W先生の肝いりで観察会の特別例会として、日本新薬植物資料館へ
初めて京都地下鉄の椥辻(なぎつじ)駅で降りる。
資料館では、到着の遅れた私たちを係りの方が門の前で待っていてくださった。
午前中は館長さんのお話を聞く。
先ず、回虫を知ってますか?と言われる。
全員が知っていたはずだ。
この会社は、日本で初めて回虫駆除剤を開発した会社だそうだ。
回虫は人間の体内に寄生し、栄養を横取りして成長する。
かって国民の6割が感染していたといわれ、社会問題となっていた。
当時駆除薬とされた「マクリ」(海草の汁)は臭くてまずく、効果も薄かったらしい。
それも資源が枯渇してきて、駆除剤の開発が急務だったが、駆除に効果があるとされるサントニン
を含むシナヨモギから作る駆除薬は、当時ソ連が製造販売を独占していて、多くの企業が、日本
での生産をしようと世界中の植物を調査していた。
昭和の初め、日本新薬はヨーロッパ原産のミブヨモギ(後に命名)に有効成分があることを発見。
昭和15年初めて国産「サントニン薬」を発売した。
その後も他の品種も導入、交配や品種改良をして、日本の回虫撲滅に大きく貢献した。
その後使命も終わり、今は病院関係の薬品等を製造しておられる。とのこと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/75/0941bc34953010bb51e8c607fc76c128.jpg)
ミブヨモギ サントニン
昼食後、館内の資料を見せてもらった後、温室と薬草園を案内してくださった。
温室ではカポックなど熱帯性の植物を見た。
「奇想天外」という、花博だったかでみた2枚の葉だけを持つ珍しい植物が雄花と雌花(ツボミ)
も見れた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/88/2e6c128c21152afafc34a017f52a6827.jpg)
奇想天外の雌花 奇想天外の雄花
見本園で見たもので印象に残ったもの
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/77/4bec29d437e3a12cde7cf5a887a7d093.jpg)
日本名はなし(ススキノキ科)
ススキから穂が出たような姿。アメリカの植物園から種をもらい、今年で22年目。
高さは3.35メートルもあるらしい。
細かい花がビッシリ付いていて、蜜を出すらしく、虫が来ていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/c0/444fc410c434a29fbaaa09a29363f247.jpg)
ツノゴマの花(ピンボケ) ツノゴマの実
大阪市立大学の植物園でも見たが、若いうちは食べられるらしい。
が、実が熟すとオクラのような実の先端が大きく二つに分かれて、まるでデビルのような姿になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/6f/23521c0058ca013067135ecbecc65426.jpg)
テッポウウリの花 テッポウウリの実
これは横に「実にさわらないように」と注意の立て札が立っていて、余計に興味を引く。
さわったらどうなるの?
実が熟す頃、テレビが取材に来るらしい。
アケボノスギ(メタセコイア)は珍しくはないが、京大から分けてもらった20本の内の1本だと知ると、値打ちが違う。
又秋に見学を計画してくださるらしい。ぜひ来たいと思う。
W先生のお蔭ですごく丁寧に見せてもらった。
初めて京都地下鉄の椥辻(なぎつじ)駅で降りる。
資料館では、到着の遅れた私たちを係りの方が門の前で待っていてくださった。
午前中は館長さんのお話を聞く。
先ず、回虫を知ってますか?と言われる。
全員が知っていたはずだ。
この会社は、日本で初めて回虫駆除剤を開発した会社だそうだ。
回虫は人間の体内に寄生し、栄養を横取りして成長する。
かって国民の6割が感染していたといわれ、社会問題となっていた。
当時駆除薬とされた「マクリ」(海草の汁)は臭くてまずく、効果も薄かったらしい。
それも資源が枯渇してきて、駆除剤の開発が急務だったが、駆除に効果があるとされるサントニン
を含むシナヨモギから作る駆除薬は、当時ソ連が製造販売を独占していて、多くの企業が、日本
での生産をしようと世界中の植物を調査していた。
昭和の初め、日本新薬はヨーロッパ原産のミブヨモギ(後に命名)に有効成分があることを発見。
昭和15年初めて国産「サントニン薬」を発売した。
その後も他の品種も導入、交配や品種改良をして、日本の回虫撲滅に大きく貢献した。
その後使命も終わり、今は病院関係の薬品等を製造しておられる。とのこと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/4b/ef133666d8a00075a20fe7aca211128c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/75/0941bc34953010bb51e8c607fc76c128.jpg)
ミブヨモギ サントニン
昼食後、館内の資料を見せてもらった後、温室と薬草園を案内してくださった。
温室ではカポックなど熱帯性の植物を見た。
「奇想天外」という、花博だったかでみた2枚の葉だけを持つ珍しい植物が雄花と雌花(ツボミ)
も見れた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/d7/7afb913548339f154cee0c59a0ed9b22.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/88/2e6c128c21152afafc34a017f52a6827.jpg)
奇想天外の雌花 奇想天外の雄花
見本園で見たもので印象に残ったもの
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/77/4bec29d437e3a12cde7cf5a887a7d093.jpg)
日本名はなし(ススキノキ科)
ススキから穂が出たような姿。アメリカの植物園から種をもらい、今年で22年目。
高さは3.35メートルもあるらしい。
細かい花がビッシリ付いていて、蜜を出すらしく、虫が来ていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/7f/0b3e5c468fd345a32507655fff63cab0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/c0/444fc410c434a29fbaaa09a29363f247.jpg)
ツノゴマの花(ピンボケ) ツノゴマの実
大阪市立大学の植物園でも見たが、若いうちは食べられるらしい。
が、実が熟すとオクラのような実の先端が大きく二つに分かれて、まるでデビルのような姿になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/c3/4f0dcd3d72cd74792ac74a26dae6877a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/6f/23521c0058ca013067135ecbecc65426.jpg)
テッポウウリの花 テッポウウリの実
これは横に「実にさわらないように」と注意の立て札が立っていて、余計に興味を引く。
さわったらどうなるの?
実が熟す頃、テレビが取材に来るらしい。
アケボノスギ(メタセコイア)は珍しくはないが、京大から分けてもらった20本の内の1本だと知ると、値打ちが違う。
又秋に見学を計画してくださるらしい。ぜひ来たいと思う。
W先生のお蔭ですごく丁寧に見せてもらった。
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