急に思いつきで済浄坊渓谷に行くことになった。
昔は何度か滝道を登り切り、屏風岩の方へ行ったりしたものだ。
最後に来てから5年ぶりになる。どうなっているのか・・
兜岳 鎧岳 お天気が怪しくなって、小雨が降ったり止んだり。
下界はあんなにカンカン照りだったのに。
済浄坊渓谷の入り口まで車で行こうと思っていたが、手前で通行禁止になっていた。
行けるところまで行ってみることにした。 右)大きく崩れたところ。
山際の端を歩いて奥へ。
済浄坊渓谷入口 渓谷への遊歩道
日照り続きで渓谷の水は少なく、緑色の藻が川底に靡いて、渓谷の風情もない。
右)渓谷沿いの道を登っていく。涼しい。
渓谷沿いにしばらく歩くと、その先に流木や倒木の山が見え、ロープが貼られて通行止め。
ロープから少し入ったところにイワタバコがたくさん咲いていた。
イワタバコ 満開 ここまででも来れてよかった。 イワタバコを見れてよかった。
ここで引き返すつもりだったが、流木の山の向こうに滝が見えた。すぐ奥だ。
せっかくだからあそこまで行こうということになったが・・
滝の近くへいくには谷を渡って・・・川向う、右岸の山の中を少し歩き・・・
右)その先で、谷の半分まで架かった木の橋を渡り、岩を超えて谷の左岸に出る・・
怖い・・怖い・・怖がり全開・・「ここで待っとく」と言いたかったが、なんとかクリア。
「済浄坊の滝」の前に出た。
済浄坊の滝 水量は少ないがきれいだ。これが1つ目の滝で、この上にいくつかの滝がある。
右)滝の左横。高くまで岩が露出して切り立った崖。
あんなに怖かったことは一時忘れて・・やったー!と記念写真。
ここから登る見覚えのある道が見えたが、谷の上流はどうなっていることやら・・
ここで引き返す。 右)戻りの木の橋、ぐらぐら揺れて来る時よりも怖かった。
・・と言うわけで何とか済浄坊の滝を見れたのだった。ふ~・・
時々傘をさしたが雨もたいしたこともなく、滝道は涼しかった。
今日、見れてうれしかった植物
ウラジロマタタビ 果実 マタタビも果実がたくさんついていた。
左)上)ウラジロマタタビ果実 樽型 ガクは目立たない。下)マタタビ果実 先が尖る。ガクが目立つ。 右)上)マタタビの葉 下)ウラジロマタタビの葉
マタタビの葉(若い葉)は粗い毛がありザラザラだ。
ウラジロマタタビはサルナシに似るが、葉裏が紛白色(下の写真)
ウラジロマタタビの果実を切ってみた。切り口はキウイそっくり。果実表面にキウイのような毛はない。 右)マタタビの果実 これも切り口は似ている。どちらも同じマタタビ科
ウラジロマタタビの果実を齧ってみた。未熟なので当然酸味がある。熟すと食べられる。
マタタビは? ピリッと舌を刺す刺激があった。 生食には向かないようだ。
道から離れた窪地に・・ナンバンハコベが繁っていた。 久しぶりに見た。
右)まだつぼみもあり、咲いているのもあった。花は変わった形。見れてうれしかった。
ギザギザの葉 ツルアジサイはこんな葉もある。
右)カラスザンショウに付いていたのは 何アゲハかな? 調べ中