柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

バカの壁

2006-04-04 08:38:42 | Weblog
私は阪神ファンなのですが、今年の巨人はいいかもしれませんね。四番がいいです。お荷物を全放出して、豊田はさておき小坂を獲ったのは正解でしたね。というか、原さん、本当に仁志が嫌いなんですなぁ。阪神ですか?井川~~!。
 昨日の国会中継、またまた一番面白いところに出くわしました、小泉首相が菅さんを、民主党を皮肉る場面です。菅さんが首相に、五年間何をやったというのか?と質したところ、あなた方こそ何人もトップが入れ替わって何をしているんだとやり返された場面でした。質問に沿った答えではなかったのですが、笑いました。なんたる余裕。永田議員や前原さんの国政調査権がらみの追求に(これも、今となっては質の悪い三流コントですが)柳に風と受け流していた態度とかわりません。強いんですねぇ。だから敵が勝手に転けるんでしょう。民主党然り、郵便局然り、日本医師会然り。そしてよく言われることですが、この人には金や利権の臭いがしませんね。亀井某やら麻生某やらの如き悪顔じゃないからでしょうか。これもきっとこの人の人気を支えているポイントと思います。強いですねぇ、成功者として見習うところは多いと思っています。
 昨日の日経新聞に弁護士の堀田力氏が、文部科学省のいわゆる「ゆとり教育」から従来の教科書重視の教育への方針変更に対して異を唱えています。教科書重視(知識重視)の教育に対するものは「総合的な学習」というそうですが、この手の人々は不思議とどなたも同じ口調で批判します。曰く「興味のないことを意味も分からず覚え込ませる教科書偏重、知識偏重の教育は、人間性を破壊し、多様化した社会が求める人材を育てられません」総合的な学習は「生きる力、学ぶ力を回復させるのに最も効果的な教育です」そうですか?私達は、人間性が破壊されているのですか?大仰ですよねぇ。知識があればこそ、いろんな智恵が体系化されて整理されて、人格を形成していくのでしょう?道徳も人の道も知識です。教えねば身につくものですか!ゆとり、ゆとりと念仏唱えて、子供たちの自主性なんて言い訳ばかりしながら子供たちをほったらかして、自分たち(教育者さん達)は週休二日制を敷くわ、代休はしっかり取るわ、子どもを盾にとってめいめいの利ばかり要求してきた、安易に怠惰に流れていくばかりだった事実をどう評価しているのか。そして締めはいつもこうです「学歴は関係ない。社会の価値観を変えないと教育は変わりません」最後はいつも人の所為です。私は悪くない、悪いのはあなただ、政治だ、社会だ、世の中だという論理です。なーにを言うとるか!自分たちで勝手に緩めておいて、尚社会の所為にしている。こんなことを大人に言われたら、ああ、勉強せんでも遊んでいてもいいんだ、と考えますよね、普通の子なら。そうじゃないでしょう?なんて勝手な,無茶苦茶な理屈なんでしょう。子どもは教えないと、しつけないとどうなるか、ここ何年かの実験結果が全てを証明していましょうに。ううむ、ここにもバカの壁が高くそびえていますぞ。
コメント
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