燥が強くなります。
なので、有効なのは、水分を含む乳液やクリームですね。
しっとり!もちもち!オールインワンジェルは、水をたっぷりふくんだ精製パーフェクタワセリンなので、ひと塗りするとたくさんの水分が角質層に染みわたり蒸発しません。
無香料なので、ハンドクリームとしても使いやすく効果も優秀ですよ。
これからの季節は顔だけでなく、ぜひハンドクリームとしてもお使いください
昨日、帰宅して、このジェルを手にすり込んだところ、あっという間に柔らかさを取り戻しました

手に湿疹やかぶれがある方は、市販の香りのついたハンドクリームは悪化原因になるので、避けた方が良いです。
当院では、治療に有効なハンドクリームを、その方の症状にあわせていろいろなタイプのものを処方できます。
ベタベタタイプから、塗りやすいタイプまでいろいろあります。
ご相談ください



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コロナ対策で増える手荒れ

2020年09月27日 14時55分10秒 | 診断と治療
爽やかな秋晴れの日曜日ですね
あっという間に、秋がやってきました。
お散歩するにも、ランニングするにも、ピクニックするにも、とても気持ちの良い季節になりました

10月からはゴートゥ事業も拡大されますし、多くの方々の活動が少しずつ再開されそうです。

でも。
コロナウィルス対策をしっかり行うことが必須ですし、まだまだ安心は出来ないですね

さて。

クリニックには、最近、手荒れや手湿疹の患者さんがとてもたくさん来院されます。
本来、手荒れや手湿疹は冬に多くなる疾患です。
でも、今年はちょっと違っています。
夏も手湿疹の患者さんが多かったのです。

これはどうしてでしょう?。

これは、コロナ対策による頻繁な手洗いとアルコール消毒によるものなんです

頻繁な石けんによる手洗いや、外出先でのアルコール消毒の繰り返しは、コロナ予防にはとても有効です
これにより、インフルエンザの予防にもつながります。
でも、同時に、手の乾燥はひどくなり、手の角質層のバリアー機能が低下し、さまざまな物質にかぶれやすくなるのです
本来、夏は手の汗がバリアー機能を果たすため、手荒れは起こりにくい季節です。
でも、今年は完全に例外です。
夏も手が乾燥し、かぶれやすくなっています。
治療してもなかなか治りにくい患者さんが増えています。
また、コロナ予防でビニール手袋をはめて仕事する人が多くなり、そのため手の皮膚が蒸れて湿疹がいっそう悪化するのです。

これから空気の湿度が下がり乾燥の季節がやってくると、手荒れはさらに悪化します。
そして、暖房をつける冬にはいよいよひどくなってしまうことが考えられます

まずは、今のうちにしっかり皮膚科で治療しましょう。
冬になってからでは遅いのです

今の季節は、ブタクサ花粉やヨモギ花粉が飛んでいます。
これらの花粉は、手について手湿疹の悪化を招きます。
爽やかな季節ではありますが、油断は出来ないのですね。

手の状態にあわせた治療薬と、効果の高いハンドクリームを処方します。
ご相談ください

~~~おまけ~~~
肌保湿研究所のYouTube動画を見ていただき、ありがとうございます。
皮膚科医師の経験から、多くの方にむけて有益な情報をわかりやすくお届けします。
もう19本配信しています。
見ていただけると、その後の治療効果が変わってくると思います。
ぜひとも、活用してください

先日、YouTube動画にあげた料理を作ってみたという患者さんがいらっしゃいました。
低カロリー高タンパク、作るのは簡単という美肌クッキングのご紹介です。
実際作ってくださったといわれ、とてもうれしかったです
これからも色々工夫して、皆さまにとって面白くてためになる情報をどんどんご提供しますね。
もし、YouTube動画にして欲しいテーマがありましたら、クリニックでお気軽におっしゃってください。
企画会議にあげて参考にさせていただきますね


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

虫さされ

2020年09月11日 19時14分30秒 | 診断と治療
夕方、外出すると、空気にはまだ蒸し暑さはあるものの、首回りをそよぐ風には以前より軽さを感じます
秋の足音が聞こえてきましたね

このところ、来院される患者さんの症状にも変化が見えてきました。

まず。
アセモやトビヒなど、夏特有の症状が減少してきました
一方で、増えてきた症状があります
それは。
秋の雑草の花粉のアレルギーと、、虫刺されです。

秋の花粉症は、イネ科やブタクサなどの雑草の花粉のアレルギーです。
目がかゆい方や鼻水の方もすこしずつ増加しています。
特に、台風に伴いふく強風の影響で、花粉の飛散は多くなり、結果、症状が出やすくなっています。
湿疹も出やすいので、それほど汗をかいてない日も、帰宅後はすぐにシャワーや入浴で花粉を洗い流すことが重要ですね

もう一つ多くなっているのが、虫刺されです。
特に多いのが、ダニやブヨなどにさされた患者さんと、毛虫皮膚炎の方の受診です。
それぞれ、症状に特徴があり、見ればすぐに診断がつきます。
かゆみが長く続く場合が多く、我慢しているとかなり長期間かゆみが続き辛い思いをするので、早めの治療開始がポイントですね

ちょっと涼しくなる今の時期に、雑草花粉症も虫刺されも多くなるのです。
さっさと治してしまい、気持ち良くなるこれからの季節を楽しみたいものですね

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

汗のトラブル

2020年08月26日 14時42分03秒 | 診断と治療
相変わらず厳しい暑さが続いています
でも、8月も残りわずかです。
セミの鳴き声もやや弱まってきていますし、トンボの飛ぶ姿も目にします。
秋が近づいていますね。

さて。

夏休み明けの診療ですが、やはり・・・といった感じで、汗のトラブルが多いですね。

手汗や足汗の湿疹、首や背中や頭皮の中などの汗による湿疹。
軽いアセモから、かきむしったひどい湿疹まで、さまざまです。

でも、私は、患者さんのお話を詳しく聞きながら、あることに気づきました
それは。
テレワークやオンライン授業などで、いつもより外出していない人にも、ひどい汗のトラブルが見られることです。

もちろん、室内が暑かったこともあるでしょうけれど、お聞きすると、クーラーは一日中使用していたと言います。

これは、いったいなぜなんでしょうか

考えられることは、次のようなことなんです。

まず、クーラーの部屋にずっといたことで、全身の皮膚が乾燥肌になってしまったことが考えられます。
私もこのところ、夜中もクーラーをかけて寝ています。
すると、朝起きると喉がイガイガしたり、くちびるがカサカサに乾いていたりします。
これは、全身が乾燥しているサインです。

また、あまり外出せず、運動不足になっている場合、日常であまり発汗の機会がありません。
汗をかかない日常を送っていると、急に汗をかいたとき、質の悪いネバネバした汗をかきがちで、この汗はかゆみのもとになりやすいのです。
肌を丈夫にするためには、汗を毎日かく習慣が必要で、きちんと汗をかき続けているとさらさらとした水のような汗をかけるようになり、この汗は質の良い汗でかゆみやにおいが出にくいと考えられます。
とはいえ、こんなに屋外が暑いと、出かけることもためらわれるかもしれません。
なので、質の良い汗をかけるようにするには、毎日入浴でゆっくりお湯につかり汗をかくようにすることが有効ですね。
私は、毎日、入浴前に10分間運動をし、軽く汗をかいたあとに湯船につかるようにしています。
代謝も良くなり、気持ち良いですよ

肌保湿研究所のYouTube動画では、さまざまなスキンケアのアドバイスをしていますが、一番新しい動画は「汗のメリット、デメリット」という題名で良い汗のかきかたなどをお話ししています。
