みどりの野原

野原の便り

10月16日 神社秋祭り

2010年10月16日 | Weblog
家は新興住宅地なので祭りらしいものもないが、地域氏神様の秋祭りがあるらしい。
夕方娘と見に行った。もう日が暮れて暗い。

神社のある前までは祭りらしい雰囲気はないが、途中で虫籠をもった子供引き返して来るのがいつもと違う。


鳥居まで来ると提灯に灯が点っていて奥の方も明るい。
普段は人気のない神社も今日は人が集まっている。
子供には虫籠と網のプレゼントがあるらしい。 フリーマーケットの店もでていた。

社の前で手を合わせると、中で鈴を手に舞っている巫女さんが鈴をこちらへ向けてお祓いをしてくれる。


横手にある収蔵庫の中にはお神輿が収蔵されていた。重厚な神輿。
聞くと明日の昼に旧町内を練り歩くらしい。今日は宵宮だったのだ。  

残念ながら明日も出かけるのでお神輿巡行は見れない。
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10月15日 伊勢本街道⑪ 相可~川端神社(渡会橋手前)

2010年10月15日 | Weblog
松阪駅からJRで多気駅へ。ここで新宮行きに乗り換え相可駅へ。

少し歩いて、今日のスタート地点「相可(おうか)」の札の辻から。
42号線をくぐり、JR線を横切る。

今でこそ開けた道だが、昔は山道歩きで、宿場町の常夜燈を見ればホッとしたことだろう。
いくつかあった常夜燈も1つ1つ趣が違った。

 
西池上(にしいけべ)の常夜燈   土羽茶屋の「伏し拝み坂」
    
「伏し拝み坂」は伊勢詣の人が山仕事の人に伊勢への道中を尋ねたところ「三里山道五里畷」(畷とは調べたらあぜ道・まっすぐな道とのこと)と聞かされ、ここから神宮を遙拝して踵を返したという。
足跡をたどって山に少し登ってみたが、石碑が立っているだけで、全く見晴らせなかった。(昔は見えた?)とにかく余りの先の長さに逃げ帰ったということらしい。

そんな山道も今は薄暗いだけで少しも険しくはなかった。
 
      西世古の常夜燈         新田(しんで)の常夜燈
   
出発点の相可(おうか)・西池上(にしいけべ)・東池上(ひがしいけべ)・上田辺(かみたぬい)・下田辺(しもたぬい)・新田(しんで)町から最終の度会(わたらい)橋まで、読み方のむつかしい地名が多い。

車道・田畑のそばの道・暗い山道 でも起伏のあまりないコースだったが、その代わり15キロぐらいの距離を歩いた。今日も3万歩近く歩いた。

私にしては結構しっかり歩いたが、なんでもない道にも秋の草や帰化植物が見られ、そんな楽しみもあるので歩ける。
 
車道横の草叢にもススキやハギやツリガネニンジン・ヒヨドリバナ・ワレモコウなど花盛り
   右)これはフジバカマ? サワヒヨドリ? 葉は3つに裂け腺点はないが・・
フジバカマではなさそう。

 
山道の縁に咲いていた初めて見た地味な草花。
         右)多分ヌマダイコン、と思ったものはオカダイコンらしい。

いよいよ伊勢神宮に近づいてきた。渡会橋(わたらいばし)を超えればもう伊勢の外宮に入る。

次回で終了になる所だが、まだ大阪から奈良を歩いていないので、先にそちらを歩くことになるかも。
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10月14日 全国都市緑化ならフェア 馬見丘陵公園 「ダリア」づくし

2010年10月14日 | Weblog
今日は里山クラブの自然観察サークル例会で馬見丘陵公園へ。
公園は広大で各自見たいものも違うことからお昼過ぎまで自由見学となり、その後集合することになる。

私はすでに何回か来ているので、今日は10時受付のイベント「ダリア花じゅうたん」作りと、ダリア館など「ダリア」を今日の目的にしている。
奈良県はダリア球根の生産日本一だという。

先ず「花じゅうたん」の待ち時間に公園館2階で開催中の「もうすぐ森のクリスマス」という草花のアレンジやリースを見に行った。

 
    アレンジとリース     我がサークル員のMさんがリースを7つも出展されていた。
材料集めも大変だろうし、何よりセンスがいる。ドライフラワーの落ちついた色合いの作品に使われた花は畑などで栽培されたものも多いという。すばらしい作品だった。

Mさん始め、前に紹介した花壇を展示された別のMさん(9月18日のブログ参照)やそのグループにも里山メンバーが大勢参加され、会場係他のボランティアにも大勢関わっておられ頼もしい。

