代表的水産加工会社が”Friend of the Sea”の承認を獲得 トルコ

缶詰や水産物加工を行うトルコのダーダネル社Dardanel Önentas Gida Sanayiがマグロ製品と貝類製品について”Friend of the Sea”の承認を得た（10月10日FUD)

第3者によるトレーサビリテイ審査を通じて、ダーダネル社はその保管や生産ラインがFriend of Seaのエコ・ラベルを表示するに足りる管理を行っていることを証明した。ダーダネル社のマグロ缶詰は Freien of the Seaの承認を得た船舶からの原料によるもので資源の乱獲を行わない、オブザーバーを乗船させるなど漁業の維持ポリシーにのっとったコンプライアンスを証明している漁船である。

またBaby clamsアサリはトルコ水域のみで獲れるもので厳しい予防的措置の管理の下に地元漁船が獲ったもの。「Friend of Sea の船団からのもののみを原料とすることはダーダネル社の重要な約束である」とダーダネルグループ社長のNiyazi Onenはいう。「新たな船団にあってもFriend of Seaの承認を受けた漁業存続のためのコンプライアンスの証明や第3者による審査を受けたものであることを望む。トルコや欧州の消費者はさらに持続性についての要求を強めている」と。

西アフリカで密漁された魚が韓国に向けられている

シエラレオネ沖の漁船がアジアの需要に向けて違法漁獲した4000箱以上の魚を積んでいる疑いがある（10月8日Guradian)

シエラレオネの治安部隊は2012年違法操業の嫌疑で船の検問を実施した（写真）
大量の魚が西アフリカで漁獲され違法船舶に積まれて韓国に向けられている証拠が新たに見つかった。衛星画像の解析から4,000トン級の漁船が違法漁獲の魚をシエラレオネから韓国の釜山港に運んでいることが判明。釜山はアジアでも有数の魚食都市である。環境法律財団EJFはこの事実を暴露、この行為は世界でも最大級の違法漁獲物の取引であると。

それによれば韓国船籍の漁船がシエラレオネのSherbro 島で確認された。ここの住民らは食用及び収入源として漁業に頼っている。この船のニュースは違法漁獲の4000箱以上の魚を運搬したとされる。西アフリカでは魚資源尾枯渇が著しく、漁業集落は貧困に追いやられているのが実態である。昨年のGuardian紙のレポートでは西アフリカの一部の沿岸漁民お漁獲は75%減少したという。この地区はEU漁船による乱獲の影響が著しい。

しかし今度は韓国船についても注意が必要である。韓国船はこの地区での密漁を行うことで悪名高い。現在3隻の韓国漁船がリベリアに拿捕されている。西アフリカは世界でも有数の密漁が行われておい、その金額は年間235億に相当するという。「違法な魚が依然市場を得ている」とEJFの専務理事のSteve Trentはいう。「このため地元集落は彼らが日常の蛋白源あるいは収入源が脅威にさらされているという。「現在われわれは韓国に対し違法操業に対する取り組みを行い、そうした漁業に関る漁船への制裁を呼びかけている。もし彼がこれに取り組まなければ、EUは韓国籍漁船との取引規制を検討としている、と。

西アフリカ諸国の協力を得て違法操業を点検 ガーナ

ガーナは西アフリカ諸国の協力を得て大西洋での違法操業の点検に当たる（10月22日SIF)

これはEUによる原料及び加工済みのマグロのこの地区からのEUメンバー諸国への輸出を禁じている。EUによればガーナはその水域におけるマグロの違法操業に対する十分なチェックを行っていないという。この決定によりガーナは数百億ユーロの輸出収入を逃し、労働者の就業機会も損なわれている。この問題ではじめての話し合いを持つためにベニンに向かう途中、漁業大臣Nayon Bilijoは、EUの禁止措置を解除するためのこの地区の諸国による協力いついて楽観しているとCITI　NEWSに語った。「これは地区の問題である。地区で解決する必要がありこのため自分は他国との対話に行くことを決めた。ガーナはこの問題でのイニシアチブを取り、関係する、リベリア、アイボリーコースト、シエラレオネ、ベニン、ガボンなどと取り組む」と。