是非ご参考にしてください
汗については、この後、第2弾、第3弾をアップする予定です。
チャンネル登録しておいただくと、すぐにアップされますから、ぜひ登録してくださいね

軽いアセモと、汗によるひどい湿疹は、治療の薬が違いますので、ご相談ください。
では、残り少ない夏を、コロナに負けずにお楽しみくださいね。
私はおうち時間を楽しむ才能があるタイプなので(笑)、色々楽しいです
皆さまもぜひおうち時間を有効にお過ごしください

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏期休診中です(その4)・・・ミニアドバイス(アセモ)

2020年08月19日 09時18分09秒 | 診断と治療
当院はただいま夏休みをいただいております
おうちで洋服を作成中。
ゆっくり手作り時間を楽しめるのがうれしいです

24日月曜日より平常診療を再開します。

さて。

休診中ではありますが、今日も皮膚病のミニアドバイスを行いますね

今日は・・・アセモです。

梅雨明けしてから、急に厳しい暑さの日々が続き、汗がとまらないとお悩みの方も多いでしょう。
私は昨日、久しぶりに電車に乗ったのですが、クーラーが効いている電車の中でも汗が止まらず、気持ち悪かったです
本当に、屋外で運動したら危険なレベルですね。

そんな暑さの中で、当然汗のトラブルは多いと思います。
なので、ちょっとだけアドバイスしましょう。

まず、当然のことですが、帰宅したらすぐにシャワーを浴びて汗を流しましょう。
外出先で汗をたくさんかいた場合は、その汗をそのままにしてクーラーで乾かすとアセモや湿疹やかゆみのもとになります。
なので、外出先では、トイレなどを利用して汗を拭いてください。
このとき、乾いたタオルでゴシゴシと拭くと、ふやけた皮膚が摩擦でむけて赤くなったりヒリヒリしたりします。
タオルを水で濡らして拭き取ってください。
汗取りシートは皮膚の丈夫な方や湿疹のない方には便利ですが、アルコールやメンソールなどを多く含むため、皮膚の敏感な方やひどいアセモにはしみてしまい悪化しますのでおすすめしません

汗が原因でかゆくなったところは、無香料の安全な石けんで洗い、お手持ちの湿疹やかゆみ止めの薬を塗りましょう。
このとき、液体の薬よりクリームの方が安全です。
汗をかくからといって、液体の方が良いと思いがちですが、刺激して痛くなることがあるからです。
さらに、アセモをかきむしるとトビヒの原因になるので、かきむしりそうならガーゼをあてて被っておくと良いでしょう。
汗を乾かすパウダーはあまりおすすめできません。
かえってひどくなる場合があるからです。

肌保湿研究所のYouTube動画では、汗の対処法もお話ししています。
また汗のトラブルとして、頭のかゆみやマスクトラブルもおこるので、そちらもYouTube動画をご参考にしてください。
YouTubeでは私の分身が休診中でも働いてくれます。
ためになる内容なのでお楽しみください。
クイズ形式の皮膚科王もぜひチャレンジしてください。
クイズの中にもためになる情報をお話ししていますよ。

では、暑さと紫外線に気をつけてお過ごしください


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏期休診中です(その3)・・・・・ミニアドバイス(ひやけ)

2020年08月16日 17時48分26秒 | 診断と治療
当院は夏休みをいただいております。
24日月曜日から平常診療となりますので、よろしくお願いします

今日夕方、急に暗雲が立ちこめ、すごい雷とともに激しい雨が・・・
竜巻注意報もでたようで、一瞬停電しました。
ちょっと怖かったです

通り雨だったようで、今はやみましたが、いきなりの天候の変化に驚きました。

さて。

このところ、猛暑日が続き、半端ない暑さに体力を奪われます
そのため、海やプールが混んでいるようですね
そこで、ちょっと心配なのが、やけどみたいな日焼けです。

うっかり日焼止めクリームを塗り忘れたり、長い時間遊んでいて気づいたら激しく日焼けしていた・・なんてお子様や若者がいるかもしれません。

日焼けは、そのときよりも少し時間がたってからひどくなってきます。
はじめはたいしたことがないと思っても、夜や夜中にすごく痛くなってきたりします。
なので。
日焼けしたら、まずは冷やしましょう。
冷たいタオルを何回も取り替えながら、長めの時間冷やした方が良いです。

ひどい場合は、皮膚科を受診してお薬をもらった方が良いですが、受診出来なかった場合は、薬局の薬剤師に相談して薬を購入してもよいかもしれません。
それほどひどくなければ、十分冷やし続けるだけでだいぶ軽快します。
その後は、クリームを塗っておき、肌が乾かないようにした方が痛みが軽くなります。

数日後、日焼けした皮膚はだんだん乾燥してきますので、保湿クリームやしっとり!もちもち!オールインワンジェルなどを塗っておきましょう。
日焼け後に乾燥がひどい肌に汗をかくと、アセモや湿疹がでやすくなるので、保湿ケアはしっかり続けましょう。

私はもうかなり長くプールや海に行っていないですね。
広い海をながめたいなぁ・・・と思いますね

~~~おまけ~~~
肌保湿研究所のYouTube動画では、私の分身が働いています
さまざまなスキンケアのアドバイスをお伝えしています。
すでに15本の動画がアップされていますので、楽しんでください
好評なのが頭のかゆみの動画です。
2本アップしています。
一番新しいのが、汗の対処法です。
これも、今の時期には役にたつアドバイスだと思いますので、是非とも見てくださいね
とくに、日焼けした肌に汗をかいて、その汗をそのまま放っておくと、肌トラブルがいっそう悪化するので、ご注意くださいね。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

頭がかゆい!!

2020年08月02日 07時43分41秒 | 診断と治療
やっと梅雨があけましたね

今年はずっと雨ばかりで日の光がなくどんよりしている上に、テレビをつければ連日ウィルスのニュースばかりで、正直7月はあまり楽しいことはなかった方が多かったと思います

なので、やはり太陽の明るい日差しには、小さく縛られていた心が解けるような思いがします。
夏はやはりこうじゃなくっちゃ

とはいえ、厳しい暑さがはじまるので、それはそれで大変なこともありますね

さて。

今日のテーマは、頭の地肌のかゆみについてです。

このテーマを選んだわけは、近年、明らかに頭の地肌をかゆがって受診される方が増加しているからです。

肌保湿研究所のYouTubeでは、新しく頭のかゆみについての動画をアップしました
このテーマの動画は2本目です。
なぜ、頭のかゆみの動画を2本出したかというと、1本目の動画は冬バージョン、今回は夏バージョンだからです。
とはいえ、冬バージョンの方もかなり参考になるので、あわせてご覧ください。
冬からずっと頭のかゆみがあって、夏の今でも治らないという方も多いです。
原因はいろいろありますが、梅雨明けしたこれから頭に汗をかくようになると、どの原因のかゆみであっても悪化するので、しっかり治療をした方がよいですね。

そもそもなぜ私はYouTubeの動画を作り始めたのでしょうか。
これには、私の大きな目的があるからなんです。
それは。
皮膚病の治療の効果をあげることと、さらに治療薬を無駄にせず早く治すことです。

私は開業してだいぶたちますが、だんだん実感してきたことがあります。
そして最近確信にかわってきました

それは。

ただ薬をもらってなんとなく飲んだり塗ったりしても、皮膚病の治療効果は上がらないということなんです

つまり。

本来正しい治療薬であっても、原因を知らなかったり日常の生活の中で悪化原因に気づいてないと、薬は効かない!ということです。

私は、診療の中で、なるべくお話をよく聞いて、その疾患の原因を探るようにしています。
とはいえ、患者さんの毎日の生活24時間の内容をすべてお聞きすることは不可能ですし、また、診療時間の中で患者さん自身が私にすべてをお話しくださるとも思っていません。
気づかないことだってたくさんあるからです。

私は時々、患者さんと話が脱線して、雑談になっちゃうことがあります
皮膚病と直接関係ない学校や会社での日常のことを聞きながらおしゃべりしまうことがあります。
ところがその中で、時々、あっという発見があったりします。
そこに原因があって、でも、とうてい、短い診療では聞く機会のない内容だったりもしますね。
それに気づいたからこそ、効果的な治療にたどり着くことだってあるんです。

YouTube動画は、一本数分の短いものです。
でも、内容は、患者さんの皆さまに日常の中で気づいて欲しい事柄をぎゅっと詰め込んでいます。
決して堅苦しいないようではなく、すっとわかるように工夫しています。

ご自分の病気の原因に少しでも関心を持っていただき、治療にいかして欲しいです
また、ご自分の生活の中にどんな原因が潜んでいるかを見つけてほしいのです。

昨日、面白いことをおっしゃった患者さんがいました。
「先生、YouTube動画みて予習してきました。」
なんてちょっとうれしいことを言われました
なんだか、私、塾講師みたいですが、予習や復習に見ていただけると、効果的です
YouTube動画に関する質問もどうぞお聞きください。

患者さんと一緒に、効果的に薬を使って治していく治療法をめざしているんです

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする