みどりの野原

野原の便り

8月23日 昆虫セミナー

2008年08月24日 | Weblog
私にとって昆虫ってなんだろう?
形・色・模様いろいろ。普通の人よりは気持ち悪いとかは思わない。
不思議な生き物。おもしろい生き物。
でも自分の利益に反する時は潰したりもする。

何のために昆虫を調べるのか?ということろから講師のお話が始ま
った。

昆虫の元は単純な体節の繰り返しのものだったらしい。
そこからいくつかの節が頭になり足になり胸になり腹になり・・と
機能が分化して今の昆虫の形(6本足・4枚の翅・頭・胴・腹)にな
ったらしい。

6万種の動物の内、昆虫は半数を占めるという。

こんなに多様な形態を持つようになったのはいつか?
カンブリア爆発の頃(古生代のはじめ?)に温かい浅い海が広がっ
た頃に、食べられるものと食べるものが出来、それから地理的な隔
離などもあって進化が始まったらしい。
その後、石炭紀に陸上に植物が繁栄するようになり、高い木低い木
などの生息空間が多様化して、それに対応して昆虫も種類が急激に
増えた。
今は33門に分けられたものが生き残っているという。

昆虫の多様化多種化には水・植物などが深く関わったことがわかっ
た。

生き延びるために、子孫を残すために進化し、今あるような形にな
っているというのはほんとに不思議。

体の形はなんのため?羽はなんで4枚いるの?あの模様は何のため?
絵描き虫が迷路状の食べ進むのは何のため? 虫が抗道の途中にい
るのはなんで? 

当たり前と思わないで「なぜ?」が大事だと若い講師の先生がおっし
ゃった。

午後からは公園内を調査方の一つルートトランセクト法で調査。
珍しく今日は朝から雨で、今は雨は止んだが曇っている。
曇った日にはチョウも飛ばないというのでどうなるか?

受講者も1本づつ網を持って調査開始。

 

アブラゼミ・クマゼミの声が聞こえる中、雨上がりでカタツムリが何
匹がいた。ルート全体では昆虫ではアブラゼミがよく見られた。
クマゼミ主体かと思っていたので意外だった。
アオバハゴロモ・アオスジアゲハ・モンキアゲハ・ウラギンシジミ・
ナガサキアゲハ・シオカラトンボ(未成熟)・オニヤンマ(打水産卵
を繰り返していた)・オオシオカラトンボ・コミスジ・コメツキムシ
・キマワリなどなど・・確認できた。

 
      コメツキムシ           死んだふり 
裏向けると頭を折り曲げて跳ねて表に返る。
何度もやってたら死んだふりを決め込んだ。     


     ナガサキアゲハ 
飛んでいるのはコース中何回か見たが、早い!なかなかつかまらな
かった。
受講生の一人のお手柄だ。近くで見ると赤い模様もはっきり見える。
先生が「ほんとは僕が捕まえたかった」


時間がなくなって帰り道のセミの抜けがら調査はできなかったが、
クマゼミの抜けガラは見かけなかった。
ツクツクボウシの抜けがらをもらって帰った。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 8月21日 気分は「愛ちゃん」 | トップ | 8月25日 金剛山 涼しかった。 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
兄貴さんへ (みどりの野原)
2008-08-26 21:13:49
肩に紅紋があったのでメスかな?

ホソオチョウはガガイモだったかに卵をいっぱい生みつけているのをみたことがあります。
イシガケチョウも北上中らしいですね。
沖縄では見ましたが、今は金剛山でも見られるそうです。
返信する
ナガサキアゲハ (兄貴)
2008-08-26 20:44:14
ナガサキアゲハ、羽を広げたところを見たいです。
♂か♀か?どちらでした?

昔は絶対に見ることができなかった蝶ですよね、今は飛鳥の甘樫の丘で普通に飛んでますね。
温暖化と植生の変化の影響か?ホソオチョウにしてもしかりですね。
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事