さて、10時から始まった「ダリア花じゅうたん」の受付は100人で打ち切られ、3班に分けられた。
自然観察サークル員6人が参加。

説明の後、色別に摘んで箱やカゴに入ったダリアを花じゅうたんを作る場所まで運ぶ。
公園館から伸びる中央の園路がその場所だった。


運ばれたダリアの花 色形大きさ様々。この花は球根を太らせるために早めに摘まれた花だという。
模造紙が園路に敷かれていて、設計図が示された。

 
模造紙の線引きの設計図通りにその色のダリアの花を置いていく。
赤・黄色・紫・ピンク・橙色・白・・大きいの小さいの咲き方もいろいろなダリアで図案を埋めていく。

 
B班完成  右はお隣の  こんなのがいくつか並んだ

でも、こんな紙の上に摘んだ花を置いてもすぐしおれてしまうんじゃないの?と思ったが、夜は濡れ新聞を掛け、その上にシートを掛けておくと、朝にはピンとした花になるそうだ。
作った後、早速水をかけられていた。

今日から4日間展示された後、片づける時には花がもらえ「水に浮かべておくと1週間ぐらいは持ちますよ」と言われた。

弁当を食べた後、外側をぐるりと回り集合場所へ。外周はほとんど人のいない静かな所もある。

集合して記念写真を撮り、解散の後「ダリア館」へ。
奈良県のダリア生産地やダリアの品種や歴史など展示されていた。

アステカ文明の頃、皇帝ダリアは送水管や薬剤として利用されていたという。送水管利用とは驚き!
日本には長崎出島にオランダ船によって1798年にもたらされたそう。

咲き方は昔からあるポンポン咲きの他、カクタス咲き・ディコラティブ咲き・コラレット咲き・・他、バラかキクかと見まがうようなもの大きいのでは直径30センチにもなるものなど・・
園内で種類が多いのは実感していたが、こうやって写真で一覧すると、多様な咲き方に驚く。

染色に陶芸の釉薬に、そしてダリアの球根をワイン漬けやキムチ漬けなどにすると言うのも初めて知った。
「あまりたいしたことない。まあ行ってみたらいいわ」と言われていたダリア館だったけど、面白かった。
・・と言うわけで、ダリアづくしのならフェア見学となった。


  一面のダリア  皇帝ダリアの開花はまだまだ。
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10月11日 二上山近くでサヌカイト探し

2010年10月11日 | Weblog
関屋駅から二上山の近くへ。サヌカイト探し。

サヌカイトは1500万年前の火山活動によって出来た安山岩の1種。二上山は一大産地だったという。古代には石器の材料とされ、矢じりや包丁などに加工された。

もっと岩盤が出ている所を想像していたが着いた所はススキの野原だった。
転がっている石の中にもサヌカイトが見つかるという。


先生の説明の後、それぞれトンカチを持ってそれらしい石を割って見る。
無心になれるのは貝拾いと一緒。

でも、これかな?と思って見せに行っても「これはチャートです」「違いますねえ」 なかなか「そうです」とは言ってもらえない。 1個でもいいから自分でちゃんと見つけた~い。

 
ほとんど終了時間の頃、斜面に出ている石を割ってみたらまぎれもないサヌカイト。うれしい!やっと見つけられた。黒く緻密で貝のような割り口。
土に半分埋まっていたので、掘り出してみると結構立派だった。 拾ったカケラも一緒に新聞紙に包んで持って帰る。参加者全員見つけたようだ。
今度これを使って石器をつくるイベントもあるらしい。

午後は希望者でどんづる峯まで歩いた。石のお土産はずっしりと重たい。


どんづる峯も岩の上をこんなに歩きまわったのは初めて。どこを歩いているのやらさっぱり・・
11月に友達を連れてくることになっているので、ちょうど下見にいいやと思っていたが、無理。もう一度来るか? わかるコースにするか?
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10月10日 二色浜 海の観察会

2010年10月10日 | Weblog
二色浜の観察会に参加。二色浜駅にちょっと早めに着いた。
お世話役人が「わかめです」といきなり自己紹介された。「えっ ワカメ? ワカメさんですか?まあ海にピッタリな名前!」すると横の人がペーターです。トッシャンです。モーリーです。
???何ですかこれは・・・目を白黒させてると、ここではニックネームで呼んでるんです。なあんだそうだったのか。まあいっぺんに聞いても覚えられない。
そのうちに次々と家族が到着。二色浜までまっすぐに歩いて約20分。


