柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

犯人

2019-03-13 08:26:59 | Weblog
しつこいですが透析拒否死亡事件、毎日新聞が一番熱心に(きつく)非難しているのですが、今朝も一面トップです。医者が悪い、のですね連中にとれば。本人の事情のうち、死亡前に透析再開を口にしていたということを採り上げる、この病院の方針がそもそも透析中止を勧めていたような書き方します。過去何人も同様なケースがあった!と。どうして本人を翻意させるように説得しなかったんだ?です。いやいや、それはどうですかねぇ。その逆なら大叩きでしょうにね。たとえば本人が積極的に望まぬけれど必要な手術を医者が勧めて悪い結果になったような場合、どれだけ叩かれます?中国新聞はさらに強く社説で非難します、医師の提案 理解できぬ と見出しです。そうですかねぇ。治療を始める際に治療しないことの提案することがけしからんと言うてます。これも逆だったら、叩くんですよ同じように。治療して悪い結果が出たときに、その人が「どうしてそんなに勧めたんだ?治療しない選択肢もあっただろうに!」と言うた日にはこっちに加勢しましょう?先に毎日のコラム氏が書いていた、迷う権利ってやるですね。中国新聞はこの社説を「数々の疑問に対して、病院は責任説明を果たさなければならない」と空っぽの正論で〆て鼻息荒いですが、その通りです、病院は少しも悪いことしてないんですから堂々と対してもらいたいことです。死者を無敵無謬の被害者に仕立てて犯人(この場合は担当医、その上司。それで足らねば院長、病院、さらには透析学会と上に行けば行くほど曖昧になって煙と消えるのが常ですが)を叩く。連中得意のPC棒のブン回しです。負けるな!
コメント
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