memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

ポリスチレン製魚箱は投棄の問題で数量減少している   英国

2013-10-12 00:01:14 | 水産・海洋
発泡ポリスチレン(EPS) の箱は鮮魚輸送にもっぱら使われてきたが、近年次第に数が減っているという(9月3日FUD)

このことには様々な要素が関連している。冷凍物を運ぶ車両が断熱箱を必要としない仕様に改善されていること、高額なポリスチレン箱の代替が可能になったことがあげられる。またSea Fish産業当局は「多くの水産物加工業者や卸売市場は使用後のポリスチレン箱の廃棄に問題がある」といっていると。生産者責任として包装資材廃棄についての規則を守る責任がある。この背景には代替資材の採用が進んでいることもある。
グリムスビーのPPS East社は,再利用可能なプラスチック魚箱を扱っているが、彼らの製品のお使用が大幅に増加している、とくにフィレー製品で多いという。15kg入りのフィレー用では毎年10万箱は増加。2013年末にはこのサイズの箱がレンタル方式で50万箱になる見込みという。

この毎年の増加とは別に6kgクレート、10kgフィレー・トレー、25kgサーモン箱、バルク扱い用の桶やプラスチックパレットなどをPPS East近々発表するとのことで、ますますポリスチレン離れが進みそうである。
PPS EAST広報担当は「再利用可能魚箱は使用ごとの支払いで、魚を扱う業者にあってはポリスチレンやスタイロフォームよりおコストを下げられる。さらに廃棄する必要がないという利点がある。回収された箱は衛生的に洗浄され、再利用される

衝突の責任で船長と士官を拘束   ベトナム

2013-10-12 00:00:45 | 海事
シンガポールの貨物船Sima Sapphireの船長と士官2人が9月16日に発生したベトナム漁船との衝突事故の責任ありとして拘束された。この事故では3人が死亡、ほかに5人がゆくえ不明となっている。(9月30日SGGP)

ブンタウ港湾局は本船おブラックボックス(航跡記録)からデータを再現しシンガポール船を有罪としたもの。2人の士官は怠慢で、漁船が接近してきたときに警告を発しなかった。2等航海士はその際に当直であり、基本的な責任は彼にある。シンガポールの船主は書類手続きを済ませ、補償金を積まなければ本船の出発は認められない。

朝の浜辺の市場   Thien Cam、ベトナム

2013-10-12 00:00:23 | 亜細亜海道
Ha Tinh から南へ20km、Thien Camは楽器のダンカムに似た形の穢れのない浜である。ここの朝は毎日がのどかである(9月22日VNB)

朝のThien Camはにぎやかな魚市場となる。全てが前夜に獲れたもので、浜辺の市場で売りさばかれる。エビ、カニ、巻貝、魚など様々だが、市場は朝4時から5時と7時から8ときまでのわずかな時間しか開かれない。