「わあ海や~」やっぱり叫んでしまう。奈良県人はみんなが言うそうだ。
海にはヨット・ウィンドサーフィンをする人たち。
海水浴のシーズンではないので広い砂浜にはあまり人はいないが、公園でバーベキューの準備をしている人達がいた。


午前中は砂浜で貝殻やいろんな海の物を拾う。午後からは万華鏡を作るのでその材料も。
「黙々と拾わないで~。声をかけ合ってね~。欠けててもいいんだよ~」と先生。
そばの子のを見せてもらうと巻き貝も拾ってる。私は二枚貝ばかり。巻き貝見つけたいなあ。砂浜に目を凝らす。
シジミらしい小さい殻、小さいの色のついた貝・・欠けているが巻き貝も見つけた。

集合して見せあった後、大きさ比べと色合わせをした。

 
先生がノギスで測ってくれ、次は11色に仕切った紙の上にその色の入った貝を乗せる。「全部出来た人」「はーい」
大きさ比べではちっちゃい女の子と私のが49ミリで一番大きかった。色合わせも全部出来た。


先生の所に見せに行ってご褒美に「タカラガイ」を2個もらった。やった~!


次の達人ビンゴはちょっと難しかった。達人にはまだまだ。
お気に入りの貝に好きな名前をつけて発表したり、貝の名前を教えてもらったり・・


海を見ながらお昼のお弁当の後、海岸を歩いてみた。

 
気になっていたウィンドサーフィンの人の休憩中のボードの近くへ。 休憩が済んで又海へ

休んでいる人に「今日は風があるからちょうどいいでしょう」と尋ねてみたら、風はもう少し強い方が良いとのこと。
海に浮かべて帆を建てるのがむつかしそうだが面白そう。

 
海浜植物も何種かあった。 アカネ科?    ハマヒルガオ

 
午後はテトラポットのあるあたりで生き物観察。
ヤドカリやカニなどがいて、ツメタガイの卵塊なども見せてもらった。
子供はカニの爪や魚など面白いものを見つける名人。

シートに帰っていよいよ万華鏡作り。
出来たのはみんな輪になって順に右へ手渡しで他の人のも見る。

 
オレンジの貝や緑のガラス片も入れて「私のが一番」と思っていたが、他の人のもキレイ。

子供にかえって子供と一緒になって楽しんだ。やっぱり海はいいな~。
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10月8日 鵜殿(高槻市)

2010年10月08日 | Weblog
淀川の治水工事でヨシの生育地から水辺が遠のき、衰退した鵜殿ヨシ原。河川法の改正で水辺環境の重要性が認識されるようになり、鵜殿ヨシ原の保全対策が行われるようになった。

鵜殿ヨシ原の観察会は今年で4年目。去年よりは少し時期が早い。

 
入り口堤防付近からの景色 今年は夏の異常気象でヨシの穂の出方も2週間遅れらしい。  右)例年クズに覆われている手前の斜面。今年は一面アレチウリ。特定外来種。こんな広範囲のアレチウリを見たのは初めて。

ヨシの生育には水が必要で、保全方法の1つ「水をヨシに近づける方法」として導水路を引き揚水ポンプで水を流している。又「ヨシを水に近づける方法」として高水域を切り下げる事業も行われ、成果が出ているという。又毎年冬にヨシ焼きも行われているそうだ。

 
導水路横の道 といっても こんな草の道       ガガイモ実

 
私は好きなゴキヅルだけど、ヨシ原にとっては厄介者のツル草。水辺ではこれが、陸地はカナムグラが覆いかぶさるように繁殖。

 
2009年度切り下げ地。ヨシを水に近づける試み。  ツルマメが繁る おつまみにでも。


やっと見えた淀川本流  ヨシ原は広い

 
きれい~! 日に当たって金色に輝くキンエノコロの野原   右)その中に「二股のものがあるよ」と言われて探すと・・あった。こっちにも。あっちにも。いくつか見つけた。
帰って調べたらこれも帯化現象らしい。帯化する原因はいろいろらしいが・・いいことなのか?悪いことなのか?

 
    カヤネズミの巣(空っぽ) 右)バッタの夫婦 多様な生物が生息する。

ヨシの保全をする中で、貴重な植物が出現したという。


ヨシの量はかなり増加したそうだが、ヨシの質には課題があるらしい。
昔から雅楽のひちりきの蘆舌(ろぜつ)には鵜殿のヨシが使われているという。
ヨシなら何でもいいというわけではない。水につかりっぱなしのヨシは質が柔らかく使えないらしい。しっかりと硬いヨシは水のつかない時期、時には水がつくというような環境が最適何だそうだ。 「ただ水を与えればよい」というものでないのがむつかしい。

ヨシズなどヨシの使い道も減った今、新しい活用も始まっているよう。
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10月7日 馬見丘陵公園 全国都市緑化 ならフェア

2010年10月07日 | Weblog
2回目のならフェア。 
午前中は静かな南の区域で鳥や植物観察

 
公園館では生け花展をやっていた。器と調和した秋らしい生け花 小ビンや空き缶を工夫した花活けも可愛かった。


毒と言われるエゴノキの実は小鳥たちに大人気 下でワイワイ言ってても平気で実をついばむ。
シジュウカラやヤマガラがたくさん来ていた。

 
春に備えもう花芽を準備している。自然ってすごいな。色鮮やかなカキの落葉 お皿にどうかな。


植え込みの下には白いキノコ

エゾビタキがたくさん見られた。

午後はイベント会場へ。

 
          色とりどりの花

花壇には新顔のグラス類が使われている。
葉の紅葉が美しいもの。 穂の色や大きさがインパクトがあるものなどが目立った。
 
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10月6日 槇尾山(和泉市)

2010年10月06日 | Weblog
名前だけは聞いていた槇尾山。初めて行った。

和泉中央駅からバスを途中で小型コミュニティバスに乗り換えて・・ちょっと不便。
途中の川は今ダム建設中だという。今時ダム?

槇尾山バス停で下車。涼しい。

 
                仁王さん


    弘法大師 姿見の井戸

 
800m程の参道は階段や坂道で急。 途中でひと休みしている人がたくさんいた。

やっと到着

    槇尾山施福寺 本堂          岩湧山 金剛山も見えた

ここから下り、公園の横から側川バス停へと下る。
 
        アキチョウジ                アケボノソウ      

林道で草むらに逃げていく細いヘビを見た。写真を取る間もなかったが、首の部分が黄色いのが見えた。しばらくして今度は死んだヘビがいた。さっきのと同じ模様。大きさも同じだった。
「マムシや」と言う人もいたが模様が違うし細い長い。

帰って調べたらヤマカガシの幼蛇ということがわかった。
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10月5日 伊勢本街道⑩ 柿野~相可 計画狂いっぱなしの1日

2010年10月05日 | Weblog
今日も早朝出発。松阪に8:00着の予定で、時間の関係で初めて特急で行くことに。
・・ところが・・しゃべっていて特急に乗る駅を過ぎちゃった~。
慌てて降りて、幸いにもすぐ来た電車でひと駅戻るが・・無情にも特急はタッチの差で出てしまい・・・仕方なくすぐ後に来た急行に乗る。

松阪8:00着 7:55発のバスは出た後だった。 バスは1時間後しかない。
タクシーは7000円というので断念。他にいい方法もなく、喫茶店で時間をつぶし、 1時間後のバスに乗ることにした。

バスを降り、前回素通りした柿野神社から出発。
柿野神社はナンテンの宮とも言われ、伊勢本街道と和歌山海道が合流する所にあり、伊勢参りの客はここを目印にし「もう伊勢に近い」と思ったらしい。

   
   六角の鐘楼が珍しい宝積寺    ここ飯南町は「松阪牛のふる里」だという。
牛の看板が立っていた。おいしい牛肉を食べた~い!

 
空き地で見つけたマルバツユクサ この辺では所々に見られた。
葉の縁は波打ち全体に毛も多く、花は小さく色がうすい。 右)土の中の閉鎖花。

 
         大石・不動院      自然の形の石を利用した太神宮の灯籠
 
 
      夫婦滝         ムカデラン群落(国の天然記念物) 
池の向こうの崖にあるマンネングサのように見えるものがムカデランらしい。
花期は過ぎていて花は見られなかった。

櫛田川に沿って付いたり離れたりしながら歩く。

 
ナンテンハギが所々に咲いていた。 ノササゲやヤブツルアズキの花も見られた。
 右)津留の渡し跡(櫛田川)「お伊勢参りしてこわいとこどこか。飼坂・櫃坂・鞍取峠・つるの渡し」と俗謡で唄われた。川中の「はかり岩」は水量の目安で、水没すれば川止めとなったという。上部は欠けているらしいが今も川の中に石が残る。川幅も狭くなっている。
この付近には川待ちの宿場が開け賑わったという。

