柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

夜朝

2015-01-05 08:19:46 | Weblog
冬至が一番夜の長い日なのでしょうが、その後直線的に毎日夜明けが早くなってくるんじゃなくて曲線的に、勾配の小さい放物線のようなイメージで長い夜が続きます。当地ではこの頃が一番朝が遅いです、6時半にやっと白んできます山の端。特に今朝は満月かと思しき大きな橙色の月が西の空に低くかかってました。辺りはまだ夜の闇です。月の沈むと日の昇るが入れ替わるタイミングでした。オツでござんした。寒さもさほどでもなく、夜の終わりを飾るべく満天の星を見せる晴天です。仕事始めには縁起がええことでした。
 楽しみであれ悲しみであれ時間の流れには抗えません。あれだけ楽しみにして、準備にあれだけ時間をかけ気も遣いしてきたことも始まれば後は終わるだけです。突然の悲しみが降りかかる、それでも時間が薄め流してくれることは誰もが経験して知っていることです。時間の流れの容赦なさであり、ヒトは忘れるから生きていけるのだという切り口が示されます。どう諦めるか。諦観です。背負った子に教えられ、と言いますが、帰郷していた末娘が言いました、27歳の職業婦人です、楽しかろうが楽しくなかろうが毎日過ごして行くしかないんだから、他人がどうあろうと私は楽しく思ってやると。ううむ。こんなこと言う大人になったかという感心と、その通りじゃのうという感心でした。ぼんやりしてられませんぞ御同輩!
コメント (2)
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