みどりの野原

野原の便り

2月17日 大阪府庁・正庁の間 府公館 前期難波宮遺跡 見学

2017年02月17日 | Weblog
大阪府庁などを見学
 
大阪府庁本館は1926年(大正15年)の竣工         玄関 

 
玄関ホールと階段のある中央ホールの間のガラスに映った大阪城。
やっと中へ。       右)中央ホールは3階まで吹き抜けになって、広い階段がある。
イタリア産の薄いピンクベージュ色の大理石が用いられ、暖かい感じがする。

5階、正庁の間へ。
正庁とは「正面の大広間」という意味だと説明あり。
『かつては年末年始の行事や人事発令などの式典に使用していた。近年は庁舎が手狭になったため執務室として使用していた』時期もあったとのこと。 
執務室にするにはシャンデリアでは光量が不足のため、天井の低い位置に蛍光灯を取り付けたという。
ずらりと蛍光灯が並んだ正庁の(味気ない)写真を・・見せてもらったんだか。隣の資料室で見たんだか・・。
その後、復元改修が行われ、一般公開をはじめたとのこと。

 
正庁は5階・6階の2層分のスペースを使った大広間で7.3mの高さ。天井のステンドグラスは国内最大級だとか。

 
装飾レリーフが随所にほどこされている。     窓のステンドグラスもきれい。


地味だけど「寄木の床」がいい感じ。広間全体が一様ではなく変化をつけてある。

「窓から大阪城が見えます」といわれた。

 
「近くから見ると小さく、窓から離れると大きく見えますよ」 ホントだ。

隣の資料室も見学して階段を降りる。


南玄関の内側の壁の大理石の中にアンモナイトのような化石が見えた。

通りに出た。


       大阪府庁内郵便局

 
大阪府公館 大正12年に知事の住まいとして建設された建物  
                 右)普段は会議や式典等に使用 ここは小サロン
大サロン・大阪の物産が並ぶ、広報担当副知事「もずやん」の部屋なども見学した。

大阪歴史博物館へ。

大阪歴史博物館 中でNHK(右の建物)と繋がっている。
近くで飛鳥時代(前期難波の宮 孝徳天皇の難波長柄豊崎宮と推定される)と奈良時代(後期難波の宮 聖武天皇の宮)の2つの時期の宮殿跡が見つかっている。
 
博物館内ホールには「前期難波の宮」の建物跡を示す円印(柱跡) 
 右)床下の柱穴をガラス越しに見る。柱穴は「焼け土」などで埋められ、建物が焼けたことがわかる。
前期難波の宮はすべて掘っ立て柱の建物で、倉庫群が並んでいたらしい。
ビルの外にも倉庫群の柱跡や塀の跡が示されていた。さぞかし壮観だっただろう。 

 
地下に残る倉庫群の遺構 灯りの円柱は柱跡を示している。反対側には塀の遺構もあった。 

これらの遺跡は地下に作った「コンクリートの箱」の中に保存されているそうだ。
コメント
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