通りかかった民家の前に出ておられたお年寄りが声をかけて来られた。
前庭に木がたくさん植えてあり畑もある。「広いお家でいいですね~」と言ったら、「よかったらあげますよ」「えっ?」「ほんとによかったらあげますよ。あんたでもあんたでも」まるで野菜でもくれるような言い方。
「もうちょっと近かったらいただくんですけどねえ」とお断りしたが・・もらっといたらよかったかなあ?? 決してボケているような人ではなかった。

伊勢自動車道の下をくぐり「仏足石の碑」へ。
多気郡に入っているらしい。三疋田・四疋田等を過ぎて相可(オウカ)に入る。今日は距離が長い。

 
四疋田の常夜灯は高さ5.5m この道中では一番大きいらしい。
 右)地味な饅頭屋さんがあった。「まつかさ餅」の名前につられて店へ入る。
黒糖味の餡を包んだお餅の表面には米粒が付いていてこれを松かさに見たてているらしい。
休憩して1個ずついただく。

まんじゅう店の横が「相可の道標広場」になっていた。
札の辻(踊り場)」といわれ、熊野街道と伊勢街道の交差するところ。
ここが今日の歩きの終点で、次の出発点になる。

16:25相可駅(おうかえき)着。16:18発の電車は出たところ。
次の電車は?・・1時間後までない!


JR相可駅 シンプルな駅舎。単線なのに線路をまたぐ陸橋があると思ったら、それは向こう側の住宅地の方への通路らしい。

高校生が10人ほど電車を待っていた。通学も大変そう。間もなく反対方面の新宮行が来た。

どうする? 少し先にあるバス停へ行ってみたが駅へ便はない。
ここよりは本数の多い参宮線の多気駅まで歩く? それも10キロ弱はあるという。
タクシー会社に電話してみたが、20分ぐらいかかるとのこと。 

結局、1時間後の電車に乗り、多気駅で亀山行きに乗り換えて松阪駅へ。
そこから近鉄急行に乗った。行き帰りで無駄な2時間。もったいな~。

今日の教訓「朝の失敗は一日響く」  
今日の歩数は31980だった。お疲れさまあ。
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10月4日 北野天満宮 瑞饋(ずいき)祭り

2010年10月04日 | Weblog
妹に誘われて北野天満宮の「瑞饋(ずいき)祭り」を見に京都へ行ってきた。
直接お旅所へ行く。

北の天満宮の「ずいき祭り」は室町時代にはすでにあったという伝統あるお祭りで、明治時代に取りいれられた神幸祭とともに、神様が氏子の区域を巡行されるお祭りらしい。

10月1日~5日にわたって行われる。
1日には北の天満宮を出発されてお旅所にお着きになり、お旅所に留まられた後、4日には氏子区域を練り歩いた後、天満宮にお帰りになる。
その間にいろいろ祭礼が行われる。

「ずいき神輿」は野菜乾物唐で飾った神輿のことで、屋根は里芋の茎「ずいき」で葺いてあるという。

 
ずいき神輿を見に来たのに、お旅所の神輿にはビニールがかけられて飾りがみえない。              右)子供ずいき神輿

 
ビニールの中の飾りは子供向けの可愛いもの。これも野菜や乾物で作ってある。

傘をさして出発を待つ。早く雨が止んでくれないかなあという願いもむなしく、神輿にビニールをかけたままずいき神輿、子供のずいき神輿が続いて出発した。

続いて「第一鳳輦・第二鳳輦」「導鉾・梅鉾・松鉾」「導山」又宮廷馬車や御羽車(牛車)他いろいろが出発する。
ずいき神輿のコースと、輦、鉾など還幸祭の行列とは練り歩くコースが違い、それぞれのコースを回り天満宮まで帰り、最終日に祭礼がおこなわれるらしい。

    
出発を見送った後、行列を追いかけた。

その後、今日の目的のずいき神輿を追いかける。
雨もやんでビニールも取りはらわれて、カラフルな神輿が見れた。
時々神輿をゆするとシャンシャンと鈴のような軽快な音が響いた。

 
   
神輿の四方には、柳に飛びつく蛙・ゲゲゲの妖怪・ムカデ退治・ヤタガラスなどの題材の模様細工
これも野菜や穀物・乾物で出来ている。

コースは広い通りだけでなく細い通りもまわり複雑。
だいたいの巡行予定時間が知らされていて、家の外で行列を待ち、前を通る時手を合わせるお年寄りも見かけた。神様が氏子の区域を見て回られるということらしい。

 
   駐輦場で一休みの一行          八乙女さんたち
この後北の天満宮まで帰られるが、私たちも帰ることにした。
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