今日も早朝出発。松阪に8:00着の予定で、時間の関係で初めて特急で行くことに。
・・ところが・・しゃべっていて特急に乗る駅を過ぎちゃった~。
慌てて降りて、幸いにもすぐ来た電車でひと駅戻るが・・無情にも特急はタッチの差で出てしまい・・・仕方なくすぐ後に来た急行に乗る。
松阪8:00着 7:55発のバスは出た後だった。 バスは1時間後しかない。
タクシーは7000円というので断念。他にいい方法もなく、喫茶店で時間をつぶし、 1時間後のバスに乗ることにした。
バスを降り、前回素通りした
柿野神社から出発。
柿野神社はナンテンの宮とも言われ、伊勢本街道と和歌山海道が合流する所にあり、伊勢参りの客はここを目印にし「もう伊勢に近い」と思ったらしい。
六角の鐘楼が珍しい宝積寺 ここ飯南町は「松阪牛のふる里」だという。
牛の看板が立っていた。おいしい牛肉を食べた~い!
空き地で見つけたマルバツユクサ この辺では所々に見られた。
葉の縁は波打ち全体に毛も多く、花は小さく色がうすい。 右)土の中の閉鎖花。
大石・不動院 自然の形の石を利用した太神宮の灯籠
夫婦滝 ムカデラン群落(国の天然記念物)
池の向こうの崖にあるマンネングサのように見えるものがムカデランらしい。
花期は過ぎていて花は見られなかった。
櫛田川に沿って付いたり離れたりしながら歩く。
ナンテンハギが所々に咲いていた。 ノササゲやヤブツルアズキの花も見られた。
右)
津留の渡し跡(櫛田川)「お伊勢参りしてこわいとこどこか。飼坂・櫃坂・鞍取峠・つるの渡し」と俗謡で唄われた。川中の「はかり岩」は水量の目安で、水没すれば川止めとなったという。上部は欠けているらしいが今も川の中に石が残る。川幅も狭くなっている。
この付近には川待ちの宿場が開け賑わったという。
通りかかった民家の前に出ておられたお年寄りが声をかけて来られた。
前庭に木がたくさん植えてあり畑もある。「広いお家でいいですね~」と言ったら、「よかったらあげますよ」「えっ?」「ほんとによかったらあげますよ。あんたでもあんたでも」まるで野菜でもくれるような言い方。
「もうちょっと近かったらいただくんですけどねえ」とお断りしたが・・もらっといたらよかったかなあ?? 決してボケているような人ではなかった。
伊勢自動車道の下をくぐり「仏足石の碑」へ。
多気郡に入っているらしい。三疋田・四疋田等を過ぎて相可(オウカ)に入る。今日は距離が長い。
四疋田の常夜灯は高さ5.5m この道中では一番大きいらしい。
右)地味な饅頭屋さんがあった。「まつかさ餅」の名前につられて店へ入る。
黒糖味の餡を包んだお餅の表面には米粒が付いていてこれを松かさに見たてているらしい。
休憩して1個ずついただく。
まんじゅう店の横が「相可の道標広場」になっていた。
「
札の辻(踊り場)」といわれ、熊野街道と伊勢街道の交差するところ。
ここが今日の歩きの終点で、次の出発点になる。
16:25相可駅(おうかえき)着。16:18発の電車は出たところ。
次の電車は?・・1時間後までない!
JR相可駅 シンプルな駅舎。単線なのに線路をまたぐ陸橋があると思ったら、それは向こう側の住宅地の方への通路らしい。
高校生が10人ほど電車を待っていた。通学も大変そう。間もなく反対方面の新宮行が来た。
どうする? 少し先にあるバス停へ行ってみたが駅へ便はない。
ここよりは本数の多い参宮線の多気駅まで歩く? それも10キロ弱はあるという。
タクシー会社に電話してみたが、20分ぐらいかかるとのこと。
結局、1時間後の電車に乗り、多気駅で亀山行きに乗り換えて松阪駅へ。
そこから近鉄急行に乗った。行き帰りで無駄な2時間。もったいな~。
今日の教訓「朝の失敗は一日響く」
今日の歩数は31980だった。お疲れさまあ。