みどりの野原

野原の便り

8月25日 食用昆虫

2012年08月25日 | Weblog
食用昆虫のお話。今までにも聞いたことがあるお話もあったが、おもしろく聞いた。

今ではあまり食べられなくなったが、日本にも虫を食べる習慣のある地方もある。

東北地方ではカイコの蛹やイナゴ・ゲンゴロウ・クロスズメバチ・ザザムシ(カワゲラ、トビケラ等の水生昆虫の幼虫)・孫太郎虫など食用55種・薬用昆虫123種の記載があるという。

子供の頃、イナゴやハチの子はこの辺りでも食されていたと思う。
フライパンで炒っておしょうゆをジュッとかけた時の香ばしい匂いをなんとなく覚えている。

タイなどの市場ではごく普通に昆虫が山盛りで売られているのを私も見たことがある。
他にも昆虫食のさかんな地域もある。

タガメ・アリ・カイコの蛹・セミ・コオロギ・タマムシ・カブトムシ・タケノメイガの幼虫・コガネムシ・アリ・・想像を超えるものが売られているとか。それらを紹介された。

昆虫によって販売される時期が違う。種類により年中あるもの・雨季又は乾季に販売されるものがある。

なぜ虫を食べるのか?
いったいどこからどうやって捕ってくるのか?(大量に)
今は養殖されているものもあるらしいが、それにしても昆虫の生態や習慣をよく知っていることが必要。
生で・蒸して・炒って・揚げて・カレーにしたり、カメムシなどは調味料にしたり・・。調理加工の知識。

貧しいからだけでもなく「食材の豊富さは食文化の豊かさを示している」とおっしゃった。 納得できる。

日本ではそういう変わったものを食べるのを「いかもの食い」・「げてもの食い」などというが、外国の人から見れば「日本人ってこんなゲテモノを食べている」と思うものもあるのでは。
クジラにしてもそうだし、タコも外国では食べないと聞く。ナマコ・ホヤなど誰が食べ始めたんだろうと思うものも。
やっぱり食文化が違うんだね。

調理したものであれば興味本位でちょっとかじってみたい気はする私ではある。
コメント
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