柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

異質

2014-03-30 09:52:49 | Weblog
酉の市を叩くに、昔聞いた「なんとか還元水」と同等の迷言だとコラムが叩いてます。ありましたねぇ、と思い出しました。その後首つり自殺した人でした、農水大臣でした、安倍さんの時でしたね、その後絆創膏大臣が出てきて、ガラガラと内閣が瓦解したことでした。覚えてるもんです。
 ロシア対西側諸国という、冷戦構造そのままのクリミア事変ですが、民主主義とは何ぞやという所に行きつくようです。つまり、どちらも民主主義を標榜しているからです。もっとも、いかなロシアや中国といえども自国の体制は全体主義だと言う筈もないですが(彼の北の将軍様の国でも一応選挙はありますから、100%の選挙率、100%の得票率の)。関連した新聞記事は多くを教えてくれます。プーチンさんは99年、ソ連が潰れる頃です、にこう言ったそうです、ロシアも民主主義を追求する、がそれは欧米民主主義の猿まねではない、あくまでロシア土着の歴史、文化、民族性に適合した独自の民主主義であると。ということは、民主主義にも色々あると言うわけです、日本に根付いているのはまさに欧米型、私たちはこれが世界の普遍型、スタンダードだと教えられてきて、これっぽっちも疑ってません。自由、平等、公平、友愛。あれです。でも、ロシアの民主主義は違うものだと。もっとも、民主主義にも色々あるというより、全く別物に民主主義と名札を掛けているだけという見方もあるでしょう。よく中国や北朝鮮を評するに同じ価値観を有しない国と言いますが、文化文明の違う国、根本的な社会規範の共通しない国はあるわけです、日本に住んでいれば普段に経験しないからピンときませんけれど、外人と接触しないですから日常生活上。今のクリミアや中東のスンニ派とシーア派の争いとかを実感できません。そういう前提で、今回のプーチンさんの強気です。アメリカがうんと弱くなってるとの背景は大きな要因でしょうが、先の演説で、ロシアを抑制する悪政は18、19、20世紀に限らず現在も続いている、NATOや対露ミサイル防衛システムは未だに続いていると言い、対欧米意識は強勢です。G8から外されても、あんなものは会員券が要るようなものではないしなんて大臣が言い放ってました。中国や他の新興国と結べば(G20)大事ないとの強気です。もっとも、先にも書きましたが西側諸国(G7)がロシアを加えて、東西融合、世界平和をアピールしたものです、もちろんロシアをこっちに引き込んだという自己満足や功名心もあったでしょう(狂言回しはディープスロート・クリントンでした)、ロシアが大人しく尻尾を振ってるわけもないことなのでした。でもやはりこの時期というのは、長くプーチン時代であったこと考えると、アメリカの弱体化、オバマの弱腰が第一因でしょうかね。パワーバランス、パワーゲーム。これを強調したのはキッシンジャーさんでしたか。新帝国主義と呼んでいるのは佐藤優さんです。力の強い者の言い分が通る。これ以上ない単純則。だから日本も丸腰ではならぬのです。そう繋がるでしょう?
 ハイファイセットの男メンバーの小さい方、紅一点山本潤子の旦那さんの死亡記事です。早逝です。赤い鳥が分かれて紙風船とハイファイセットになりました。紙風船の二人も夫婦です。翼をください、冬が来る前にが有名です。どちらかと言えば赤い鳥時代は紙風船の二人がメインでしたね。でも歌のうまいのは山本潤子の方でした、それはハイファイセットに分かれてからのヒット曲で明らかでした。ユーミンの歌が当たりました。卒業写真。そして冷たい雨。以前にここで書いたことがありますが、大学入学当時、昭和52年です、パブなんかに行くと必ずこの曲が流れてました、冷たい雨です。あのイントロが印象的で、曲もユーミンらしい都会っぽいテイストで好きでした。ユーミンの曲と知ってましたので、急に聴きたくなってCDを求めたのでしたが、あれ?違う。あのイントロじゃないんです。雨だれをイメージするようなあの音が聴こえるのですが小さいんです、いや、こんな筈はない。でもなぜ?バージョンが違う?こんな時はネットの検索の威力です、バージョン違いがあるのかどうか調べましたがどうもピンとこないことで。もやもやして、そのうち忘れていたのでしたが、ある日往診に行く途中のカーラジオで流れたのでした。おお!これじゃ!ユーミンのバージョン違いではなくて、ハイファイセットのそれでした。当時もそう聴いていた筈なのに忘れてしまっているわけでした。で改めて求めて聴くと、沁みました。昔のあの空気、景色、場面、思いが湧きあがってきました。写真や曲や匂い。眠っている記憶を揺り起こすことです。当人に対する記憶はないことでしたが、合掌。
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