柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

宗教

2013-05-26 07:08:00 | Weblog
橋下さん周りの圧力に負けて(しょげて、じゃないでしょうけど)発言撤回してます、トーンダウンです。ま、あれだけ反発食らって押し通すも難しいことでしょうし、党首として得策じゃないですが、そんなら初めから言うなよ、の話ではあります。週刊新潮に変見自在という高山正之の連載コラムがあるのですが(これは表向きの報道や常識をひっくり返してくれる面白い読み物で、このコラムがもう何冊か単行本になってます)、今週号でバッサリ斬ってました。キリスト教信者達には風俗(これは日本特有の言い方、文化で、そのまま外国には持っていけないらしいです。向こうでは売春だけ、日本にはあれこれありますよね)とは嫌悪すべきモノというか、許されてないことなのだそうです道徳的に。向こうは売春だけ、強姦だけだそうです。すごいや。アメリカの進駐軍がやって来た時、無体な強姦事件が日本中で多発したという記録、そのために米軍相手の売春宿を政策として作ったという事実(パンパンの、オンリーのの謂いです)。橋下さん、頭の中でこういう歴史も混ぜられての発言だったのでしょう。そこは思い遣ることです。が、思わぬところからも横槍は入るもので、こういう抗議も他に載ってました、銃弾飛び交う所で命を的に闘っている兵士に休息がいるという発言を受けて、そんな銃弾雨あられの場所に慰安所などない、あったのは最前線から何段も引いた作戦本部の辺りだと。そういうことを橋下さん言いたかったんじゃないだろうにと苦笑いしました、事実誤認という名の非難です。高山さんは書きます、戦場で強姦させないために日本軍は強い規制を敷いていた、その一策だったのだと。アメリカ軍、ベトナム戦争での韓国軍、敗戦時の満州朝鮮からの日本人引揚者を狙った朝鮮人、満州でのソ連軍、ドイツでのソ連軍。「風俗」という観念のない国は直に強姦です。そう考えると、沖縄(だけじゃないです、日本にいる)の米軍が直にやってしまうのは理解できます(お利口に理解しても何にもなりませんが)、それがキリスト教の教えだと言うのですから。へぇ。こういうことを誰も言いませんからね。まこと、へぇ~です。連中が sex slave と非難するは自分達の無体を隠す為、自分達への言及を避けるためととられても仕方ないですね。それを橋下さんは言いたかったのであり、他の太陽の党の爺さん達もそうなのです。どの国もやってたことだから日本だけが批判されることはない、という子供の喧嘩レベルにわざと貶められてますが、いいえ、戦時の特殊さを差し引いても、文化、善悪の価値観の違いに根ざしたこの溝はおおきいです。朝鮮から強制連行してきたか否か。要はここですが、既にここには日本は答えを出してます。slave とはそういうことですが、slave文化の本家本元(アメリカ)が自らの汚点を糊塗する、我々はとうの昔に克服したことなのに・・という蔑みを合わせてすり替えてるということですね。いつまでへいこらしなければならぬのでしょうね、そういう思いにはなります。日本人はそんなに未開で野蛮で品性を欠く民族ですか?そういう話です。あの時代はそういう意味で世界中と堂々と渡り合っていたのです。そこに思いを致さねばならぬとおもいます。
コメント
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