みどりの野原

野原の便り

12月19日 石川の石 パンジー

2021年12月19日 | Weblog

寒風吹きすさぶ河原・・と寒さ対策ばっちりで行ったので、たいして寒くは感じなかった。
石川は大和川水系の1級河川


冬の石川の河原 殺風景な景色だ。


このあたりの水深は浅いが、案外流れは速い。小石の島ができている。


あるのは石ころのみ。上流の山地などから運ばれてきた。

参加者がそれぞれ石拾い。
シートの上に、先に講師の方が乗せてくれているものと似たものを置く。
・・って言っても、素人目にわかる色や形や表面の様子など適当に・・。

30分程石拾いをした後、講師が整理してくださった。


火成岩 マグマが冷えて固まってできた岩石 
・花崗岩が一番多い。地下の深いところでゆっくりと冷えて固まったもの。
 上流の金剛山や葛城山を構成している岩
・流紋岩 マグマが地表付近で急に冷えて固まったもの。
・安山岩 ケイ酸分を多く含むマグマが、地表付近で急に冷えて固まったものなど。
     サヌカイトも安山岩の1種らしい。


堆積岩  左上は人工物
堆積岩は、礫や砂や火山砕屑物などが堆積してできたもの。
・チャート ケイ酸質の放散虫などの遺骸が海底に運ばれて堆積。1億年以上経っているらしい。
 緻密で硬い。昔は火打石などにしたとか。色は様々。
・砂岩・礫岩は粒の大きさで分ける。2ミリ以上は礫岩 和泉層群を構成する。
・凝灰岩 火山から噴出した火山灰などが、地上や水中に堆積してできた岩石。

花崗岩かな? 砂岩かな?・・その程度しかわからないが、面白かった。
岩石のようで、岩石ではない摩耗したコンクリート片やレンガなどの人工物も紛らわしい。


いつの間にか魚を捕られていて、ヌマエビやカワムツの稚魚を見せていただいた。


川の中の石の裏にヒルを見つけた方もいた。

植物講師からは、オッタチカタバミやコセンダングサの説明や道中のウバメガシの説明、駅そばのパンジーのお話もあった。


小学生が植えたパンジー 花が終わって果実やはじけた姿。
花を次々咲かせるためには、花が済めば花柄は摘み取ってしまうので、パンジーの果実を見ることはないので、興味深かった。
花が終わって果実になると上を向く。
弾けた種にはアリへのお土産がついていて、アリに運んでもらう作戦だ。


果実が弾けたもの。種子がしっかり付いていた。


帰ってから種子のエライオソームを見てみた。


今日のお土産は・・チャート 茶色いのと黒いのと2個持ち帰り。


部屋の引き出しには石のコレクション?が・・開けるのも重い。
お土産に拾ってきてしまったもの。また増えた。
断捨離が必要なのに、どうするの?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする