memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

福島の魚は大丈夫  試験操業を再開

2013-10-07 08:59:58 | 水産・海洋
福島県沿岸沖合いの試験操業が本日再開された。「魚の放射能レベルは問題がなく、安全である」と福島県漁業協同組合連合会が発表。(9月25日Japan Daily Press )

今月東京電力 (TEPCO)は福島第一原発からの汚染水漏れが発表していた。100種類の魚や水産物のテスト結果では95件については放射性物質は認められなかった。残る5件については政府規定の100ベクレルの10分の一のレベルであった。同連合会は水曜日の午前2時から試験操業を行ったと発表。そのなかで相馬双葉漁協が県北部の海域を担当した。この試験操業による漁獲物は木曜日に売りに出さ、一部は県外出荷されるという。

とはいえ、消費者らはテスト結果を信じこれらの魚を買ってよいものかどうかの迷いがある。TEPCOがプラントの管理が出来るのかという報道もある。しかし、同連合会の野崎哲会長は漁獲物の販売が消費者の信頼を得るための第一歩であるという。試験操業が行われたのは一部の水域に限られているが、漁獲物は安全性の確認がなされたのちに販売される。

イカのスリミの揚げ物    ベトナム

2013-10-07 08:58:59 | 
北部に位置するQuang Ninh省は風光明媚なことで知られる。最近そこを訪れた自分は旨いものを見つけた。地元で愛されるcha muc(イカスリミの揚げ物)は忘れてならないものだ(9月5日INFOVN)

地元に人々は柔らかく美味であるという。これを上手に作るには頭や皮を剥く前の新鮮なイカを手にいれることだ。その次は入念に行う作業が必要だ。皮剥きしたイカを粘りが出るまで石臼ですりつぶす。そこで胡椒、魚醤、液体状のラードを混ぜて、丸い形のスリミを作り揚げ油に投入する。出来上がりは早いのでときおりひっくり返す必要がある。上手に仕上がったものは黄色く、良い匂いがする。

辛味のあるソースをつければどんな晩餐にも向いている。地元の人はこの揚げ物ともにもち米のご飯か米粉のパンケーキを勧める。自分はこれだけでも十分に旨いと感じた。この出来あっがった品は地元のスーパーマーケットで売っているので、土産にもなる。

漁船拿捕 高性能の日本船に不満か

2013-10-07 08:58:11 | 海事
気仙沼市船籍の遠洋マグロはえ縄漁船・第7勝栄丸(410トン)など漁船3隻が7~8月にかけ、環境保護規定に違反したとして、ブラジル当局に拿捕(だほ)された問題で、第7勝栄丸を所有する同市の水産会社「勝倉漁業」の勝倉宏明社長が25日、現地入りし、情報収集にあたっている(9月26日 読売新聞)

水産庁によると、ブラジルの漁獲ルールに違反したことが原因だが、性能が良く漁獲量の多い日本船に対する不満が、今回の拿捕につながったという情報もある。

3隻はブラジルの200カイリ水域内で操業後、同国行政当局に漁船や漁具、漁獲物を差し押さえられた。約20人の乗組員は無事で、同国司法当局から出港許可が間もなく下りるとの情報もあるが、同社の従業員の1人は「こんなことは初めて。何事もなく操業再開できればいいが……」と不安げだ。
 拘束は1か月以上続いており、3隻が所属する「日本かつお・まぐろ漁業協同組合」(日かつ漁協)は「長期間操業できなければ、経営はダメージを受ける。差し押さえられたマグロは売り物にならない」と嘆く。
 水産庁によると、拿捕の理由は、海鳥を混獲しないようブラジルが定める国内法に違反したためだという。海鳥の混獲防止を巡っては〈1〉漁具におもりをつける〈2〉鳥よけのポールを装備する〈3〉夜間に漁具を海に入れる――の三つの方法から二つを選んで実施するというのが国際ルールだ。

加盟国はそれに従って国内法を整備するが、ブラジル政府は漁業者に対し、〈1〉と〈2〉を必須とする国内法を整備していた。一方、3隻は〈1〉の方法だと漁がやりにくく、おもりで船員がけがをする恐れがあるため、〈2〉と〈3〉の方法を取っていたという。
 領海侵犯や禁漁区での漁が原因で拿捕されることはあるが、今回のようなケースは極めて珍しい。日かつ漁協が、現地法人のアトランティック・ツナ社と漁船賃貸契約を結び、マグロ船をブラジルに派遣し始めたのは11年から。同年に11隻、12年にも3隻が〈2〉と〈3〉の方法で同国の200カイリ水域内で操業していたが、拿捕されることはなかった。

水産庁の担当者は「日本船は性能が良く、現地の船より、多くのマグロを漁獲していた。それに現地の漁船員たちが不満を募らせ、日本船の不備を当局に通告したという情報もある」と明かす。
 一方、遠洋マグロはえ縄漁船を保有する気仙沼市の別の水産会社の社長は「最近は資源管理や環境保全のための規制が厳しい。漁業者も漁場や国ごとに定められたルールに対応することが求められている」と語る。