バス仕立てで津市へ。
海岸2か所で普段なじみのないシギなどを観察する。
バスの中で、説明があった。
今頃が北から南へと渡る旅の途中の鳥の観察には一番よいシーズンだという。
旅鳥の中には北から南へ無着陸で1万キロ以上の長距離を1週間ぐらいも飛び続ける鳥もいるらしい。
鳥を見分け方も教えてもらった。
サークル員の撮影された26種類もの水鳥のアルバムも見せてもらった。素晴らしい。
11:10の干潮時間に合わせて計画してくださっているので、よく潮が引いて広い砂浜が広がっていた。
右)ここでは、堤防の上からの観察。
双眼鏡で見ると砂浜の端にカワウのほかたくさんの水鳥が見える。
(小型のコンデジで望遠で撮影 実際にはもっともっと遠い)
なかなか見づらいが、ウミネコやソリハシシギ キアシシギなどをスコープで見せてもらった。
キョウジョシギの翅の模様もよくわかった。
堤防から浜を見る。
ハマゴウ 花もあり、果実もあった。 ところどころにタカサゴユリ
家の近くではあまりないオオマツヨイグサもある。 茎が帯化したオオマツヨイグサ
ラーメンをブチまけたようなネナシカズラの仲間。
午後、もう1か所へ移動
ここは堤防から砂浜へ降りた。 ハマナデシコが咲き残っていた。
ここも鳥はずいぶん向こうの砂浜にいて、たくさんいるのはわかるが、よく見えない。
スコープのお世話になる。(5台)
「〇〇の冬羽」などの声が聞こえる。冬羽って?今はまだ夏じゃん?
もう今は冬羽になっているものが多いらしい。5月頃には夏羽が見られるとのこと。へえ~。
せめて、1つ2つはしっかりと自分の眼で見たいなあと思う。
ダイサギやコサギは大きいし白くて目立つ。両種が近くにいて大きさの違いもわかりやすい。
コサギもダイサギも足元の魚を追っかけまわして次々と小魚をゲット。餌を捕る様子を見れた。
右)ダイサギが魚を捕まえたところを撮れた。ラッキー。
コサギは見かけることが多く、くちばしが黒いのと、足先が黄色いので見分けやすいが、ダイサギとチュウサギは眼の近くの線が見分けになると言っても遠ければわかりにくく、大きさも1羽だけの時はわかりにくい。
コサギとの見分けのポイントのくちばしの色も、季節によって違えばなおさら見分けにくい。
来る途中の車窓から田んぼの中にもくちばしの黄色いサギがたくさんいて、ダイサギか?チュウサギか?と言っていたのだが・・・
ダイサギやコサギは留鳥で年中見られるのに対し、チュウサギは渡り鳥でダイサギよりも見る機会が少ないそうだ。
チュウサギは田んぼや湿地にいて、砂浜には来ないとのこと。なるほど・・納得。
しばらく観察を続けていると、近くの波打ち際に水鳥が近づいてきた。お~。見やすい。
トウネンの群れだ。10数羽いた? 小さくて当年生まれのようなのが、名前の由来だとか。
右)鱗模様の羽 砂の中にいるゴカイや昆虫を食べるらしい。
名前も初めて聞いたトウネン。さっきからもたびたび見たのだが、こんなに近くで見れてうれしい。
キアシシギ
これもたびたび見せてもらったが、帰り際に波消しブロックの上に1羽いて、足が黄色いのもよくわかった。
水鳥たちが懸命に生きている姿を見ることができた。またいろいろ教えてもらえてよかった。