柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

受賞

2014-10-08 08:18:59 | Weblog
ノーベル賞、日本人隔年受賞のパターンは保たれました、物理学賞三人です。前にも烏賊の緑色発光物質等で三人受けておられましたが、来る時には大勢です。青色LED。これが世界の画期だったとは私のようなぼんやりにはわからないのでした。青色だけができなかった、だから研究意欲が掻き立てられた、できないだろうと言われていたのをこの三人が成し遂げたというのが今回のサクセスストーリーのようです、粗筋です。赤崎、天野さんが基礎を見つけて、中村さんが展開した(商品化した)。外野が語るは粗筋に過ぎますからこれ以上は言及せぬが得策ですが、この商品化の持つ価値です。普遍化したことの価値です。つまりすでに日常生活にすっかりなじんでいる、大発明だと思わせない自然さの偉大さですか。光の三原色。こう言われてもピンとこないのが私の才能のなさで。こっちには女房は優れていて、昔からよくからかわれるのですが、紫は何色と何色で作る?がわからないのです。黄緑は?黄色を緑だろう?くらいで。茶色は?ぜんぜんわからない。光の三原色と絵具のそれとは違うんですよね(それも知らない、というか何度か聞いたことでしょうが覚えない)、光は全部混ぜると白色になる、絵具は黒になる、それだけは知ってますが。だから青ができたということは白のディスプレイができるようになったというわけです、携帯もTVも世の中のデジタル掲示板の全てで。こりゃ凄い発明、なんて世のため人のための発明だこと。普通の物理学賞なんてのはカミオカンデで象徴されるようなわけわからないもの、日常生活に何の関係もないもの(直接的に)が定番ですから、逆にこんなものにもノーベル賞なんだと感心したり。だからLEDの白色灯ができたわけですね。そういうことですから。でも、中村さんは特許問題、会社への貢献問題で訴訟起こして勝ったというイメージが強いですね。あれから報道が絶えましたから、今アメリカの大学教授でいるなんて初めて知りました。あの発明に会社が払った(この人会社員だったのでした)報奨金が2万円だったそうです。とんでもないと訴訟起こしたら裁判でその価値は600億円だと出て、200億円よこせとまた訴訟起こして、会社が上訴したら8億で手を打って、の顛末です。会見で大演説でしたよね、これはよく覚えてます。会社の投資、設備でもって成し遂げられた成果ですから、個人にだけに帰することじゃないですわね。そこを600億円ときたもんだから・・でした。よく覚えてます、欲な奴だと思ってたことも。それがノーベル賞です。こんなことですね。
コメント
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