みどりの野原

野原の便り

10月18日 曽爾高原

2007年10月18日 | Weblog
里山クラブから曽爾高原へ。申し込んでなかったので、ダメもとで集合場所へ行き、
幸いにも参加させてもらえた。

園芸サークルはナンバンギセルの種取り。野外サークルは高原ハイキングが目的。

車で乗り合わせて曽爾ファームガーデンに着いたら、もうお昼前になっていた。
ススキの高原でお弁当を食べた後。サークルごとに別行動となる。

絶好のススキ日和。


       ニホンボソ山の境目がくっきりと

         
お亀池のそばから峠を目指して登りはじめる    アキノキリンソウ

途中で遠足の小学生が降りてきた一人ひとりが「こんにちはー」「こんにちはー」
と元気に挨拶をしてくれる。
礼儀正しい小学生に、こちらもふうふう言いながらも返事は返さないと。
「こんにちはー ハアハア」

      
        登るにつれ下のお亀池がくっきりと見えてくる。
        池とはいうものの水は見えない。

階段のそばにはオトコヨモギやアザミが目立つ。
ヨシノアザミのようだが、この辺には独特のものもあるので、それかどうかは
はっきりしない。
ヒキオコシはたくさんあったが、花はほとんど終わり ツリガネニンジンも少し
花が残るのみ

ヒキオコシはエンメイソウともいう。気付け薬になるほど苦い。
何人かに葉をかじってみてもらった。

15分ぐらいで稜線の亀山峠に到着
お亀池や駐車場あたりが眼下に見え、その向こうには重なり合った山々が連なり、
山間に集落も見える。

一休みしてさらに登る。


        みごとなアザミの群生があった。

     
      亀山頂上(849m)       空の色を映したようなリンドウ

そんなに高くなくても、頂上というのは気持ちのいいものだ。
○○は高いところへ登るっていうけど、高いところを目指すのは、人間の本能?な
のかもしれないと思う。

稜線を進み、急な岩場を下ってお亀池の近くへ下り、池を半周めぐって駐車場へ。

お亀池は奈良県で唯一の湿原だと聞いたことがある。
でも最近、だんだん乾燥化が進んでいるようだ。
池の縁からススキが進入していて、いずれ乗っ取られそう。

こういう時ってススキを抜き取るのがいいのか?
そのままに任せておくのが自然なのか?

あとで園芸クラブの人に聞くと、私たちが通った池の周遊道の反対側に春、ナン
バンギセルを撒いたそうだ。今日はその種を採取するのが目的だったらしい。

曽爾のナンバンギセルは飛鳥生まれということになるのかな?

Tさんは他の場所でも見たというので、自生もあるのかもしれない。

まだ残っていたと言うナンバンギセルの花も、池の方ばかり気にしていて、気が付
かないまま通り過ぎてしまったらしい。


     銀色のススキの道 ススキは今見ごろだ。

駐車場で園芸サークルの人たちと落合い、解散となる。

ちょっと駆け足の曽爾だったが、高原の風はさわやかだった。

コメント
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