みどりの野原

野原の便り

9月8日 広陵町・香芝市あたり 道標・地蔵など。

2023年09月08日 | Weblog

お天気があやしかったが、息子が車で広陵町あたりへ行くというのでついて行く。
行ったことのないところばかりだった。

① 馬橋(広陵町笠) 下を流れるのは高田川だそう。


この近くに以前、倒れた道標があったがなくなっていたとかで、草むらの中を点検している。やっぱりなかったようだ。

その間、私は近くでうろうろ。


イタドリ(雌花)が花盛り、クマバチやチャバネアオカメムシなどがいた。

②八嶋神社(広陵町安部)


八嶋神社 拝殿 


拝殿前のムクロジ古木


本殿前にもムクロジの大木 樹名板が木に食べられていた。


境内に建つ碑 何と読むか? 穿つ?・・
「鑿井(さくせい)記念碑」とわかった。 
井戸を掘った記念碑 水不足だったのかな。
どこに井戸を掘ったのかな。

境内のお堂を覗くと・・


左から、弘法大師の掛け軸 地蔵菩薩 不動明王 行者大菩薩(役行者)
なかよく並んで祀られていた。

③穂雷神社(ほのいかづちじんじゃ)(広陵町安部)


穂雷神社 階段を登り、二の鳥居から拝殿へ。


穂雷神社 拝殿 


細かい細工が施された 蟇股?と木鼻 
きれいな形に成形されたネットが掛けられていた。
鳥除けなのだろう。

④地蔵堂。


穂雷神社のすぐそばの山際にある。
息子によると、この地蔵の台石は道標になっていて、地蔵堂は元々ここにはなく、移されて来たものではないかという。
元あった場所に心当たりがあるという。


地蔵の台石部分に「右 大阪 左 たゑま(当麻)」が読める。

この辺りは尾根になっており、山を少し行くと住宅地が広がっていて、尾根の西側、東側も見晴らしよく、東には耳成山が見えた。

移動中、吉野川分水円筒分水工(香芝市別所)のそばを通る。
吉野川分水を分ける施設だ。

そばに伊勢街道と、なら道の分岐があり、歩いたことがある。

この分岐「六道峰」にはかつて地蔵堂があり、その地蔵も道標だったという。
それが、ある時、お堂ごと撤去されていたらしい。

その頃、周辺?の地蔵がいくつも撤去され、その場所には「地蔵があったことを示す石標」が建ててあるという。

どこへ行ったのか、探しまわって「ある場所」に移されたのを確認したという。

その場所は・・

⑤十二社神社(香芝市別所)


十二社神社 鳥居の奥は暗い。 右に見えるお堂がそれ。


十二社神社 拝殿の絵馬


地蔵堂
中には赤い涎掛けのお地蔵さまが並び祀られている。
ちょっと変わっているのは、元の場所が書いてあること。


一番左読めず・元阿弥陀寺横地蔵尊・元葛下川横地蔵尊・元公民館横地蔵尊・元蓮池横地蔵尊


下の段の右端にある大きい地蔵が・・元六道峰地蔵尊(字が見えにくい・・)
写真では見えないが、「右 はせ道 左 なら道」の道標になっている。 

雨がひどくなってきた。
帰り道の途中で・・


「地蔵尊跡」の石碑が見えた。
ここにあった地蔵もさっきのお堂に移されたのだろう。

この場所は、道路沿いではあるが、少し凹んだ場所で石垣があり、きれいに整備されている。邪魔になったわけではなさそう。
六道峰も場所はそのままで何かが建つわけでもない。

何か考えがあってのことだろうが・・
なぜ、わざわざ撤去しなければならなかったのだろうか?
どうして元の場所ではいけなかったのか?

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