みどりの野原

野原の便り

6月12日 藤田邸跡庭園 & 大阪市公館

2011年06月12日 | Weblog
藤田邸跡庭園

前に来た時は大阪城公園から歩いたのでどこを通ってきたのかわからなかったが、東西線の大阪城北詰駅のすぐ横だった。

この辺りは明治に活躍した実業家藤田伝三郎男爵の邸宅跡らしい。
空襲で本邸は焼失したが、今の「太閤園」「藤田美術館」「大阪市公館」を含む広大な敷地だったらしい。
静かで手入れの行き届いた「庭園」は無料で解放されている。

 
               開門は10時から

庭園なのでクスノキ・モッコク・モチノキ・クロガネモチ・エノキ・クヌギ・カエデの仲間・カヤ・センダン。タニウツギ・ウツギ・コクチナシなどが植栽され、特に変わった木はない。
庭園内は散策を楽しむ人がいるが静かで、近くであれば心休めに来たい所だ。

 
            センダンがまだ満開だった


泡から取り出したアワフキムシの幼虫 蝉に近い仲間だとか。


     クスノキの切り株 この木はどんな運命をたどったのか? 
伐られた枝を修復しかかったところを伐られ? 老木になって伐られた幹の空洞に落ちた種が成長した頃にそれも伐られ?・・・それにもめげずに今また胴の部分から何か所か小さい芽が伸びていた。なんという生命力!
その成長は多分望めないのだろうが、あきらめずに頑張る姿に胸を打たれた。

観察会終了後、メンバーの1人に誘われて大阪市公館へ。
藤田邸跡庭園の隣にあった。

菖蒲の見頃に合わせて10・11・12の3日間一般公開しているという。今日は最終日。

入ったところでお誘いに乗ってお茶室でお茶をいだたく。

 
広い前庭の奥に大阪市公館が建つ。
そこを抜けると日本庭園になって池の錦鯉は橋のそばに集まり麩をもらっている。

 
                菖蒲園は今見頃だ。

クロチク・キンメイチクの林があり、水車もある落ち着いた庭園。

後で建物内の展示を見た。

 
大阪城の関連展示では大阪城の模型・シャチホコの原寸大模型・写真や年表などの展示があった。
シャチホコにも阿形・吽形があるのを初めて知った。

隣の部屋はソファの並ぶ応接室のような部屋。

パンフレットによると
大阪市公館は、昭和34年、第5回日米市長及び商工会議所会頭会議の開催を機に迎賓館として建設されたもので、APEC大阪会議の際の2国間首脳会談 叉国内外の賓客をお迎えして会議・懇談会・表彰式などの場に利用されているという。
ここで行われた上記2国間会議に訪れた村山富一首相や外国要人のサインの入ったプレートなどの展示もあった。
私達が今日見た・歩いたお庭をその方々も歩かれたことだろう。   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする